一見無表情。
でも本当は、緊張と不安で張り詰めた状態なんだろうな、と推察できました。
なぜ分かるか?
まるで6年前の自分を見ているようだったから。
長男が少しでも声を上げるたびに、ドアの前で冷や汗かきながら必死に対応していたワタシも、きっとこんな表情だったはず。
彼女の荷物の量は、不安の大きさをそのまま表しています。あの大容量のマザーバッグの中には、きっとドラえもんのポケットのように、どんなハプニングにも対応できるようにあらゆるグッズが入っていることでしょう。
オムツは最低でも3枚、うんちしちゃうかもしれないからもう1枚。
着替えは吐き戻しや漏れに備えて2セットはあった方が安心かな。
そして、泣いてしまった時のためのおやつや飲み物、おもちゃ…etc
もしかしたら混雑で乗れなかったり泣き止まず途中下車することも考えて、予定より1〜2本早い電車にも乗っているかもしれません。
昨今のSNSでは、電車やレストランなど公共の場で子どもを泣かせることや、(パフォーマンスとしてでも)泣き止ませる努力をしないことへのバッシングをよく目にします。
このお母さんも、もしかしたらそんな心ないコメントを見て震えながら、とてつもない覚悟と出来うる限りの準備をもってこのお出かけをしているのかもしれません。
ただでさえ、我が子を無事に育て上げることに必死で気の休まる暇も無い毎日。そんな中、移動時間すらも周りの目を気にしてずっと緊張の糸を張り詰めていなければならないなんて…
たった一駅ですが、この母子の姿を見て胸が苦しくなりました。
子育て中のお母さん、お父さんたちにこんな思いをさせる社会ってどうなんだろう。
それを変えるために、今ワタシたちにできることってなんなんだろう。
この時ワタシは三男を抱っこしていて手伝うことはできなかったし、一駅だったので特に声をかけることもできませんでした。
でもこれからは、同じ子育て中の身だからこそ、また同じように子連れでいるからこそのメリットを活かして小さいことでもできることをやっていこう、と思いました。
まずは…口角を上げることからね!(←初対面で「怒ってますか?」と聞かれる人相の悪さ…どんだけ)
みんなの「WEラブ赤ちゃんプロジェクト」