コミックエッセイ:コソダテフルな毎日
言葉に遅れがあった次男の1歳半健診。他と比べてもキリがない!?【コソダテフルな毎日 第108話】
辛くない子育てってむしろどういうのだろう。
子どもと一緒に泣きたいぐらい必死な日だってあるし、子どもに叱りすぎて自己嫌悪で落ち込む夜だってあるし、でもその反面かわいくて仕方がない朝もあれば、愛しくてたまらない瞬間もあるんですよね。
みんなそんな中でなんとかかんとかやりこなしてるお母さんがほとんどだと思うのですが、その微妙なニュアンスが伝わりにくい育児の問診票って答え方が難しいなとつくづく思います。
保健師さん:「誰かに相談したりとか…されてますか? ご実家は近いですか?」
私:「実家は遠いのでめったに帰らないですけど…だ、大丈夫です。ちゃんとうまいこと発散していますので」
保健師さん:「そうですか。お友達とか、いますか?」
私:「いますよ~」
保健師さん:「そうですか。牛乳の飲む量が多いということなので、もし、アレでしたら栄養相談のほうにも寄られてみてはいかがでしょうか?」
あーーそうなんです。
次男牛乳が大好きすぎて、1日500ミリぐらい牛乳飲んでたんですよ。
食べないかわりに牛乳をガブガブ飲むので私も飲ませすぎないように悪戦苦闘していました。
てことで、栄養相談の窓口へーーー。
栄養相談の窓口ってテーブルの上に「1歳半の一度の食事量の目安」って感じでサンプルが置いてあるんですよね。
次男、これに食いついちゃってサンプルの乗った食器を「でぃ!!」っと投げて、カランコローーン!! カランコローーン! と床に転がりまくるーーー…。
転がったサンプルを私が拾い遠くに飛んでいったものは長男が拾い。
拾っては投げ拾っては投げ…そしてそれを拾っては戻し拾っては戻し、ヒィィ…!! ちょっ…!
話どころじゃないんですけど~~~!!!
せっせせっせとあたしゃ田植えでもしてるんか!
ぜーはーぜーはー。全然落ち着きのない次男…。
カランコローーン。
栄養士さん:「牛乳500ccですか?」
私:「水で薄めてその量です」
栄養士さん:「すごいですねーー。それで、小食ですよね?」
私:「ですねー。ほとんど水みたいな味のはずなんですけどねー。どうゆう味覚してるんでしょうね…。欲しがるのって我慢させたほうがいいですか?」
栄養士さん:「いやぁ、水分だから我慢させるってのもねぇーー。ご飯前には我慢させるとか…?」
そりゃ保健師さんも牛乳をガブガブ飲む小食の子をどうしたらいいかとか、そんな解決策千差万別すぎてなんとも言えないですよね。
私:「はいー」
栄養士さん:「小食って、どんな感じですか?」
私:「えぇぇーーっと、野菜が嫌いで、きのこ以外はろくに食べませんけどー…でも、まぁ、生きてるしなんだかんだで食べてるんでしょうね」
栄養士さん:「まぁ、そうでしょうね(笑)おやつは?」
私:「おやつは、この子はほとんどあげないようにはしています。ご飯を食べないので」
栄養士さん:「そうですか。じゃぁ…まぁ…