それを聞いていた私は「なんだって!?」と思ってしまいました。
子どもは理由があって泣く場合もあれば、理由もなく泣いてしまうときもあり、それを養育者が100パーセント泣きやますことができるかといえば、そうではないからです。
そのおじさんたちの子どもがたまたますぐに泣きやむタイプだったのかもしれませんが、だからといって見ず知らずの他人に突然しつけのダメ出しをされたら、さすがにおばあさんはショックだと思います。自分なら、あんなふうに責めたてられたとしたら、たぶん泣いていたでしょう。
つい口をはさみたくなりましたが、夫の制止するような視線を感じたので、やめておきました。
そのとき、私は何もできませんでした。
…でも、正直、そのことがずっと悔やまれてなりませんでした。それから、もしまた同じシチュエーションになったら子どもが泣いている方へいって「子どもって泣きますよね、うちもです」いって口をはさむようなおせっかいおばさんになりたいと強く思うようになりました。
他人を変えることはできませんが、自身が行動して何か変わることはあるかもしれません。あのとき何もできなくて後悔したからこそ、これからそういうおせっかいはどんどんしていきたいと思っています。
みんなの「WEラブ赤ちゃんプロジェクト」