チャイルドシートの装着義務を再確認。必要な理由と罰則について
一般的に、自家用車の大人用シートベルトは身長約135~140cm以上の体形に合わせて設計されています。その身長に満たない子どもがシートベルトをすると、肩ベルトが首にかかる・腰ベルトがお腹に食い込む状態に。
シートベルトが衝撃を正しく受け止められないと、首や内臓に大きなダメージを与えることになります。チャイルドシート・ジュニアシートの卒業は、年齢だけでなく身長によって考える必要があるといえるでしょう。
チャイルドシートが免除されるケース
着用が義務付けられているチャイルドシートですが、中には特別に免除されるケースがあります。どのような状況で免除になるのか知っておきましょう。
ケガや病気、構造上の理由
道路交通法施行令第26条3の2の第3項によると、ケガや病気・構造上の理由によって免除の対象になる場合があります。
幼児がケガや病気のためにチャイルドシートに座っていられない、あるいは、チャイルドシートがケガや病気に影響を与えるといった場合には着用が免除されます。
また、車の構造上チャイルドシートが設置できないケースもあるでしょう。旧型車などには座席にシートベルトが装備されていないこともありますね。このような場合も免除の対象ですが、子どもの安全のためにはオススメできません。
タクシー・バスも免除されている
タクシーやバスはチャイルドシートの使用義務が免除されています。不特定多数の人が利用するため、何人の幼児が利用するか事前に予測できないためです。
路線バス・貸し切りバス・個人タクシー・ハイヤーなど一般旅客運送事業で使われる車両がそれに該当します。
幼稚園バスも免除対象です。幼児の体格に差がある・緊急時には脱出が難しくなるといった理由が挙げられますね。
子どもの安全を守るチャイルドシートを活用しましょう
子どもとのお出かけに便利な車にはチャイルドシート。正しく使うためにも、まずはその必要性を理解することが大切です。
チャイルドシートはいざというときに子どもたちを守ってくれます。適切に使うことで安全性が高まりますので、チャイルドシートの着用義務は必ず守りましょう。
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