おばあちゃんって呼ばないで! 若くして祖母になった母の心の叫び(前編)【息子愛が止まらない!! 第24話】



まずその呼び名は、母を「こうあるべき」と気負いさせてしまうのでした。

世間一般の「おばあちゃん」といえば、ニコニコやさしくて温かい…。太陽のような存在でみんなを包み込む。私も、そうなった方がいいのかしら…?

そんなあたたかい存在でいなくてはならない、そう自分で自分を追い込んでいったのでした。

周りからも「おばあちゃんなんだからこうあるべき」というプレッシャーがあり、母は気づけば「頑張らなきゃ」と必死になっていました。

以前のなんでもストレートに言う母と違い、「私は“おばあちゃん”になったんだから、みんなが平和になるよう努めなきゃ!」と頑張る母。

今思うと、「自分さえ我慢すれば平和になると、自己犠牲に陶酔していただけ」と母は話していました。

たしかに以前の母なら、私に対して言いたいことがあればストレートに伝えてくれました。

私もその場で言いたいことを言う。だから仲良くやってこれたんだと思います。

その母が、私に子どもが生まれてからストレートにものを言わなくなりました。

すべてを許す。そんな「いつもの母じゃない」母になっていたことに、私も不思議に思うところがありました。

そう思うと今回のトラブルは、そんな母のたまりにたまった何かが、私たちの無神経な行動によって爆発したんだと思います。

母は「我慢し続けるのはいけなかった。衝突したけど、結果的に良かった」そんなふうに話していました。


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