コミックエッセイ たんこんちは ボロボロゆかい
憧れのサッカー教室に入った息子!まさかの1年足らずで退会も、やらせて良かった理由【たんこんちは ボロボロゆかい Vol.43】
■初期費用と人見知りの不安
入会にはもちろんサッカーボールや練習靴、ユニフォームなどが必要です。
ですが、コーチや先輩ママさんが率先してお下がりをゆずってくださり、初期費用は3万円もかかりませんでした。
子どもの道具だけでなく、練習を見守る私にも水筒やアウトドアチェア、クーラーボックスなどが必要でしたが、これらは持っていたので購入せず。
水筒以外にも毎週ゼリー飲料やおやつを持たせていたものの、その費用も微々たるもの。
楽しそうにボールを追いかける息子の笑顔を見れば、安いものでした。
どちらかというと人見知りでそっけない息子も、チームスポーツとなると、嫌でも人とコミュニケーションを交わさなければいけません。
それがかなり不安要素ではあったのですが、チームの仲間たちは明るく優しい子ばかりで、パパさんコーチも優しい方ばかり。
超初心者の息子にも丁寧に教えてくださる方ばかりでした。
そしてもう一人、ドドド人見知りである母(私)にも不安要素はありました。
“練習を見守りながら、他のママさんと会話できるだろうか…。”
その不安も、入ってしまえばあっと言う間に消え去りました。
ママさんたち、優しい…!!
必死に話そうとするもヤバイオーラが消せない私と、普通に会話してくださる。
別の場所で会った時も「あ!」と笑顔で話しかけてくださる。
息子がサッカーの練習をする横で、私ハ人トノ会話ヲ練習スルコトガデキマシタ…感謝…。
もちろん、見学しながら会話に華を咲かせる親御さんもいれば、静かにスマホを見ながらゆっくり練習を見守る親御さんもいらっしゃいました。
送迎だけで、あとは自由にやらせる親御さんも。
各自自由に、終わりの時間まで過ごす感じです。
保護者には2カ月に一度くらいのペースで鍵開けや片付けの当番が回ってくるのですが、これも都合が悪い時には他の保護者の方が代わってくださったり、日付をチェンジしてくださったり…負担になることはまったくありませんでした。
土日をゆっくり過ごすことは少なくなったものの、入団したことを後悔することはなく。
試合では悔しい思いをすることもありましたが、上位に食い込み、初めてメダルをもらったり…。
練習以外にも、プロの試合をみんなで見に行ったり、町のお祭りに参加したり…。
入団しなければ経験できないようなことばかりでした。
しかし…。
息子が突然、サッカーをやめると言い出したのです。
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