ひらがなの助詞「わ・は」「お・を」「え・へ」はどう教える?
つまずいたとき自分で考えることが大切
例えばこのような文章が出てくるとします。
「おかあさんはわたしとえきへむかいました」
→「は」と「わ」、「へ」と「え」が並んでいます。
「わたしははみがきをする」
→“わ”と読む助詞の「は」とそのままの音で読む単語の「は」が並んでいます。
きちんと見分けるテクニックがあればスムーズに読めそうですが、はじめは混乱するでしょう。
息子もよく「ママ、これはどっちで読むの?」と引っかかる度に質問していましたが、私はすぐ読み方を教えませんでした。
つまずいた時に正しい読み方を教えるのは簡単です。しかしその方法だとおそらくすぐに忘れてしまいます。
質問をされた時は「それは言葉の中の音?言葉と言葉を繋ぐ音?」と質問で返すようにしていました。
最初は「なんで教えてくれないのー」とイラッとしていましたが、根気よく続けると質問する前に自分で考えるようになりました。
そこまでいけばあっという間に、くっつき言葉マスターへとレベルアップ!
「自分で考える」ことの大切さを目の当たりにした出来事です。これは私の中での方針ですが、その場しのぎで答えをすぐに提示せず、常に「考える」ステップを踏んでもらようにしています。
少々時間や手間はかかりますが、知識を自分のものにするまでの圧倒的な近道です。
くっつき言葉がわかれば読み書きがもっと楽しくなる!
くっつき言葉の使い分けができるようになると、読み書きがスムーズに進みます。
読み分けができないうちは読書をしていても意味がわからない箇所がでてくることも。慣れるまで少し時間はかかりますが、体感的にルールが身につけば自然と読み分けができるようになるでしょう。くっつき言葉マスターになり、読み書きがもっと楽しくなるといいですね!
<文・写真:ライター秋音ゆう>