2023年4月24日 15:00
【命がテーマの絵本 8選】 “生”と“死”を絵本を通して理解しよう | HugMug
強くなったら敵討ちをしようと。年月が経ち大人になったときにはどう成長しているでしょう。心は……。なんとも表現し難い感情が残り、命が消えることの悲しさが押し寄せてくる、傑作です」
命がテーマの絵本 04おじいちゃんとのお別れが描かれたお話『おじいちゃんの ごくらくごくらく』
『おじいちゃんの ごくらくごくらく』 作:西本鶏介絵:長谷川義史(鈴木出版)対象年齢:4歳くらいから
「ぼくはおじいちゃんが大好き。園の送迎も、お風呂に入るのも、寝るのもいつも一緒です。オモチャもつくってくれます。湯船に浸かるとおじいちゃんの口癖が。『ごくらく、ごくらく』。心が幸せな気持ちになる合言葉です。ところがある日、入院することになってしまいます。元気になって戻ってくるとの約束は……? 心情豊かな文とダイナミックな絵。
そしてふたりを繋ぎ続ける合言葉に、生きていることの喜びを感じる感動作」
命がテーマの絵本 05ピュアな少年の心にほっこり『いのちが かえっていくところ』
『いのちが かえっていくところ』 作:最上一平絵:伊藤秀男(童心社)対象年齢:6歳くらいから
「たもんはお父さんに連れられて初めての岩魚釣りに出かけます。山の合間を流れる川のふちで、餌の取り方や釣糸の泳がせ方、竿の引っ張り方などを教わります。そして見事に大物が! 針を外し、火を焚き、焼いて食べるまでの過程を心の動きとともにエネルギッシュに描写した一冊。小さな命の重さがずっしりと伝わってきます」
命がテーマの絵本 06小さな子でも理解できる可愛い絵とやさしい文章が魅力『うさこちゃんの だいすきな おばあちゃん』
『うさこちゃんの だいすきな おばあちゃん』 文・絵:ディック・ブルーナ訳:まつおか きょうこ (福音館書店) 対象年齢:4歳くらいから
「大好きな人が亡くなったらどうなるでしょうか。お馴染みブルーナのうさこちゃんは、ここでおばあちゃんの死と向き合います。静かに息を引き取きとると、みんなが大粒の涙を流し、それからひつぎが運ばれてきます。故人を見送ることやお墓のこと、そしてどんな思いが残るのか。そうしたことが簡潔に小さい子に伝わる言葉で描かれている、心に響く作品です」
命がテーマの絵本 07大切な仲間の死をどう乗り越える?『わすれられない おくりもの』
『わすれられない おくりもの』 作・絵:スーザン・バーレイ訳:小川仁央(評論社)