「長女と台湾の旅へ」平野みかほの『子どもと、私と、らしさと』Vol.3 | HugMug
長女は、「横断歩道の信号が動いてるね〜かわいい〜」とスキップしながら横断歩道を渡ったり、「お花の色がメキシコっぽいね、きれい、本物かな?」と近づいて確認してみたり、「言葉が分からなくても、たぶん先に滑りたかったんだと思うから譲ったよ」と公園の滑り台で出会った3歳くらいの男の子とのやりとりを教えてくれたりなど、8歳ながらに自分の好奇心と素直に向き合い、旅を満喫していました。
はじめてのトウファも気に入ってくれた様子。
台北を中心に観光名所や公園、博物館、夜市を巡り、気付いたら1日2万歩弱の大散策。
エリアによってさまざまな表情と独特な雰囲気が魅力的な街を堪能し、両手いっぱいのお土産とともにホテルに帰ってきたときのなんとも言えない達成感は、ふたりで何かを成し遂げたかのような気持ちで、お疲れさま! と、ギュッとハグを交わす濃厚な3日間でした。
小さな頃から、国旗や地球儀を眺めながら世界を知るのが好きで、「いつか行きたいねー」とずっと楽しみにしていた長女。
まだまだ異国のことを深く正確に知ることは難しくても、その土地の空気を体感することで、じんわりと温かい気持ちを感じてもらえていたら、私は嬉しい。
旅で出会った、おいしい / 楽しい
『Cookie886』
今のところ、台湾でしか買えない、口どけのよいホロホロクッキー。①振らないでください。②ひっくり返さないでください。③飛行機に乗るときは手に持ってください。と注意書きがあるほど繊細なつくりなのですが、やさしい味と食感が忘れられないほどのおいしさで、このクッキーを買いにまた行きたいと思うほど。焼き菓子好きのみなさまにおすすめです。
『奏境』
迪化街にあるリサイクルショップ。台湾の古い食器やグラスが並んでいたり、ベトナムやヨーロッパ、日本から海外に輸出していた時代のものまで幅広く取り扱いされていました。ヴィンテージや古物好きの方へおすすめのお店です。宝探しのようでとても楽しいので、機会があれば、ぜひ。
PROFILE
平野みかほさん『La boutique Uncinq』オーナー8歳と2歳の女の子のママ。“一期一会“をコンセプトに、世界各国から集めたヴィンテージ/アンティークの品々を取り揃えた小さなブティック『La boutique Uncinq』を中目黒に構える。商品の買い付けを始め、オリジナル商品のデザインや製作も手掛けている。
Instagram:@la_boutique_uncinq
あの子はなぜクラスで愛される? 専門家が教える、親の “ある習慣”