2022年7月29日 00:00
君の肌にふれてきた記憶、ずっと忘れない… 個展「ふれる」に込められたyukkoさんの想い
思わず手をのばしたくなるような作品の数々は、yukkoさんの今回の個展のテーマ「ふれる」に通じていました。
ままのてでも反響が大きかった作品の展示も
yukkoさんがコロナ禍で第二子を出産したときのエピソードです。2020年から流行した新型コロナウイルスの影響が長引き、大切な人に会えないつらさ、そして大切な人の健康を気遣う想いなどさまざまな気持ちを抱く時代となりました。yukkoさんも、感染予防のため赤ちゃんとお母さまとを直接会わせることができずに悩まれたようです。
お母さまの孫を想う気持ちと、赤ちゃんに会えない8ヶ月間の葛藤を綴ったときのエピソードは、編集部員にとっても思い出深い一コマでもありました。
yukkoさんのメッセージ
個展は、別々毎日を送る方と人生が交差する特別な空間。
この空間こそが私の新たな「ふれる」体験となりました。まずは、怖くても自分の裸の感情と拙い作品をさらけ出すこと。そこから初めて相手の感情に触れさせてもらうことができたように思います。
見に来てくださった方。お守りのようなな温かい言葉をかけてくださり、本当に有難うございます。
今回足を運ぶことができなかった方にもいつかお会いできるよう、毎日の小さな出来事を大切にしながら創作を続けていきたいと思います。
https://note.com/yukko_96/n/n24011df3083a
編集部員がyukkoさんの個展にお邪魔したのは去年に続いて2回目です。
去年の個展とはまた少し違った、優しくも作品ひとつひとつに子どもたちの力強さを感じたのが印象的でした。yukkoさんの描くものはテーマや気持ちを真っ直ぐ伝える純粋性が高い作品ばかりです。今回の個展では、その中でもより真っ直ぐなメッセージが詰まった作品を拝見しました。
yukkoさんの作品を間近で感じようとたくさんのファンの方が来廊され、遠方から来られた方もいたそうです。ご覧になった方がそれぞれyukkoさんの作品を通じて感じるものがあったことでしょう。残念ながら今回は来廊できなかった方も、yukkoさんのSNSなどを通じてさまざまなことを感じたのではないでしょうか。
見るの人の心にそっと寄り添うyukkoさんの作品をこれからも応援し続けたいですね。
ままのて編集部
※Twitter「#個展ふれる」のハッシュタグより、一部の作品を閲覧できます。