気を付けて! “よその子”を叱るときにやってはいけない3つのポイント
自分の子どもと違い、特に言葉選びが重要となってくるのがよその子を叱るとき。注意する必要があれば、よその子にだって正しいことを伝えなければなりません。そこで今回は、よその子を叱るときに気を付けるべきポイントについてチェックしておきましょう!
「うちでは〇〇だから!」と自分の家のルールを持ちださない
自分の価値観で考えてしまいがちですが、よその子を叱る際には絶対に自分の家のルールを持ちださないよう気を付けましょう。「お前の家のことなんか知らないし!」と子どもを逆なでして、解決どころか悪化させてしまう危険性があります。
躾は家庭によって様々ですし、温度感も大きく異なります。自分の家庭が正解とは限らないので、自分の家のルールをよその子どもに押し付けたところでなんの説得力もありません。自分の家のルールは持ちださず、的確に良くなかった行いについて指摘するのが一番です。
「ママからは何も言われてないの?」と親を批判するのはNG
うちだったら絶対にそんなことさせないのに…という気持ちになると「お家の人からはどんな風に言われているの?」とか「ママからは何も言われてないの?」と、よその子の親について問いかけてしまいそうになります。でも、叱る対象なのはその子本人。もちろん、大きな怪我や事故、事件につながるようなときは親にも関わってもらうのが当たり前ですが、些細なトラブルを注意するくらいなら親を引き合いに出す必要はありません。
子どもにとって、自分の親は絶対的な存在です。その親を否定したり、蔑んだりするような発言があれば、その子からあなた、そしてあなたの子どもまでが「敵」とみなされてしまいかねません。親を否定することは絶対に避け、冷静に叱るように気を付けましょう。
存在そのものではなく、叱るべき行動のみに言及を!
よくありがちなのが、叱る相手を悪い子認定してしまうこと。「もう! 悪い子なんだから!」といったように存在そのものを否定してしまうような物言いは子どものプライドを傷つけてしまうので、避けましょう。
あくまでも、叱るのはその子の性格ではなくその子の行い。どんな行動が間違いだったのかを的確に指摘し、間違いを認めさせることだけに集中しましょう。
頻繁に近所の大人から注意されてきた世代は、今では祖父母世代になりました。わたしたち親世代は、近所の子に対しても対処の仕方に困ることがしばしば。