ガマンの限界!? 飲食店の全面禁煙化についての意識調査
日本だけでなく世界中に広がる嫌煙の波。健康に害を及ぼす受動喫煙は、早急な対応が必要な問題です。
外国では公共の場所での全面禁煙が法制化されていることが多いようですが、日本では歩きタバコやポイ捨てなど、道行く人に迷惑をかけ続ける人が後を断ちません。
2020年には東京オリンピックが開催されることから、受動喫煙に対する本格的な検討が進められています。
特に飲食店の禁煙化には賛否両論あり、お店側からすると禁止してしまえば客足が悪くなるという懸念もあるでしょう。
そこで、パピマミ読者のみなさまに「飲食店の全面禁煙化をどう思いますか?」 というアンケートを実施しましたので、その結果を見てみたいと思います!
●飲食店の全面禁煙化をどう思いますか?
・1位:一切の例外を認めない禁煙策にしてほしい……34%(80人)
・2位:壁で囲まれた喫煙室を設ければ良い……33%(78人)
・3位:分煙していれば問題ない……21%(50人)
・4位:スナックや居酒屋など飲酒する店舗では禁止しないでほしい……11%(26人)
・5位:禁煙も分煙も一切対策する必要はない……2%(4人)
※有効回答者数:238人/集計期間:2017年2月28日〜2017年3月1日(パピマミ調べ)
●完全な禁煙対策を望む人が最多
『今はもうタバコを吸っているということ自体が時代遅れ。人に迷惑をかける人が多いし、条件付きで許すと守らない人が出てくるはず。一切の例外を許さないようにするのが一番良い』(20代男性/編集者)
『居酒屋とかでもタバコの煙がイヤという人は多いと思います。
分煙していてもにおってくるし、完全に禁煙なお店があればそっちに行きたいですね』(30代女性/主婦)
日本での受動喫煙対策は世界各国に比べ遅れを取っており、喫煙者のマナーも決して良いとは言えません。
わがもの顔で歩きタバコする人の姿 も珍しくありませんよね。
オリンピックでは外国からの観光客が大勢訪れることが予想されますが、禁煙でないことでそのお客を逃すことは飲食店にとって大きな打撃となるはず。
喫煙者はまず、自分たちの希望を主張する前に、周囲の人に対して健康被害を与えている ということを認識しなければならないのかもしれません。国立がん研究センターが、受動喫煙による肺がんリスクを「ほぼ確実」から「確実」へと引き上げたことも記憶に新しいでしょう。