どうやって連れて行く? 猫と一緒に引っ越しをする際のポイントと注意点
いつもはおとなしい猫でも、車に乗る緊張とパニックで思わぬ行動をとるかもしれないので、いつも以上に注意深く見守りましょう。
緊張から水を飲むこともできなくなってしまう猫もいるようです。長時間の移動であれば、針のついていない注射器(シリンジ。ペットショップや動物病院で入手できます)を使って、そっと口に水を流し込んで口を潤してあげると良いですね。
車酔いが心配な猫の場合、車内で食事を与えることは控えましょう。
猫用のトイレを車内に設置しておくのもお忘れなく。キャリーケースにもペットシーツを敷いておくと安心ですね。
また、途中での休憩中などに、猫を車内に置いておくのは熱中症の危険性もある のでやめましょう。
無事に新居に到着しても、猫の車酔いや緊張が収まるまではそっとしておきます。緊張が解けた瞬間にトイレがしたくなる場合もあるので、ペットシートの上にそっと乗せておくと安心です。
●電車での移動の場合
電車で移動する場合、必ずキャリケースやキャリーバッグに猫を入れなければいけません。
キャリーバッグに入れた猫は“手回り品”として扱われ、料金が発生する場合があります 。
例えばJR東日本の場合は猫に関して『長さ70cm以内で、タテ・ヨコ・高さの合計が90cm程度のケースにいれたもの。ケースと動物を合わせた重さが10kg以内のもの』であれば“手回り品”として車内に持ち込めます。
料金は『旅客の1回の乗車ごとに、1個について280円とする』と規定されています。
ただし、これらの規定は鉄道会社によって違いがあります。
無料で持ち込める場合もありますから、利用する路線によって事前に確認するようにしてください。
●専門業者に依頼する
アンケート結果の回答にはありませんでしたが、大手引越し会社の“ペットのお引越しオプションサービス”を利用するという方法もあります。
また、ペットの輸送を専門に手掛けている業者にお願いする という方法もあります。これらのサービスは距離や輸送方法で料金が決まります。サービスを利用する場合は、ペットが輸送中にどのような環境に置かれるのかを事前に詳しく聞いておきましょう。
どのような温度設定の中で移動できるのか、ペットの移動中に振動や周囲の音はどうなのか、そのようなことを事前に詳しく確認し、納得してから利用することが大切です。
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いかがでしょうか?
この春、猫ちゃんを連れてお引越しをされる方は、猫ちゃんが安全にストレスが少ない状態で移動ができるように参考にしてくださいね。