見積もりをチェック! 料金の安い“引越し業者”を探すポイントと注意点
一括サイトで気になる会社にチェックを入れて送信すると、ほとんどの会社から折り返し電話がかかってきて、「実際に訪問して見積もりをさせてほしい」というお話になるでしょう。
荷物の少ない単身者の引越しであれば、サイト上のシュミレーションだけで見積金額を算定することも可能かもしれませんが、家族の引越しであれば、実際に家具や家電、荷物の量などを見てもらって見積もりをしてもらう方が正確に金額が算定できることは言うまでもありません。
●お引越し日の候補をいくつか用意できると良い
お引越しの日取りが限られている場合は、その日取りで予約が取れる会社の中から複数社の見積もりを取ってください。
お引越しの日取りをいくつか用意できる場合は、「月末週末」「月末平日」「月中週末」「月中平日」など条件を変えて見積もりを取ることをお勧めします。
筆者の経験では3月の下旬(25日以降)と初旬(14日以前)では倍以上金額が違う見積もりが出た ことがあります。
3月下旬には企業の転勤や進学での引越しなどが集中するため、価格が高騰するようです。
一般的に週末よりも平日の方が価格は安いです。しかし、夏休みや冬休みなどの期間には平日でも混み合っている日もあるので、注意してください。
●見積もりの正しい見方とは?
安ければ安いほど良いと思ってしまいがちですが、安い見積もりに安易に飛びつくのは考えものです。
引越し業者さんの提示する金額に何が含まれているのか、しっかり確認してください。
近畿運輸局の公開している“引越料金のしくみ”というページには、引越し費用について分かりやすく説明がされているのでご紹介します。
【引越し費用=基準運賃+料金+実費+付帯サービス】
・基準運賃……時間制と距離制がある
時間制は荷物を運ぶ距離が100km以内の場合に適用され、4時間と8時間があります。
距離制は荷物を運ぶ距離が100kmを超える場合に適用されます。
・料金……休日、深夜、早朝などの割り増し料金です。休日は2割増し、深夜と早朝は3割増しになります。・実費……作業員費用や、家具保護材・段ボール箱などの資材の料金、高速道路を利用した場合の料金などです。
・付帯サービス料……クーラーの取り付けやアンテナの設置、ピアノの輸送など、申込者の要望によって行う業務についての料金です。
基準運賃の一例が掲載されています。