替えない方がいい人も? LED電球のメリットデメリット
震災などの影響もあり、近年、節電を意識する人が増えています。
しかし、“電力を使わない”という手段で節電することには限界があり、夏場にエアコンを使わないことで体に悪影響を及ぼすことも。
新型家電では、消費電力が低く省エネ性能の高いものも増えており、 買い替えた方が金銭的な面でもおトクになるということも少なくありません。
とはいえ大型家電を買い替えるのは簡単ではありませんよね。
そんな人でも手軽に取り組めるもののひとつが、電球の交換です。LED電球は寿命の長さや省エネ性能などで多くのメリットがあり、使い始める人が増えています。
東京都では、LED電球への買い替えを促進するために、家電店などに白熱電球を2個以上を持参した都民に対して、LED電球1個と無償交換などを行う 『家庭におけるLED省エネムーブメント促進事業』も始まっています。
今回は、LED電球の特徴や、他の電球との使い分けなどをご紹介します。
●LED電球のメリット
●(1)消費電力が小さい
光を効率的に使うことができ、ムダなく発光することで消費電力を大幅に節約することができるLED電球。
LED電球の消費電力は、白熱電球の5分の1ほど とも言われており、結果的に地球温暖化予防などにも効果があると言えるでしょう。
室内の照明は使う時間も長く、これを交換することで大きな節電効果が望めるはずです。
●(2)寿命が長い
一般的な白熱電球の寿命は1,000〜2,000時間と言われており、寿命が長いと言われる蛍光灯でも1万時間程度となっています。
これに対し、LED電球の寿命は5万時間 にも及び、圧倒的に交換頻度が少なくて済むのがメリットです。
1日8時間使った場合の寿命は17年以上。賃貸住宅での使用では、ほぼ交換する必要すらないと言えるかもしれませんね。
●(3)突然切れることがない
白熱電球は、寿命になると突然切れてしまい、思わぬ不便をしいられることもあります。
しかし、LED電球は寿命が近づくと徐々に暗くなる ため、「電球の予備を買い忘れていた!」と困る心配がありません。
●(4)発熱が少ない
電球に手を触れると熱くてやけどしてしまうこともありますよね。モノが触れてしまう場所に設置することで火災の原因になることもあります。
LED電球は表面にふれても熱くなることがないため、小さなお子さんのいる家庭 でも安心して使えそうですね。