子育て情報『実体験に学ぶ! 子どもの「ベランダ転落事故」を防ぐコツ』

実体験に学ぶ! 子どもの「ベランダ転落事故」を防ぐコツ

『珍しくおとなしいと思って覗きに行くと、ベランダの手すりにつかまり、靴下を脱いだ湿った足でガラス材の柵を上がっていた。スルスルと慣れた足取りだったので、それまでも何度かはやっていたのだろう と思うとゾッとした』(4歳男の子のママ)

『兄弟でおとなしく遊んでいると思っていたけれど、見に行くと手すりに縄とびを巻き付けてそれにしがみつき、「ファイトー!」「一発!!」と叫んでいた。じきにコツを掴んで縄を上ってしまいそうだったので焦った』(3歳男の子・4歳男の子のママ)

大人も想像力を大いに働かせ、悪ふざけの道具になりそうなものは決して置きっぱなしにしないようにその都度確認しましょう。

●踏み台になるものがないからといって安心してはダメ!

「うちはガーデニングなんて興味がないし、ベランダもたいして活用していないので」というご家庭も安心していてはいけません。

子どもにとってはありとあらゆるモノが遊びの道具となりうるのです。考えもしなかっあんなモノ、こんなモノまで……。

『ゴミの収集日までベランダで保管していた生ゴミを積み上げてベランダの手すりにつかまろうとしていた。遠くの高速道路を走っている車を見たかったようです』(2歳男の子のママ)

『ベランダの隅に一時保管していた資源ゴミの雑誌や新聞紙を積み上げていた 。
椅子にして遊んでいただけだったが、踏み台にするには十分な高さが積み上げられていたので、それに上っていたらと想像したら怖くなった』(5歳女の子のママ)

『物干しの位置が低いので物干し竿に手が届いてしまい、鉄棒のようにぶら下がってしまいます』(4歳女の子のママ)

子どもの発想、行動力はしばしば親のそれを超えてしまいます。

ベランダへ出たその瞬間から転落の可能性を秘めている、というくらいの考えを持っておくことが事故防止に繋がるのではないでしょうか。

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いかがでしたか?

足場になるものは置かず、ベランダへの扉には二重に鍵をかけるなどの事故防止対策はもちろんそうですが、快適なベランダライフも重視したいなら、まずは子どもの監視を徹底することが絶対といえますね。

子どもも年齢を重ねれば危険を理解できるようになりますし、分別もついてきます。幼い時期の不慮の事故を防ぐのは大人の役目。快適な暮らしが“大人のエゴ”となってしまわないよう、子どもの安全にも気をつかってあげたいものですね。

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