「すごいね!」はタブー? 子どもに達成感を与える声かけテクニック
こんにちは、ママライターのNANARUKAです。
先日読んでいた本に、こんな記述がありました。
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『反射的に「すごいね!」と言いそうになったら、どうか踏みとどまってほしい。そのかわり、子ども自身の口から、自分のしたことや、それについてどう感じているかを語らせよう』
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日々のわが子とのやり取りでも、親の理想、褒め方、それを聞いた子どもの受け止め方には多くのギャップが存在していることを学んでいます。
子どもが良い結果を残したとき、たいていの親は誇らしさと、次のような理想を持って子どもを褒めるのではないでしょうか?
・達成感を次への自信につなげてほしい
・次も頑張る活力を得てほしい
・さらにやる気を持ってほしい
・もっと能力を伸ばしてほしい
しかし、子どもが親の理想をそのまま受け止めているとは限りません 。
●親が子どもを褒めすぎることの注意点
先述の『それは子どもに考えさせなさいわが子の知力は会話で育つ』の中で、著者のメーナー・シュアーは、過度に褒めることで子どもがこのような感情を持つ場合もあると記しています。
「毎回その期待に応えるのは大変」
「大きな期待をかけられ、うれしさや満足を通り越して不安だ」
「これ以上の結果が出せなかったときに親はどう思うだろう」
「親からの言葉は本心なのか疑わしい」
「これからはちゃんとできると分かっていることにしか手を出したくない」
「失敗する危険を回避したい」
「両親をがっかりさせたくない」
そして、もっとも注意しなければいけないのが、褒めすぎることで子どもが親の歓心を買うためだけに行動するようになること だそうです。
やり遂げた達成感、充実感、もっと上手にやりたい気持ちや楽しさなど、自分自身の願望のためではなく、親の評価、関心を得るためだけに行動を起こすようになってしまったら、それは健全な状態ではありませんよね。
●子どもに達成感を与える声かけテクニック
そこで、子ども自身が達成感や充実感を味わえるベストな声かけがこんなものだそうです。
「頑張ったんだね!満足してる?」
「自分の○○(作品、テスト、作文、結果など)をどう思ってる?」
「それをやっているとき、どんな気分だったの?」
「どんなところが一番大変だった?」
子どもの、自分のためにまた頑張ろうという思いを育むには、子どもの注意を結果ではなく感情や思考に向ける ことがポイント。