夏の楽しみはおあずけ? お盆にやってはいけないNG行動3選
じめじめとした日が続き、雨の降る日が多い梅雨の季節。食欲がなくなり、仕事に行くたくないと思う人もいるのではないでしょうか。
そんな中、楽しみなことのひとつが“お盆休み” 。すでに長期休暇の予定を立てている人もいるかと思います。
この“お盆”ですが、先祖の霊を供養する日でもあり、そのことから“してはいけない”とされていることがいろいろとあるようです。
ここでは、お盆にやってはいけないNG行動について紹介いたします。
●お盆のNG行動
●(1)水辺に行ってはいけない
『小さいころおばあちゃんに、「お盆に海に入ると霊に引きずり込まれるよ」と言われたことがあります』(30代女性/主婦)
お盆に集まってくるのは、必ずしも供養される霊だけではありません。
海に行かない方がいいとされているのは、誰からも供養されず寂しさを感じた霊が、人間を海へと引っ張り込んでしまうからと言われています。
また、「地獄の釜が開くから」という言い伝えもあり、お盆には鬼も休んでしまうことからいろいろな霊が行き来する とも言われているようです。
現実的な理由としては、お盆の時期を境に潮の流れが変わり、“土用波”とよばれる波が発生するため危険であることなどがあげられます。
●(2)釣りをしてはいけない
『お盆に精進料理を食べるのは、殺生をしないためだと聞いたことがあります。特に釣りをしてはいけないと言われましたね』(30代女性/アパレル)
お盆期間中は殺生禁止、という話を聞いたことのある人は多いのではないでしょうか。
これは、ご先祖さまがトンボに乗って帰ってくるからだと言われています。生き物全般を殺めないようにするのです。
殺生をしないために、食事もお肉や魚を避けた精進料理 を食べる期間でもあります。
お盆休みを使って海に釣りへ出かけようと思っている人は、少し踏みとどまった方がいいかもしれませんね。
●(3)針仕事をしてはいけない
『理由はわかりませんが、お盆に針仕事をしてはいけないと教わりました。この時期は洋服の痛みが早くて裁縫したくなるんですけどね』(30代女性/デザイナー)
血は汚れたものとされ、針仕事で指を刺して血が出てしまうことのないようにとのこと。お盆に飾る花として、トゲのあるものや真っ赤な色のもの がふさわしくないとされるのも同じ理由からのようです。
なすやきゅうりに割り箸などを刺して作る精霊馬もありますが、あれとはまた別のことと考えましょう。