自分の口からはムリ? 家族に下された“余命宣告”をどう伝えるべきか
毎日を健康に過ごしていれば意識することはありませんが、いざ重病にかかってしまったとなると意識せざるをえないのが残りの命。
特に“がん大国”と言われる日本では、病院で検査を受けたときにはすでに手のほどこしようのない状態になっている、 というのも決して珍しいことではありません。
残り数か月という余命宣告をされた際、医師はもちろん、長年連れ添ってきた家族はどうやってその事実を伝えればいいのでしょうか。
そこで、パピマミ読者のみなさまに「家族に余命宣告が下されたとき、それを本人に告げるべきだと思いますか?」 というアンケートを実施しましたので、その結果を見てみたいと思います。
●家族に余命宣告が下されたとき、それを本人に告げるべきだと思いますか?
・1位:医師から伝えてもらいたい……36%(82人)
・2位:自分の口から本人に伝えたい……19%(43人)
・同率3位:伝えたいが、伝える自信はない……19%(42人)
・同率3位:他の家族に相談して、伝えるかどうか判断したい……19%(42人)
・5位:最後まで隠し通したい……8%(18人)
※有効回答者数:227人/集計期間:2016年7月19日〜2016年7月21日(パピマミ調べ)
●医師から伝えてほしいという人が多い結果に
『自分の口から家族に余命を伝えるなんて、どんな顔して言えばいいかわかりません。変に恐怖感を与えないためにも、お医者さんに任せるのがいいような気がします』(40代女性/主婦)
『家族から聞かされるよりも、医者の口から伝えてもらった方が冷静に受け止められるんじゃないでしょうか?』(30代男性/飲食店)
現在の病状や今後の生活のことなど、患者の体のことを一番良くわかっている医師の口から伝えるのがスムーズなのかもしれません。
喜ばしいことではありませんが、“伝え慣れている”ということもあり、冷静に伝えることができる とも言えるでしょう。
しかし、その後に付き合っていくのは他ならぬ家族です。
余命を告げられた者とどう向き合っていくのかについては、避けることのできない問題です。
●自分の口で伝えたいものの、難しさも
『大切なことを人任せにはできないし、残りの時間をしっかりと過ごすためにも責任を持って自分で伝えたいと思います』(40代男性/営業職)
『想像できないけど、家族の口から聞く方が納得できる気がします。