夏休みがチャンス!? 子どもにお手伝いをさせる効果と年齢別の取り入れ方
●6歳まで
「お手伝いさせて」と子どもがやりたがる時期。お手伝いのスタートの時期ととらえ、その子の“役目”を作っていくとよい。
「お箸を食卓に並べておく」「花に水をやる」「新聞をとってくる」など危険がなく、子どもが一人でもできることを「○○ちゃんの役目ね」と決めてやってもらうのに適している。
この時期にお手伝いを始めると、「家の作業はみんなでするもの 」という感覚が子どもの中に育つのだそうです。
●10歳まで
できることが増え、危なっかしいことが減る反面で急に言うことを聞かなくなってくる時期。
ほかにやりたいことや楽しいことが増えて、自らお手伝いをしたがることは減る傾向にある ので、放っておくと家のことをしなくなっていくこともあるそうです。
やりたがらない子どもにどうやってやらせるか……。ここに悩んでいる方は多いのではないでしょうか?筆者もその一人です。
辰巳氏によると、「やれといったら、やれ」「それはいま、やらなければいけないことなのだからいまやりなさい」という親の揺るぎない姿勢 が一番大事だとのこと。
親が「嫌がるのをやらせるのが大変」といった姿勢だと、子どもは親の気持ちを見抜いて余計やらないのだそうです。
ルール作りも大切な要素です。子どもと相談してお手伝いを“約束事”にするのがポイント!
「○○をあなたの役目にしようね。できる?」と子どもに話してみてください。
「できない」と言うのなら、「それなら、何だったらできる?」と聞いて子ども自身に自分がやろうと思うお手伝いを決めてもらうと、前向きに取り組めるようです。
ここで素直に考えてくれれば良いのですが、「何もしたくない!」と言い出すのがこの年頃の子どもですね。
そんなときには、「お母さんは○○(料理等)をするし、お父さんは○○(家事)をしているよね。
あなただけ何もしないのは変じゃない? 」という話法が子どもも納得しやすいのだとか。
もしも家事分担をしていないパパがいらっしゃったら、この機会に何か1つ受け持ってもらえるようにすると一石二鳥かもしれませんね。----------
いかがでしょうか?長い夏休み、コツコツと1つのお手伝いが習慣になるまで取り組むには絶好の機会ですね。
気を付けたいのは、最初はお手伝いがうまくいかなくてもダメ出しをしないこと!
うまくいかない様子が見えたら、「こうしたら簡単にできるよ」