視力低下をSTOP! 液晶画面の光線から子どもの目を守る方法
●タイマーで強制終了
テレビもネットサーフィンもゲームもメッセージングも、大人でさえなかなか止め時を見つけられず、ズルズルと長時間夢中になってしまうおもしろさと怖さを持っています。
それが子どもであれば、時を忘れてしまうのも無理のないことですね。
でも、長時間画面を見続けることは、たとえフィルターやメガネである種の光線をシャットアウトしていたとしても、目の疲労をもたらし視力低下につながってしまいます。
そこで、アラームをセットしましょう。テレビなどならお休みタイマーが便利です。それ以外の機器には、キッチンタイマーで十分。
子どもと画面の付き合いは30分~1時間に一度の休憩を目安 に、アラームが鳴ったらその場を立ち一度画面から離れることを習慣づけます。
また、タイマーの約束は、いくらドラマやゲームが佳境に入っていても守るべきルールとして、子どもも大人も従うことが大切。
どうしても見たい番組がある場合は、相談の上でその番組が終わるまでの時間を計算してタイマーをかけましょう。
タイマーをかける時点で親と子の両方が納得していないと後でケンカになります。
●目の休憩と体操で疲労も視力も回復
フィルターやメガネ、タイマー活用で液晶画面からの刺激を最小限に抑えても、ゼロにはできていません。
そこで、目を休ませる休憩タイムをしっかりと取りましょう。
小さな穴があいたピンホールメガネは毛様体筋を休ませる働きがありますが、かけてみると分かるように、小さな穴から見えるその世界のクリアさにびっくり。子どももおもしろがってかけてくれます。
アイマスクで視界をブラックアウトして休ませながら、福笑いゲームをしたり、目隠し鬼をしたりといった時間を持つのもおすすめです。
目の休憩は視力低下を防ぐ効果はあっても視力回復に直接はつながりませんが、目の体操は別です。
遠くと近くを順番に見て、焦点を合わせる筋肉のストレッチ をしたり、目玉を上下左右にゆっくりと動かす目のヨガ をしたりするだけでも十分な運動になり、視力低下を防いでくれます。
●まとめとして
夢中になっている画面から子どもを引きはがすのは大変。不機嫌になられるくらいなら、あと少し……とついつい甘くなってしまいがちです。
でも、それで害されるのは子どもの目です。子どもが自分で適切な見方をコントロールできない以上、親がやるしかありません。