子育て情報『将来賢くなる!? “いないいないばぁ”が赤ちゃんにもたらすメリット』

将来賢くなる!? “いないいないばぁ”が赤ちゃんにもたらすメリット

これらは全てその後の認知や思考力、情緒の発達に必要な能力 です。

“いないいないばぁ”を繰り返し行うことで刺激を与え、これらの能力をさらに伸ばすことができるようになるといわれています。

メリットがあるのは乳児期だけに限りません。月齢が上がり、1歳半頃になっても“いないいないばぁ”はすばらしい効果をもたらします。

このころ、子どもは自分の足で自由に移動することができるようになってきます。

すると今度は自らが物陰に隠れ、いないいないばぁをしかけてくるようになるのです。

今までは遊んでもらう側でいつづけた赤ちゃんが、今度は遊んであげる側に立つ。

これは『役割交代の能力 』といって、その後の社会性を発達させるための大切なチカラです。


例えばかくれんぼ。これはオニの役割を交代しながら、“かくれる・みつける”を繰り返していく遊びですよね。

鬼ごっこや缶蹴りなど、子どもの集団遊びのほとんどはこの“役割交代”がベースになっています。

幼児期にお友達とスムーズに集団遊びができるようになるためには、役割交代能力が問題なく備わっている必要がある のです。

ですから、もしもお子さんが“いないいないばぁ”をしかけてきたら、ママは上手に乗ってあげてください。

ひとしきり驚いてあげたあとは、「よーし、今度はママが隠れるよ〜」と言って交代してあげるとよりよいでしょう。

●ゆっくり、たっぷり、しっかり……“いないいないばぁ”をするときのポイント

最後に、上手な“いないいないばぁ”のためのポイントを2つ挙げておきましょう。

・“いないいない”と“ばあ”の間をたっぷりあけること
・目はしっかりと手でかくすこと

既に述べたとおり、“いないいないばぁ”の楽しみは「“いないいない”で目の前にいた人がいなくなったけど、きっと“ばあ”で出てくる!」と予想することです。


“いないいない”と“ばあ”の間がたっぷりないと、この予想をする時間がなくなってしまいます 。

期待でドキドキする感覚も得られないため、効果が激減してしまうのです。注意しましょう。

また、赤ちゃんが人の顔の中で最も重視しているのが目です。ママの目が赤ちゃんから見えてしまっていては、どんなに“いないいない”をしていても無意味です。かわいいわが子の反応を確かめたい気持ちはわかりますが、ここはグッとこらえて、目もしっかり覆い隠しましょうね。

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