子育て情報『されるがままはNG! 患者を悩ませる“ドクハラ医師”の特徴と対処法』

2016年10月4日 18:00

されるがままはNG! 患者を悩ませる“ドクハラ医師”の特徴と対処法

どうなっても知りませんよ 」などといったように声を荒らげる

・検査の結果や数値のみを絶対視し患者の実感に耳を傾けようとしないため、その患者にとっては高いリスクを伴う手術や治療方針を主張・強行し、結果として患者の余命を短くする

みなさんの中にも、「これって分かる」「こういうこと、自分にもあった」と思われるかたがいらっしゃるのではないでしょうか。

●ドクハラ医師への対処法~故・土屋医師の提言をもとに~

それでは、ドクハラ医師に当たってしまった場合、患者や患者の家族はどうしたらいいのでしょうか。

土屋繁裕先生の生前の著作『ストップ・ザ・ドクハラー医者のハラスメントに患者はどうすべきか』では、医師の診察を受ける患者の側が心がけるべき“意識の持ち方”についていくつかの提言をしていますので、それをもとにまとめてみましょう。

●ドクハラ医師に当たってしまったときに患者と家族が心がけるべき意識の持ち方

(1)病院はここしかないという固定観念を捨てる こと。大学病院や大きな総合病院でなくても「自分にとってよりよい医療機関はある」という考えを持つこと。

(2)病気について勉強したうえで、自分の体については自分の経験からその健康状態を判断する こと。たとえ検査数値が正常範囲を超えたものであってもいたずらにくよくよせず、医療を受けることは数値を少しでも正常値に近づけるための手段だと考えること。

(3)患者側の意見、心情、希望、要請を堂々と語る こと。
患者本人が気弱になっていて言えない場合は介添えの家族から話す。医者は患者が病気を治すために契約した技術者であることを認識し、治す主体は患者自身なのだから患者の意思や感情を無視するような医者とは契約を解消するくらいの気持ちをもつこと。

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現実にドクハラ医師に遭遇してしまった際に、されるがままにドクハラを受けていると、ますますドクハラが横行してしまいます。

わが国では医師という職業に就いている人の中に一定程度の“特権階級意識を持っている人”が存在することは事実で、これは医師を目指す人にいまだに世襲の人が相対的に多く、親や育った環境の影響で勘違いをしてしまっていることが原因です。患者サイドが勇気をもって、「先生、自分はこう思うのですが」と毅然として切り出すと、それまで患者をなめていたような医師の態度が変わり、そこから信頼関係を築いて行ける場合があります。

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