2022年2月1日 12:38
「監督が怒らない大会」を横須賀で開催 益子直美さん、波戸康弘さんがゲスト参加
との声が漏れました。「このような指導を受けて、やる気が出ると思いますか」と質問すると、全員が「出るわけない」と回答。
そういったエピソードを見ながら、参加者のみなさんは、自分で考えて楽しんでプレーするためには、チャレンジを誉めること、ポジティブな声掛けが大事だということを、改めて実感されたようでした。
また、理不尽に殴られ怒られる指導を受け「バレーを楽しいと思えなかった」という益子さんを救ってくれたのは、お母さんだったというお話も。
チームのエースで、国の代表にも選ばれるほどの実力があるわが子にはどうしても期待してしまう親御さんもいると思いますが、辞めたいと考えていた時、益子さんのお母さんは「そんな指導を受けるバレーなんてやめてしまいなさい」とおっしゃったのだそうです。
その言葉に救われ一時はバレーから離れた益子さんでしたが、お母さんのその言葉があったから、バレーを再開することを決断できたのだそう。
「その時母が『続けなさい』と言っていたら、私は母に対して心を閉ざしていたと思いますし、バレーも続かなかったと思います」と親がわが子を理解し、いい関係性があったからこそ、と語る益子さんの言葉に、参加した保護者のかたは大きくうなずいていました。
セミナー終了後は、益子さんに個別で質問する指導者や親御さんもいて、子どものスポーツに関わる大人としてどうあればいいかを改めて意識する貴重な機会となったようでした。
このような考えや活動が今後もサッカー界で広がっていくことを期待したいものです。
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