質問を「いつやるの?」に変えるだけ!子どもが素直になる育て方
子どもの嘘は防衛本能。子どもの答えをいつも認められるような質問をしよう
家族には健康でいてほしいですね。帰宅後にお母さんは手洗いうがいを促すけれど、嫌がる子もいます。「手を洗ったの?」と聞いて「うん」と言っていたのに実は嘘だったなんてことも。そんなときは質問の仕方をチェンジしましょう。「はい」か「いいえ」で答えられる質問では子どもは責められていると感じやすく、怒られないように自分を守ろうと嘘をつくことがあります。子どもが自由に答えられる質問をして、子どもの答えを認めていきましょう。
子どもに手を洗ってほしいときの伝え方。「いつ洗う?」と質問しよう
Hちゃんのお母さんは、外から帰ってきてHちゃんがおもちゃを触ろうとしたときに「手は洗ったの?」と聞いていました。すると洗っていなくても「洗ったよ」と言うようになったそうです。育児相談で聞いてみると確認の仕方を少し変えてみるようにアドバイスがありました。お母さんが帰宅したら「いつ手を洗う?」と尋ねるようにすると、Hちゃんが「上着を脱いでから」と答えて手を洗うようになったそうです。
健康に過ごしてほしいからこそ、子どもが自分で気づけるように関わろう
「いつやるの?」「何をするんだっけ?」と5W1Hで尋ねると、子どもが自分で考えて「いま手を洗う」や「上着を脱いでから手を洗う」など、自由に答えることができます。質問に答えていくうちに自分で考えるという習慣がついていくのです。しかし健康を守れない答えには、提案することも必要です。「遊んでから」と答えた場合には「ばい菌がおもちゃについちゃうから、遊ぶ前に洗ってほしいな」などと理由を伝えて手を洗うよう促しましょう。
大人の質問の仕方を工夫すると、子どもの思考力や行動力を引き出せる
子どもに手を洗ってほしいときに質問の仕方を変えるだけで、行動に変化が生まれます。子どもが嘘をつくと心配になりますが、怒られたくない思いからの嘘はよくあること。自分で考えて自由に答えられる質問をすることで、子どもは自分で考えて意見を言えるようになっていきます。さらに子どもは自分で決めたことは実行する力が高くなるので一石二鳥。「いつやる?」「どうしたい?」と質問して子どもの思考力と行動力を伸ばしていきましょう。
今日の1日1成長
「いつやるの?」と気づきを与える質問で、子どもの行動を引き出そう
子どもの思考力も1成長、お母さんの問題解決力も1成長。