うつ・心の病をテーマに活動。 前職は抗うつ薬の営業マン、自分自身がうつになるという経験、抗うつ薬を飲む事に…。薬に頼らない克服を目指す中で、心理学に出会い、心屋仁之助のカウンセリングに衝撃。 自らの経験をもとにしたセミナーが人気、心屋塾上級認定講師。
メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「仕事が長続きしない」という、ももさん(42歳・派遣)に、心屋塾上級認定講師のサトーマサトさんからアドバイスをいただきました。 ■ももさんのお悩み 仕事が長続きしません。すぐに嫌になって辞めてしまいます。これまで何十社と辞めてきて、私は社会不適合者じゃないかと思っています。人と関わることも苦手で、煩わされるぐらいなら何もしたくないです。 嫌なことがあると逃げる癖があり、一向に治らないどころか酷くなっています。仕事が決まって会社に入っても、自分が少しでも嫌だと感じたら辞めてしまうので「仕事を探すこと自体、無意味なんじゃないか」とさえ思っています。 私はちゃんと働けるようになるのでしょうか? ※一部、質問内容を編集しています。 ■心屋塾上級認定講師のサトーマサトさんより 社会人として生活していくためには、仕事内容や職場環境に自分を合わせていく「順応する能力」が求められますよね。 楽に順応できるタイプの人もいれば、逆に順応できないタイプの人もいます。楽に順応できるタイプの人は社会人として重宝されます。 ももさんのようなお仕事は、特に仕事内容や職場環境に自分を合わせていくことが求められるのかもしれません。 ももさんは、自分を嫌いながら”できる自分”になろうと努力し、好きでもない仕事や職場環境になんとか合わせていこうとしていませんか? 一見すると苦手を克服し、人間的に成長しているように見えますが、しかしながら、これは自己否定をしているのと同じです。なかなかうまくいきません。 心屋の教えに「うまくいかなければ真逆をやってみよう」というのがあります。 四文字熟語で”適材適所”という言葉がありますが、ももさんへの魔法の言葉は「適材になろうとするな。適所をさがせ」です。 自分を仕事や職場に合わせていくのを辞めて、自分に合った仕事や職場を探すのです。今のままの自分でがんばらなくてもいいような仕事や職場をおすすめします。 よく、適職を探すのに「好きや得意を仕事にするといい」なんて言われます。 しかし長い間、自己否定しながら生き続けていると、本来の自分が好きなことや得意であったことを忘れてしまいます。自分の長所、持って生まれた才能さえも自己否定しまうのです。 もしかしたら、ももさんもそんな状態かもしれないですね。 だとしたら、やっていただきたいことがあります。 (1)今までの経験を思い出して、嫌いだったこと、うまくいかなかったこと、嫌だった環境について書き出してみてください。 (2)書き出した事柄の、逆のことを考えてみましょう。 例えば…人と関わるのが苦手→(逆)ひとりで集中するのは得意 (3)その逆の事柄が、ももさんにとっての好きなこと、得意なこと、心地良い環境なのです。 仕事や職場で「嫌だ」と感じるのはダメなことではなく、適職を見つけるヒントでもあります。 ももさんは、実は”何十社と辞めてきた社会不適合者”ではなく、”何十社も経験した社会経験豊富な人”でもあるのですよ。 ももさん応援しています。 ・このカウンセラーのブログを読む
2017年05月30日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「旦那とセックスレス、女性としてつらい」という、さらりん(39歳・主婦)に、心屋塾上級認定講師のサトーマサトさんからアドバイスをいただきました。 ■さらりんさんのお悩み 結婚して6年になります。旦那とは仲良しなのですが、子どもが欲しいと言われながら、夫婦生活を頑なに拒否され続けています。 女でいるのがつらくて寂しいです。すべてのエネルギーを旦那に費やしてきたのに、母親とか家政婦みたいに思われているのかな、と自暴自棄です。男性に拒否されたことがないので、怒りに近い「ありえへんわ」という気持ちです。「子どもが欲しいと言いながら拒否るって、なに?」 みたいな。 最近はオンナ諦めモードになる自分が嫌いです。でも浮気も不倫も嫌です。縛られず自由になれる魔法、教えてください。 ※一部、質問内容を編集しています。 ■心屋塾上級認定講師のサトーマサトさんより 女性はセックスに関して、“恥ずかしいもの”という印象があり、なかなか話題にすることができないですよね。それゆえにひとりで悩みを抱えてしまいがちです。 セックスレスの問題はパートナーとの対話が重要と言われますが、たとえ夫婦の間でも言い出しにくい話題です。男性としての、女性としての、お互いの自信(プライド)にかかわってくるからです。それゆえ本音を言えず、パートナーを疑ってしまうのです。 今回のお悩みの場合は、“男性側の拒否によるセックスレス”ですが、女性は男性が想像している以上に傷ついていたりします。 「自暴自棄」「女でいるのがつらくて寂しい」「自分が嫌になる」とさらりんさんもおしゃっているように、パートナーの男性から求められないと、女性としての自信(プライド)が深く傷ついてしまうのです。 ”女性として見られていないのではないか?” ”愛されていないのではないか?” ”浮気をしているのでないか?” そんな疑いの目を持ってしまい、大変つらいものです。 そこで、さらりんさんに質問です。 もともと仲良しで子どもが欲しいと言っていた旦那さまは、なぜセックスを拒否するようになったと思いますか? さらりんさんに魅力がないからではなく、何かの悩み抱えていて、男性の自信(プライド)が揺らいでるから応じられない、ということも考えられます 仕事に忙殺されている、子どもを持つ事に対する不安感、ED… など旦那さまは、さらりんさんに言えない悩みを抱えていたりしないでしょうか? あと、もうひとつ想像してみて下さい。 「女性として見られてないのではないか?」「愛されてないのではないか?」「浮気をされてるのではないか?」など、疑った気持ちがあるまま求められても、男性は応じられないのではないでしょうか? セックスレスによって、さらりんさんの女性としての自信(プライド)が、いまは揺らいでいるのかもしれません。しかし、女性としての自信が揺らいでいるからこそ、その結果セックスレスを招いている…そんな可能性もあります。 そんな さらりんさんへの魔法の言葉は、「どうせ私は愛されてるし」です。 こうしたセックスレスの問題は、「解消しようとしない」が解決策だったりします。 セックスの有無に関係なく、“私は愛されている”と思ってみる。出会ったときのように、2人で楽しく過ごすことを意識されてみてはいかがでしょうか? 男性は、パートナーが笑顔で幸せそうにしていると、安らぎを感じます。自分の存在によって幸せにできていると実感する時、男性はパートナーに対し“愛おしい”気持ちになったりしますよ。 ・このカウンセラーのブログを読む
2017年04月04日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「職場で人と対立してしまう、穏やかに仕事するには?」という、さっちんさん(38歳・パート)に、心屋塾上級認定講師のサトーマサトさんからアドバイスをいただきました。 ■さっちんさんのお悩み 何回か仕事を変えているのですが、その先々で天敵が必ずいます。そうして必ず対立します。嫌だな…って思う言動や行動をチクチクとやられ、嫌だな…という思いから大嫌いに変わり、嫌いから恨みに変わり、怒りの火が消せずにいます。 負けたくない! 言い負かしたい! そんな気持ちがあるのも確か。疲れてしまって、何年か前にうつ病になりました。うつ病を克服したけど、また働き出したら同じような人に出会う。どうしたらこのループから外れて、心穏やかに仕事ができるようになるのでしょうか? 嫌だと思うと逃げを選択しています。 ■心屋塾上級認定講師のサトーマサトさんより さっちゃんさんに、まずやっていただきたいことがあります。 (1)紙と筆記具を用意して、天敵の“嫌な部分”を具体的に書いてみてください。 過去にあった出来事や天敵の顔をチョット思い出してみると良いでしょう。怒りの感情が蘇ってくるかもしれないですね。 (2)次に天敵たちの共通点を探ってみてください。 いつも同じようなところが“嫌な部分”と感じませんか? (3)書いたら、いつも出てくる天敵の“嫌な部分”だけを読んでみてください。 どうです? 自分も同じような部分があるな…、と感じませんか? もしかしたら書いている間に、気づいたかもしれないですね。 実は、天敵の“嫌な部分”は、自分の“嫌な部分”。自分の“嫌な部分”にダメ出しをしている可能性があります。 さっちんさんは自分の“嫌な部分”を抑えています。しかし天敵たちは“嫌な部分”をダメだと思っていない… そんな人たちではないでしょうか? さっちんさんの目の前で、天敵が、自分自身の“嫌な部分”を見せてくれるから、イライラするのです。さっちんさんは自分の“嫌な部分”がバレないように、いつも自分を見張っているのです。 さっちゃんさんは、自分に厳しく、他人にも厳しい人ではないでしょうか。 天敵に対する厳しい目、激しい怒りの感情は、時に自分自身にも向けられます。だから疲れてしまうのです。逃げを選択するのは、自分へのダメ出しに耐えられないからではないでしょうか? 天敵は自分の“嫌な部分”にダメ出ししなくてもいいと、わかりやすく教えてくれる、いわば師匠のような存在です。 さっちんさんが自分自身の“嫌な部分”を認めて、自分自身を愛せるようになるまで、この天敵=師匠は環境を変えたとしても、再び現れる可能性があります。 天敵=師匠は、「楽に生きていいですよ。自分のことを嫌わなくていいんですよ」と教えてくれるサインです。 そして、さっちゃんさんにチャレンジして欲しい事があります。 さきほど紙に書いた天敵の“嫌な部分”を実際、職場でやってみて下さい。 ありえない! と思ったでしょうか? でも天敵たちは“嫌な部分”をしていても、誰からも責められていませんよね。天敵の“嫌な部分”を真似して実際やってみることで、「やってはいけないと思ってたけれど、してもいいんだ」と自分自身の“嫌な部分”を少し認めてあげることができるのです。 軽いイタズラ、お遊び程度でやってみるといいですよ。 きっと、さっちゃんさんの自分へのダメ出しも少なくなってくるはずです。 ・このカウンセラーのブログを読む
2017年02月07日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「馬鹿にされたくない、からかわれたくない」という、かめさん(35歳・OL)に、心屋塾上級認定講師のサトーマサトさんからアドバイスをいただきました。 ■かめさんのお悩み 小さい頃から容姿のことで、からかわれることがあります。それも、一番仲の良い友達からです。小さい頃は、泣いたり、怒ってみたりして、自分が嫌なことを表現してきました。それでも、からかうのをやめてくれません。 大人になってから、本当にやめてほしいと何度も言ってきましたが、それでも、数人で集まると、悪ノリして何人かで言ってきます。他の言わない人も、止めるわけでもなく、かばうわけでもなく、何も言わず、やり取りを見ているだけです。 とても大切な友達たちなので、これからも関係は続けていきたいです。ただ、どうしてからかわれたり、馬鹿にされたりするのかがわかりません。そんなこと言われた時は、とても悲しい気持ちでいっぱいになります。 ■心屋塾上級認定講師のサトーマサトさんより 人の悩みにはいろいろありますが、突き詰めると人間関係の悩みになります。 「お金が足りない」という悩みでさえ、話を聞いていくと「上司との関係がうまくいかず昇進できない」とか「姑に家計のやりくりができていないことを知られたくない」…と結局は人間関係の悩みになってくるものです カウンセリングをしていると、よくこんな相談者さんがあらわれます。悩んでいること、嫌だったこと、怒っていることなどを話しているはずなのに、顔が笑っているのです。作り笑いや愛想笑いが身についているため、無意識に笑っており、本人にそのことを伝えても、まったく気づいていなかったりします。 好印象を与えるようにしている作り笑いや愛想笑いが、人間関係をかえって複雑にしているのではないかと感じることがあります。 友達は、かめさんが本気で嫌がってることに、気がついていない可能性があります。からかってるつもりはなく、たわいもない冗談のつもりで発言してないでしょうか? むしろ、かめさんは喜んでくれていると思ってるかもしれません。 やめて欲しいと伝えても、かめさんが本気で怒っていない分、友達に伝わっていない可能性があるのです。 そんな、かめさんへのアドバイスは… かめさんへのアドバイスは、“友人関係が途切れる覚悟を持って、本気で怒ってください”…です。 「からかわられた気分になる」「バカにされた気分になる」 「そんなことする人は好きになれない、一緒にいたくない」 「嫌だ」「やめて欲しい」「腹立たしい」「むかつく」 「子どもの頃から気にしている」「傷ついた」 「つらい、悲しい、さびしい気持ちになる」 自分の気持ち=本音を伝えてみるのです。 かめさんは子どもの頃の体験から、自分の気持ちを伝えることをあきらめたり、大人なので怒ることは良くないと思っているのかもしれません。 しかし人というものは、自分の気持ちを言わず自分の中に押し込めると、代わりに相手の気持ちを勝手に想像することをはじめます。 例えば、私の事をバカにしてる、軽く見られている… に違いないと、悪い想像をしがちです。そして、いつしか事実ではなく、この悪い想像に振り回されて悩みが大きくなっていきます。 この悪い想像を断ち切るためにも「本気で怒る」「本音を伝える」をしてみてほしいのです。 もしこれで関係が途絶えるような友達であれば、それはそれでいいのではないか、と思います。自分自身の気持ちを押し込めてまで、付き合っていく必要があるのでしょうか? かめさんの気持ちに触れ、理解してくれるのが大人の友人関係といえるのでないかと思います。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年12月20日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「夫を心配しているのに、イライラされる」という、ぁゃこーさん(31歳・小学校教員)に、心屋塾上級認定講師のサトーマサトさんからアドバイスをいただきました。 ■ぁゃこーさんのお悩み 夫が仕事のストレスでボロボロです。私には自分で自分を苦しめているようにしか見えないのですが、「世の中そんな甘くない!」「お前たちのために、俺は死ぬ気で頑張っているんだ!」と、すぐイライラし始めます。 会話をしようにも、「俺はヘトヘトだ」「面倒な話をするな」ととりあってもらえません。 先日、心屋 仁之助さんの著書「一生お金に困らない生き方」を読んで、「これだ!」と思ったので夫に薦めましたが「俺のどこに読む時間があるんだ!?」と見向きもせず…。そういう夫に私がしてしまっているのでしょうか。 ちなみに家事は全て私がしています。夫は職場でも親に対しても素は出せず、私に対してだけやたらと強気です。 4月に仕事職場復帰するにあたり、夫婦関係の不安がとても大きいです。 アドバイスよろしくお願いします。 ■心屋塾上級認定講師のサトーマサトさんより 「わかってもらえない」こんな気持ちを抱えることから、人間関係の悩みが生まれていくんだな…、とカウンセラーをしていて痛感します。恋愛・結婚・パートナーシップの問題は特に顕著ですね。 ぁゃこーさんは 旦那さんのことを想い、ストレスを減らしてあげたい…、と愛情を示してるのに、旦那さんに「わかってもらえない」で悩んでいますよね。 旦那さんは ぁゃこーさんのためにヘトヘトになるまで死ぬ気で仕事している…、と愛情を示してるのに、ぁゃこーさんに「わかってもらえない」で悩んでいるかもしれません。 以前の記事、 『「かまってちゃん」を卒業したい! 自立した良い関係を築くには?』 にも書きましたが、男性が一生懸命仕事をするのは、実は愛情表現であったりします。 男女では、脳と心の性質に違いがあるといいますね。(男性は人の話を聞かない 女性は地図が苦手…とか) 女性は「会話すること」でストレスを減らそうとします。抱えている気持ちを話して相手に共感してもらえるとストレスが軽減されます。ぁゃこーさんは女性の特性である「会話をすること」により、旦那さんのストレスを減らしてあげようとしています。 でも実は、かえってストレスを増やしている可能性があるのです。 男性は特性として、自分の気持ちについて話すのが苦手で、自分の事で周囲を心配させたくないと思っています。そして特に女性に対して、自分の弱さを見せることは“よくない事”とも思っています。(女性は弱さを見せてくれないのを「信頼されていない」と感じる人も多いようですが…) 男性はよく「気分転換」によってストレスを減らそうとします。スポーツ中継やお笑い番組をみる、ゲームをする、お酒を飲む…など、仕事の事を一瞬忘れることで 気分転換をするのです。 そして、家庭という場が一番、気分転換できる場であってほしいと願っています。しかしそんな時、ぁゃこーさんは 仕事の話を持ち出してくるのです。これは逆効果かもしれません。 そこで、ぁゃこーさんに 試してもらいたい事があります。 旦那さまが仕事で疲れているように感じた時、「いつも私達のためにがんばってくれてありがとう」って旦那さまをねぎらってみてください。 そうすると旦那さんは、自分が家族にためにがんばっている事を、ぁゃこーさんに「やっと、わかってもらえた」と思えるようになるでしょう。 ぜひ、笑顔をそえて、ねぎらってあげてくださいね。 旦那さまが家に帰った時、ぁゃこーさんが心配そうな顔をしてるよりも、楽しそうな顔をしてるのがうれしいはずです。仕事の疲れが癒され、くつろげます。一気にストレスが吹っ飛びます。 その笑顔のために、男性って仕事を頑張れる生き物なんですよ。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年11月08日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「かまってちゃんを卒業したい」という、みかさん(27歳・会社員)に、心屋塾上級認定講師のサトーマサトさんからアドバイスをいただきました。 ■みかさんのお悩み 彼に対してかまってちゃんが治りません。私はすぐ会いたくなるし、一緒にいてもいつもスキンシップを取りたくなります。しかし彼はそういうのはあまり好きじゃないので、かまってちゃんだね、まだ子どもだね、と言われます。 かまってちゃんを卒業してお互い自立した良い関係を築きたいのですが、どうしたら彼のことばかり考えずにいられるのかがわかりません。 また、ちょっとしたことでも不安があると落ち着かず、電話占いに頼ってしまいます。金銭的にも厳しいこともあり辞めたいのですが、不安になったり寂しくなったりすると電話占いに頼ってしまいます。 自分自身で解決していくにはどうしたらいいのでしょうか。 自立できないと結婚も難しいのではないかと、さらに不安が募り、つらい毎日です。 ■心屋塾上級認定講師のサトーマサトさんより みかさん、こんにちは、サトーマサトです。僕は男性ですので、今回はどちらかといえば男性視点からの回答です。 女性から恋愛・パートナーシップに関する相談を受けると、「へえーっ!?女性ってそう考えるんだ」と目から鱗が落ちることがあります。 西野カナさんのヒット曲 “トリセツ” 聴いた事あるでしょうか? 恋する女性の「彼がこうしてくれたら嬉しいのに…」が歌詞になってる曲です。多くの女性は共感するようですが、男性からすると「えっ!? そこ? 気づかないよ」と全く理解できなかったりします。 このように、恋愛・パートナーシップにおいて、男性と女性とでは ・大事にしている事 ・愛情表現としていている事 が大きく違っているのです。 世の中の多くの男性が、「大事にしている事」「愛情表現としてやっている事」で、女性が特に気づきにくい事があります。 それは「仕事をがんばること」です。 仕事で成功する・社会的地位を得る・安定した収入を得る・パートナーに贅沢をさせる…。男性はパートナーの女性に対して真剣であればあるほど、その傾向は強くなります。ストレートに言葉で愛情表現することが苦手なくせに、がんばっている姿を女性に褒めてもらいたい、成功を一緒に喜んで欲しい…、なんて思っています。 女性からすると「えっ!? そこ? がんばるところが違う!」と思いませんか? 連絡がない・変化に気づかない・気持ちを理解してもらえない・一緒にいる時間が少ない…。女性は、男性の心が自分に向いていないと不安になりますよね。 男性が女性のために、仕事をがんばってしまえばしまうほど、女性は不安をかかえます。そして「彼が大事にしてくれない」と思うようなり「私から気持ちが離れた」と思ってしまう場合があります。気持ちのすれ違いが生じてしまうのです。 そこで、みかさんにやってもらい事があります。彼が恋愛関係を続けるために「大事にしている事」「愛情表現としてやっている事」を調べてみてください。つまり、彼の “トリセツ” を把握するのです。 もしかしたら、みかさんが想像しているものと全く違うことを彼は大事にして、みかさんへの愛情を示しているかもしれません。 彼がみかさんのためにしている事に気づかず、見過ごして不安になり「もっと愛情を示して欲しい」と彼を困らせている可能性はありませんか? 彼からの愛情表現に気がつけば、「実は私は愛されていた」と不安・寂しさを抱えることも少くなりなります。 あと、みかさんが「彼に気づいて欲しい事」があるように、彼にもまた「みかさんに気づいて欲しい事」ことがあるんですよ。そんな彼の気持ちにも気づいてあげられるといいですね。 お互いの大事にしていることを理解しあえれば、自立した良い関係を築けるのではないでしょうか。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年09月13日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「不登校の息子を心配しすぎてしまう」という、ともまむさん(40歳・主婦)に、心屋塾上級認定講師のサトーマサトさんからアドバイスをいただきました。 ■ともまむさんのお悩み いま私の中学1年の息子が不登校です。不登校は小学6年生の10月から始まりました。精神科では、統合失調症の周辺症状ではないかと言われ、スクールカウンセラーの臨床心理士の先生には「病気じゃないと思う」と言われました。しかしもし統合失調症だったら、と思うと怖くて病院を4回も変え、いまに至っています。 息子はここ1ヶ月、別室登校をしています。私は心配のあまり、2月に仕事を辞め、一緒に登校し一緒の部屋で1時間あまりを過ごして帰ってくる毎日です。実は私の叔母が統合失調症を患っております。そのことも関係があるのかもしれません。 病院で言われることはいろいろだし、毎日ゴロゴロしてゲームばかりしている息子を見ていると将来を悲観してばかりいます。病気でないとしたら、家相かな、いい開運方法はないかな、心理療法をしてくれるところを探し回ったりもしています。 毎日息子に、「学校いくよ~」と声をかけても「行きたくない」と言われると、とても気分が落ち込んでしまいます。私自身も軽度うつのようになり、早朝覚醒が続いたり、ちょっとしたことでも泣いてしまう毎日です。 このままでは下の子もかわいそうだし、もし本当に統合失調症だったとしたら、主人と向こうの両親に申し訳ないと頭の中がグチャグチャしていておかしくなりそうです。 因みに私の両親は長男を矯正できるような全寮制の学校に入れろと言っており、それを息子に話したら、ママは僕のこといらないって思ってるんでしょ、と言われ2人で泣いてしまいました。誰か助けて…! という状態です。 ■心屋塾上級認定講師のサトーマサトさんより こんにちは。うつ・心の病をテーマに活動しています サトーマサトです。 最近不登校などに対して、教育現場と医療現場が連携して早期に介入、支援する傾向にあります。しかし、かえって自分の子どもが発達障害、学習障害、精神疾患の疑いがあると専門家から告げられ悩んでしまう…そんな親御さんが増えています。 精神医学の専門家に診察を受ければ、何かしら精神疾患であると診断名がついたり、疑いがあると告げられます。しかし、その診断は「その専門家の、その時の見解」にすぎません。あまり重く受け止めない方が良いでしょう。 この場合、単に思春期の男の子によくある「反抗期」だけなのかもしれません。 そもそも息子さんは なぜ不登校になったのでしょう? 息子さんが病気だからでしょうか? いいえ、きっかけとなった出来事があるはずです。息子さんも何か事情があって不登校になったのではないでしょうか? 学校に行けなくなった「息子さんの気持ち」をまず理解してあげるのが良いでしょう。 年頃の息子さんですから、父親の方が本音を喋りやすいかもしれませんね。 以前 母親がうつで悩んでいる方の相談にお答えさせていただきました。 ▼母親のうつ病に心を痛める女性へ贈る言葉【心屋仁之助塾】 解決のための考え方は基本的には一緒で、ともまむさんがいかに息子さんを信頼し見守ることができるか… だけです。 心配し、精神科に連れて行ったところから問題が大きくなってませんでしょうか? ともまむさんが息子さんを心配し、更生させようとすればするほど、息子さんは「僕は異常なんだ」「親からも変と思われている」「ダメな息子なのだ」と思うようになるのです。 親の心配を、子どもは「愛情」としては受け取りません。単に「親からの監視」と受け取ります。 ともまむさんは息子さんをみていると、ご自身の劣等感・コンプレックスが刺激されるのです。だからつい「心配」してしまう。しかし、この「心配」が問題を大きくしています。 ともまむさんの「人の目が気になる」「他人の意見に左右されてしまう」「自分のやっている事に自信がない」… が問題の根本だったりします。 ともまむさんへの魔法の言葉は、 「誰がなんと言おうが、私の息子だから大丈夫」 です。 息子さんの行動を見て、気持ちがザワザワした時につぶやいてみて下さい。この言葉がしっくりした時に、ともまむさんの心配も消え、息子さんの行動もずいぶんと変わってくるはずです。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年07月26日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門が相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「母親のうつ病にどう向きあったらいいのかわからない」というこゆきさん(31歳・会社員)に心屋塾上級認定講師のサトーマサトさんからアドバイスをいただきました。 ■こゆきさんのお悩み こんにちは。私の母は、現在うつ病を患っています。母の病とどう向きあえば良いのか教えてほしいです。よろしくお願いいたします。 ■心屋塾上級認定講師・サトーマサトさんより こゆきさん、こんにちは。うつ・心の病をテーマに活動しています サトーマサトです。お母さまがうつ病ということで、心配で相談いただいたかと思いますが…。 じつは、お母さまのことを「心配しないこと」が一番いいのです。お母さまのことを「放置する」ぐらいが、ちょうど良かったりします。「えっ!? どういうこと!?」と思われたかもしれません。説明いたしますね。 うつ病になる人は、もともと真面目で勤勉、我慢強い、がんばり屋、負けず嫌い、完璧主義、他人を気遣える人です。それが限界を超え、心と体の安全装置・ブレーカーが落ちている状態です。 「ちゃんとしたいのにできない」で悩んでいます。うつ病になって「できなくなった自分」を「周囲の人に迷惑をかけてる」と責めているのです。周囲の人が心配し、悩んで暗い表情を浮かべていると、自分のせいで周りを不幸にしているんだ…と、さらに自分を責めます。 たとえるならば、お母さまはいま、荒波に飲まれ、海で溺れている状態です。こゆきさんは 海に飛びこんでお母さまを助けようとします。 しかしながら、お母さまの側からすると、自分を助けようと愛娘が荒波に飛びこむ姿に「娘に申し訳ない、迷惑かけている」「自分がこんな病気になったばかりに」とまた自分を責めてしまいがちです。 こゆきさんは「助けようとする」する一方で、お母さまは「これ以上迷惑をかけまいと無理をする」。この状態を続けていると…。 溺れている人を助けようとして、自分も溺れてしまった。そんなケースになりかねません。陸の上から、お母さまが岸へたどりつけるよう見守るのが良いのです。 こゆきさんへの魔法の言葉は、「お母さんを 放っておいてもいい」です。 まずは、こゆきさん自身が幸せに暮らすことです。気持ちが明るくなるように好きなことをして、生き生きと人生を楽しみ、輝いた笑顔を見せること。その姿こそが お母さまにとってなによりの良薬です。お母さまが自分を責めずにすみ、安心できます。 こゆきさんのような「自分の大切な人が、うつで苦しんでいます」という相談、じつは結構多いのです。 上記のことを伝えると、多くの方は「そういわれても…」なんておっしゃいます。その場合は、うつ病で苦しんでいる人が問題でなく、相談者の問題として扱います。 こゆきさんに質問です。「うつ病に苦しんでいる母親をみてると どんな気持ちになりますか?」 罪悪感や不安感を抱えてるとしたら、その気持ちを解消できるように、こゆきさんが「自分自身の問題と向きあってみる」必要があります。 自分自身と問題と向きあい解消できたとき、不思議とお母さまのうつ病も快方へ向かうでしょう(そのようなケースを多くの相談者で見てきました)。 最後にオススメの映画があります。宮﨑あおいさん&堺雅人さん主演の『ツレがうつになりまして。』です。夫(ツレ)のうつ体験を通じて夫婦の絆を深めていく物語です(ご覧になったことあるでしょうか?) お母さまのうつ…たいへんな状況かもしれません。しかし、この経験を通じて、こゆきさん自身が自分の生き方を見直し、母娘の関係がより深まる転機になること願っております。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年04月19日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門が相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「自分には何もないことが不安」というmimiさん(26歳・派遣社員)に心屋塾上級認定講師のサトーマサトさんからアドバイスをいただきました。 ■mimiさんのお悩み はじめまして。私は昔から人付きあいに悩んでおり、長時間人と一緒にいられない性分です。反面、多くの友だちに囲まれている人を見ると強くうらやましいと感じ、自分には友だちがたくさんいないことにがっかりします。 数年前までは、人付きあいもがんばって、周りに人がたくさんいるときもありました。ただ、私がその方々と一緒にいたいわけではなくて、「人に囲まれてる自分が好き」「私ってこんなに愛されてるんだよ」ということを周りにアピールしたいだけということに気づきました。 そのわりに、私はすぐに人と比較してしまいます。「この子と比べて私は積極的じゃないし友だちも少ない」や「あの子は私よりもほかの人の方が大切なんだろう」、「私には特徴もないし、すごくもないし、人が寄ってきてくれないのは当たり前だ」などと考えてしまうため、人と一緒にいると心が疲れてしまうのです。 根本には、自分への自信のなさや、自分がみんなの一番になれない悔しさ、自分を表現することが恥ずかしくなり、自分らしさがなくなってしまったことへの悲しさがあるんだと思います。 でも、「私には何もない(得意なこと、自分らしさ、強みなど)から人が寄ってこないのは当たり前」と思うことにはとても違和感を感じています。 「何かがないといけない」という意識が、いつも私にはあるような気がするんです。そのために留学ををするなど、周りの人とはちがう特別な何か…付加価値のようなものをつけなければという気持ちになってしまうのです。 それに気づいてからは、自分に付加価値をつけるために何かをすることを辞めました。もっと気持ちを楽に生きたいと。 ただ、そうしたいま、やはり自分には何もないなとすごくすごく不安になります。 誰かと一緒にいても話題を考えてしまい、何を話したら良いかわからなくなってしまうのも、私がこんな思考をしているからなのでは…と思っています。こんなこと誰にも相談できないので、いつもひとりで抱えてしまって解決しないまま時が過ぎています。 いいたいことがまとまらず、すみません。とにかく、なぜ不安になってしまうのか、この不安を取りのぞくにはどのように考えてゆけばよいのかアドバイスをしていただきたいです。 長くなりましたが、どうかよろしくお願いいたします。 ■心屋塾上級認定講師・サトーマサトさんより mimiさん、こんにちは。サトーマサトです。 ビジネス世界では 「自社品には他社とはちがう付加価値が必要」とされます。また、自分自身を商品として売りこまなければならない、そんな場面もありますよね。 自分に付加価値つけようとして努力し 知識や実績を積みあげ、オシャレやぜいたくをする。これを、ビジネスの世界では成功・成長・自己実現なんていいます。 がんばって結果を残せば心が満たされるはず…人から愛される、認められるはず…。しかし、完璧な自分に近づいても、よい人間関係が築けず、自分に自身が持てない。がんばってうまくいってはいるけど、孤独を感じてしまう。 僕自身も、そんな元・製薬会社の営業(MR)でした。オマケにウツにもなりました。 mimiさんの「自分になにもないという不安感」を取りのぞく方法をひと言でいえば、「お悩みで書かれたことを周囲の人に話してみてください」です。 こういった mimiさんの不安な気持ちは、じつは誰しも持っているもの。人付きあいがうまく、うらやましいと感じる友だちをよく見てみてください。「自分の失敗やコンプレックスをオープンに話している人」「うそがない人」「本音で付きあってくれる人」ではないでしょうか? 人というものは「自分の弱さを見せている人」に安心したり、親しみを感じたり、共感するようです。いままでで身につけた「鎧=付加価値」を脱いで「裸=何もない自分」で人と付きあってください。 とても勇気がいりますが、自分の抑えていたちょっとカッコ悪い「本当の気持ち」を周囲の方に話してみてくださいね。周囲の人は、mimiさんが「オープンに接してくれた」「本音で付きあってくれてた」と感じることでしょう。これを心理学では、自己開示、心屋塾では「言えると、癒える」なんていいます。 mimiさんへの魔法の言葉は、こちらです。 「何もない自分でも 愛される 認められる」 自分自身の得意なところやよい所は、他人が教えてくれるものなのです。「自分に何もない」とおっしゃるmimiさんですが、自分では気づいていない、忘れてしまっている得意なところやよいところ所があるはずです。 mimiさんが勇気を出して自分の弱さをオープンにしたとき、「何もない自分でも 愛される 認められる」証拠を周囲の人がきっと教えてくれるでしょう。 【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2016年02月23日