■「早く帰ってきて」に込められた妻の気持ちを知る
【チェックポイント3:ママへの理解】/>
子育てには想定外のできごとが起こるもの 妻の大変さを痛感する
――パーツごとの育児参加ではなく、息子さんが寝るまでの流れをすべて行うことで、何か変わったことはありますか?
妻の大変さがわかったことでしょうか。子どもがひとりのときは、22時過ぎまで仕事をしていたものですから、ほとんど育児に参加できていませんでした。息子の育児をするようになってから知ることも多くて。「オムツって、1日でこんなに消費するものなの?」とびっくりしたことを覚えています。
以前は、妻から「もう少し早く帰ってきて」と言われても、その言葉の通りにしか受け取っていなかった。でも、そのひとことの中には、こんな大変さが詰まっていたのかと身をもって知りました。
――いまでは育児をしっかりこなされて、誰が見てもイクメンです。
完ぺきではないですよ。
最近も、妻から注意を受けました。毎朝の子どもたちの歯みがきは僕が担当しているのですが、先日、息子のオムツ替えという想定外のアクシデントが発生(笑)。生理現象だから仕方ないものの、おかげで家を出る時間になっても、娘の歯みがきが終わっていないことがありました。
妻からは、「ふられたタスクは、ちゃんとこなしてね」というひとことが…。育児には、タスクで見積もっても、どうにもならないことが起こりますからね。それ以降はオムツ替えの時間も加味して行動しているので、今朝も大丈夫でした!
――息子さんと過ごす時間が長い分、パパになつきそうですね。
息子の育児をするまでは「パパ」って呼ばれたことがなくて、「ママ」ばかり。それが、いまではママのことも「パパ」って言います。
「やった! 僕の時代が来た!」って思いましたね(笑)。一緒にいて世話をするだけで、こんなに変わるものかとびっくりしました。妻は…ちょっとへこんでいましたけど(笑)。
【チェックポイント4:ママのケア】
子育て中も好きなことはやめない 毎週土曜日は夫婦の趣味の日にあてる
妻のケアというよりは、お互いに自分の時間を持つようにしています。毎週土曜日を趣味の日にあてていて、午前中は妻が日本舞踊に行き、午後は僕がテニススクールへ。どちらも子どもが産まれる前から続けていた習いごとです。
日本舞踊には子どもをひとり連れていけるので、だいたい僕が下の子と遊んでいます。午後に子どもたちがお昼寝をするころ、僕が出かけるという感じです。
ごくたまに、子どもが寝た後にふたりでお酒を飲むことも。妻は通販サイトで日用品の買物をしながらですが、日常的な息抜きのひとつではありますね。
――お子さん2人を瀬川さんが見るというケースもありますか?
一度だけありました。ふたりをプールで遊ばせようと思っていたのですが、準備する間は目を離さないといけない。でも、3歳児と1歳児をふたりっきりにさせておくのはこわいですよね。うちにはパソコンが2台あったので、Facetimeをつないで部屋の様子をチェックしながら別の場所で組み立てました。
上の子が下の子の世話をしたがる年ごろなので、無理やり抱っこしようとすることもあります。そこで悲鳴があがると、「○○ちゃん、抱っこしちゃダメ!」って注意もできます。
ふたりきりにしないといけないときの必需品です。