ちなみに、食器を拭いたふきんは煮洗いしているのだそう。「夕飯づくりや後片付けなどでキッチンに立ったついでに、“ル・クルーゼ”などの鍋を使って煮沸します」。
酸素系漂白剤とセスキ炭酸ソーダを使えば、ふきんも鍋も常にピカピカをキープ。時々、鍋をたわしでゴシゴシ…とも無縁に。
重曹や酸素系漂白剤などの粉末は、「フレッシュロック」に詰め替えて。密閉度にすぐれているうえ、蓋まで透明なので残量も一目瞭然。プラスチック製で、ガラスのように負担がなく軽々と持ち上げられます。
■床への直置きが「吹きだまり」を生む
「部屋の掃除は、出勤前に簡単に済ませます」とholonさん。
掃除機やワイパーをざっとかけたりと、5~10分程度。そのひと手間があるだけで、部屋をキープできるかどうかが変わってきます。
ひとくちに「ざっと掃除機をかける」と言っても、ここで大切なのが、「床にものを置きっぱなしにしない」ということ。
「床にものがなければ、掃除も短時間で簡単。鞄や雑誌など、ついつい何気なく床に置いてしまいがちですよね。でもひとつ置くと、そこが『吹きだまり』になってどんどん散らかっていくんです」
また、帰宅後にパッと置いてしまいがちな通勤バッグや子どもの保育園バッグなどのために、holonさんの家にはいたるところにフックが取り付けてあります。
玄関を入ってすぐの廊下に取り付けたのは、「無印良品」の“壁に付けられる家具・フック”。鞄をいったんここに掛ける習慣をつけることで、リビングに持ち込むことはありません。
そのあとは、玄関脇のクローゼットがある部屋に片付けます。
少し面倒に思えることも、こまめにやることで、結果的に
時短につながります。holonさんのゆとりは、こんな小さな心がけで生まれているようです。
次回は、holonさん家のふたつめのポイントとして、こまごまとする日用品やストック類の
一元管理術をご紹介します。
取材/文:藤沢あかり 撮影:有本真大
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