これがわが家の「愛情たっぷり! パスタごはん」

家族の時間を大切にすることで知られているイタリアでは、家族で一緒に囲む食卓には “ママのおいしい手料理” が欠かせません。様々な分野で活躍するママたちに、食と子育てのお話と「わが家のパスタごはんレシピ」を教えていただきました。

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料理が子どもの「自立と成長」を促す:江口恵子さんインタビュー【愛情たっぷりおうちパスタのレシピ付き】

料理が子どもの「自立と成長」を促す:江口恵子さんインタビュー【愛情たっぷりおうちパスタのレシピ付き】
フードスタイリストとして活躍する江口恵子さん。料理教室の講師や吉祥寺のカフェ&デリ『ORIDO(オリド)』のオーナーでもあり、多忙な毎日を過ごしています。

プライベートでは、中1の長女、小4の長男、小1の次女の3人のお子さんのママ。食べることや料理を通して江口さんが子どもたちに伝えていることとは? お話を伺いました。

【江口恵子さん プロフィール】料理が子どもの「自立と成長」を促す:江口恵子さんインタビュー【愛情たっぷりおうちパスタのレシピ付き】
フードスタイリスト。雑誌や広告へのレシピ提供、スタイリングなどを幅広く手がける。ケータリング、ナチュラルフードカフェ&デリ、料理教室を柱とした、『ナチュラルフードクッキング』を主催。東京・吉祥寺でカフェ&デリ『ORIDO』を営む。著書に『子どもといっしょに 季節の食しごと&保存食』(マイナビ)、『普段使いの器は5つでじゅうぶん』(ジービー)ほか。
HP:https://www.natural-foodcooking.jp/
お店:http://www.orido.life
instagram:@orido.kichi
Facebook:@orido.life

料理が「子どもの自立と成長」を促してくれる

「食べることへの興味は3人とも共通して持っています。赤ちゃんの頃から、私が楽しそうに料理したり食べたりするのをずっと見てきたからかもしれないですね。子どもって親のマネをしたがるでしょう。料理や食事の意味を知るより前に、ママがやっているアレは絶対楽しいことに違いない! って思っていたのかもしれません」

料理が子どもの「自立と成長」を促す:江口恵子さんインタビュー【愛情たっぷりおうちパスタのレシピ付き】

幼いころからバレエを続けている長女のはなちゃんも、料理が大好き。


そう楽しそうに話す江口さん。3人のお子さんはみんなマイ包丁を持っていて、料理も得意。長女のはなちゃんや長男の太一くんは、パスタや出し巻き卵も作れるそうです。

「私は子どものやりたいことにダメ出しをすることはあまりなくて、たとえば卵を焼きたいといったら『いいよ』と作らせます。最初のうちは教えたり近くで見ていたりと大変ですが、早いうちからやらせると後がすごくラクですよ。私はよく『ここでかけた時間や労力は投資だから』っていってたんですけど、中1の長女に関してはもう投資分を回収できていると思っています(笑)」

食べることに関して、子どもが自分の面倒を自分でみられるようになると、親もラクだし、子ども自身の自由度もあがるといいます。

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「以前、長女に『お弁当作ろうか?』と聞いたら、『自分でパスタを作って食べるからいらない』っていわれたことがあるんです。自分で作れるからそのときの気分で自分が食べたいものを食べられる。それは本人にとってもハッピーなことだなと思うんです」

「食べるもの」を選ぶことは、「人生」を選ぶこと

江口さんが大人になってよく思うのは「人生は選択の連続」だということ。

「私自身、失敗を恐れないようにしていますし、子どもたちにも失敗は失敗じゃないと教えています。ただ、大なり小なり何かを選ぶことは一生ついてまわるから、選ぶ力を子どもたちにも身に付けてもらいたいですね。

私は食べるものを選ぶことは人生の選択にもリンクしていると思っています。受け身じゃなくて、いま自分が何を食べたいか、いまの自分の体に何が必要なのかを考えながら、食べるものを選んでいける人って人生も絶対チョイスできると思うんです。でも、それを言葉で教えるのって難しいじゃないですか。だから子育てでは意識的に子どもが選ぶ機会をつくってきました」

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具体的には、たとえば朝食のときスープとミルクティーのどちらを飲みたいか聞くようにしたり、小さい頃は毎日おやつを2~3種類用意してその中から選ばせたり…。おもに食にまつわるシーンの中で、小さな選択を用意することを心がけてきたそうです。その甲斐あって、いまでは子どもたちが「ママ、どうしたらいい?」と聞いてくることはほとんどないのだとか。

「逆に私の言いなりにもならないから面倒なこともありますが、自分で決める力が付いていると、親としてはなんだか安心できます。もちろんそのときの選択が正しいかどうかはわかりませんが、私にだってわからないときもあるし、自分で決められるだけでOKだと思っています」

料理は「自己表現」のためのツール

江口さんにとって料理は仕事でもありますが、家族のために作る料理はまた別の意味があるそうです。

料理が子どもの「自立と成長」を促す:江口恵子さんインタビュー【愛情たっぷりおうちパスタのレシピ付き】
「私は忙しくても料理は苦にならなくて、逆にごはんを作らないほうがストレスになっちゃうんです。家族にごはんを作ることで、仕事モードからおうちモードにスイッチできるんですよね。

仕事をしているので四六時中子どもに目を向けたり構ったりしてはいられないから、ごはんを作って食べさせることだけはちゃんとやっておきたいんです。『昨日、咳をしていたかられんこんを食べさせよう』とか、子どもの健康管理が一番しやすいのも “食べるもの” だと思っています。

それから私にとって料理は『自己表現のためのツール』でもありますね。料理を通して子どもの自立を促したり、選択の練習をさせたりしていますが、自己表現の相手は我が子に限りません。たとえば料理教室の若い生徒さんに『人生は自分で選べるからガマンしなくていいのよ』ということを伝えたいとき、それをそのままいうより、『味付けは好きにしていいよ』という料理の説明と合わせて話したほうが納得してもらえるんです」

「おうちパスタ」は野菜をたっぷり使ってヘルシーに

こんなふうに、食べることも作ることも大好きな江口家の子どもたちの間で、ベスト3に入る人気メニューのひとつがパスタ。「今日のごはん何?」と聞かれて「パスタ」と答えると、「わーっ!」と歓声があがるほど。

また、忙しい江口さんにとってもパスタは重宝する時短メニュー。乾燥パスタとトマトの水煮缶は欠かさず常備しているそうです。

“ファルファレ” などのショートパスタは、忙しいママたちの味方となる食材。パスタソースとあわせるほか、野菜などと組み合わせて冷やし「パスタサラダ」としても。

“ファルファレ” などのショートパスタは、忙しいママたちの味方となる食材。パスタソースとあわせるほか、野菜などと組み合わせて冷やし「パスタサラダ」としても。


「パスタを作るときはできるだけ野菜をたくさん使って、具だくさんに仕上げます。うまみも出ますし、一皿でも栄養が摂れるので。長女はバレエのレッスンで帰りが遅いときも多いので、夕食のパスタは野菜を増やして麺を少なめにするなどカロリーを下げる工夫もしています」

料理が子どもの「自立と成長」を促す:江口恵子さんインタビュー【愛情たっぷりおうちパスタのレシピ付き】
バレエに本気で取り組む長女はなちゃん。すらりとしたスタイルを維持するためにも、食事管理はとても重要。その点パスタは、同等カロリーのお米と比べるとたんぱく質や食物繊維・鉄分も豊富。バランスのとれた食生活として世界的に知られる地中海式食事法のベースにもなっています。

「昔、イタリア料理の先生に、バリラのパスタはアルデンテの状態が長く続くと教えてもらってから、バリラのパスタが好きです。ロングパスタはもちろん、ショートパスタもよく使いますよ。子どもも食べやすいし、茹でるときも鍋にザッと入れられて気軽な感じだし、盛り付けもラク。味が絡みやすく、時間が経ってもおいしいのでお弁当にもおすすめです」

料理が子どもの「自立と成長」を促す:江口恵子さんインタビュー【愛情たっぷりおうちパスタのレシピ付き】
「バリラ」は140年の歴史を持つイタリアNo.1パスタブランド。こだわりのデュラム小麦と独自の製造方法により、誰もがおいしいアルデンテに仕上げられるのだそう。ロングパスタ、ショートパスタのほか、パスタソース(計4種)も人気。パスタソースは化学調味料・着色料・保存料が無添加、保存期間は未開封状態で1.5年以上と、忙しいママたちにおすすめのストック食材。家庭で作るソースと同じ過程で煮込んで作られているため、トマトから煮込む手間を省くことができます。「バリラ」の魅力はこちら >>

ちなみに江口家の食卓のこだわりは、火を通した野菜料理と生の野菜料理の両方を並べること。サラダなどで生野菜の酵素も摂りつつ、具だくさんの味噌汁なども用意して、バランスが偏らないようにしているそうです。

パパはパスタが趣味、日曜の夜はパパのパスタが定番

実は江口家では「パスタ=パパの味」というイメージも強いそう。

「週末は私が仕事のことも多いので、日曜日の夕食はだいたい夫がパスタを作ってくれるんです。子どもたちのリクエストを聞きながら、何種類も作って順番に出してくれるんですよ。おいしいのでつい食べ過ぎちゃいます」

江口家のパパは、パスタ料理を作るのが趣味。数年前、たまたま図書館で借りたパスタのレシピ本をきっかけに、パスタを作るおもしろさに目覚めたそうで、得意なのはトマトソースとカルボナーラ。とくにトマトソースは数年かけて納得する味にたどり着いた自信作だとか。

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家族5人が食卓にそろうのは週に1回あるかないか。そんな大切な家族のだんらんの中心にあるのがパパのパスタという江口家では、子どもたちがパパからパスタの作り方を習うことも。パスタは親子のコミュニケーションツールとしても一役買っているようです。家族みんなが揃って、賑やかにあつあつのパスタを囲むというその光景は、まさにイタリア人家族のしあわせの象徴そのもの。江口家の仲の良さが伺えます。

家族の愛がさらに深まる!
バレンタインにおすすめの「ハレの日パスタ」レシピ

そんなパスタ好きパパとのバレンタインごはんは、やっぱりパスタ! 江口さんが考案する、日常的なパスタとはひと味違うバレンタインにおすすめのハレの日パスタのレシピをご紹介します。

「具材たっぷりシーフードトマトパスタ」(調理時間:約25分)
料理が子どもの「自立と成長」を促す:江口恵子さんインタビュー【愛情たっぷりおうちパスタのレシピ付き】
今回使うのは、「バリラ」のかわいいリボン型のショートパスタ “ファルファレ”。家族の結びつきや愛情をイメージさせるリボンは、バレンタインごはんにぴったり。殻付きのえびやあさりをプラスすることで、見た目もぐっと華やかになり、ハレの日感が高まります。

料理が子どもの「自立と成長」を促す:江口恵子さんインタビュー【愛情たっぷりおうちパスタのレシピ付き】

少し小ぶりなリボン型がかわいい「バリラ」のファルファレ。(150g、250g、500gの3種)形に特長のある食材と合わせると、よりきれいな盛りつけができます。


魚介は白ワインで蒸し煮にしてトマトソースと合わせることで、固くならず風味もアップ。えびは殻付きのまま炒めるとうまみが出ます。材料はスーパーで気軽に買えるものだけなので、当日でも準備できますよ!

【材料】(3~4人前)
料理が子どもの「自立と成長」を促す:江口恵子さんインタビュー【愛情たっぷりおうちパスタのレシピ付き】
「バリラ」ファルファレ……250~300g

(トマトソース) 
・玉ねぎ……100g
・人参……50g
・セロリ……30g
・トマトの水煮缶(ダイスカット)……450g
※さらに時短!⇒「バリラ」のバジルのトマトソースを代用してもOK

・えび……8尾
・いか……1杯
・あさり……1パック
・にんにく……1かけ
・白ワイン……50cc

・オリーブオイル……大さじ2
・塩……小さじ1/2
・イタリアンパセリのみじん切り……適宜

【作り方】
1)野菜はみじん切りに。えびは殻を残し脚だけを取り除き、背わたをとる。いかは内蔵を取り除き輪切りにする。あさりは砂抜きをする。
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【これで時短!】
5分でできるあさりの砂抜き

料理が子どもの「自立と成長」を促す:江口恵子さんインタビュー【愛情たっぷりおうちパスタのレシピ付き】50℃のお湯に入れ、スプーンや菜箸でかき混ぜ、砂が出たら2~3回お湯を替える。

2)鍋にオリーブオイル大さじ1を入れて熱し、1)の野菜をしんなりするまでじっくりと炒める。
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トマトの水煮缶と塩小さじ1/2を加えて、中火で7~8分煮込む。
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3)フライパンに、みじん切りにしたにんにくとオリーブオイル大さじ1を入れて火にかける。
香りが出てきたら、えび、いかを加えて強火で軽く炒め、さらにあさりを加えてさっと炒めたら、ワインを回しかけて、蓋をしてあさりの口が開くまで強火で蒸し煮にする。
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4)あさりの口が開いたら、2) のトマトソースに加えて中火でひと煮立ちさせる。
料理が子どもの「自立と成長」を促す:江口恵子さんインタビュー【愛情たっぷりおうちパスタのレシピ付き】

5)ファルファレを塩(分量外)を入れたお湯で茹でる。茹であがったら水分をしっかり切って 3)の鍋に加えてソースを絡ませてお皿に盛る。上からイタリアンパセリのみじん切りを散らす。
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【さらに時短!】
「バリラ」のバジルのトマトソースを活用

料理が子どもの「自立と成長」を促す:江口恵子さんインタビュー【愛情たっぷりおうちパスタのレシピ付き】
「パスタソースを作る時間もない! というときは無添加が嬉しい「バリラ」のバジルトマトソ―スで代用してもOK。 1)2)の工程がないのでさらに時短で仕上がりますよ」(江口さん)

江口さん自身はこれまであまりバレンタインに特別なことはしてこなかったそうですが、「娘と一緒にバレンタインごはんを作るのは、すごくいいですね」とにっこり。

料理が子どもの「自立と成長」を促す:江口恵子さんインタビュー【愛情たっぷりおうちパスタのレシピ付き】
「バリラ」のリボン型のパスタ “ファルファレ” なら、パパ大好き! という気持ちや日頃の感謝がより伝わりそう。みなさんもハレの日パスタを囲みながら愛情あふれるバレンタインを家族で過ごしてみませんか。

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[PR]バリラジャパン

取材・文/古屋江美子 撮影/林ひろし

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