犬や猫と暮らしながら、子育てをしているママやパパをご紹介する「いぬねこ うちのこ。」。今回は
スペシャルインタビュー。愛猫家としても知られる、ミュージシャンの
坂本美雨さんです。
自称
「ネコ吸い」の坂本さんは、大の愛猫家。愛猫の
サバ美ちゃんと、3歳になったばかりの娘さん、通称
“なまこちゃん”、旦那さまと4人で暮らしています。
娘とサバ美。なんだか似てきた2人。
子育て中のママ、しかも猫が好きならフォロー必至の坂本さんのインスタグラムは、なまこちゃんの成長とともに、愛らしいサバ美ちゃん、また坂本さんが個人でされている動物愛護活動などの情報もあり、たくさんの方から支持されています。そんな坂本さんに、うちのこのベストショット、猫と暮らしながらする子育てについて、たっぷりお話を伺いました。
■愛すべき「うちのこ」たちをご紹介!
1歳の誕生日。初めてぎゅっとさせてもらったのが、サバ美からのプレゼント。
・なまこ 3歳
・サバ美 推定10歳 サバ柄
娘は先日3歳になったばかり。
“なまこ”は
胎児ネームで、サバ美が寝ている姿がなまこみたいだから、ときどき“なまこ”と呼んでいたんです。
そのうち、お腹にいる娘のことも“なまこ”と呼ぶようになりました。本名だと思われている人もいるようですね(笑)。
サバ美は、2010年に里親募集サイトに載っていたところ、私が一目惚れして家族に。別の名前を考えていたのですが、ボランティアさんがつけた「サバ美」に反応していたので、そのまま呼んでいます。姫気質ですが、人が大好きな甘えん坊。サバ美とは、新聞の企画で結婚式を挙げたこともあります。
お腹の赤ちゃんを温めてくれる、スフィンクスのようなサバ美。
毎日のスキンシップは、“吸う”こと。お腹に顔をうずめて息を吸い込み、サバ美と愛情交歓しています。
娘が生まれる前日に撮った写真。大きなお腹がサバ美の足置きに。
【ママに質問!】
1:愛猫・サバ美ちゃんとは、いつから一緒に暮らしていますか?
最初の頃はここまで近づくのが限界でした。
サバ美とは娘が産まれる前からいっしょに暮らしていますが、娘と初めて対面したときは「なんじゃこりゃ?」という感じで戸惑っていました。いまだに娘との距離はあるんですが、最初の頃はクーファンのなかを恐る恐る覗き込んだりしていました。
生後2週間の頃。クッションの壁があれば、近い距離にいる2人。
でも、生後2週間くらいのときに授乳をしていたら、ブランケット越しにサバ美がフミフミしてきたんです。ブランケットだと思ってフミフミしていたと思うのですが、ブランケットの向こう側には娘がいたので、サバ美から近づいてきてくれたこと自体が嬉しくて。娘に心を開いてくれたんだなと思いました。
クーファンを占領する姉。
娘もまだ赤ちゃんだったから、いろいろなことを大目に見て、サバ美なりに優しくしていたんだと思います。でも娘が成長して体も大きくなり、力も強くなってきたら、やっぱり嫌なところを触られると“パシッ”とやっていますね。
花冠をかけられ、慎重になるサバ美。
サバ美はよくごはんをはき戻してしまうんですが、娘がすごくそれを嫌がって、「また吐いてる、サバちゃんダメだよ~」と話しかけています。すごく敏感に反応してしまうんですが、娘なりに心配もしているんだと思います。
【ママに質問!】
2:サバ美ちゃんに「寂しい思いをさせている」と感じたことはありますか? また、そんなときはどう対処していますか?
それはあると思います。日中は全然家にいないですし、地方に泊まったりすることもあるし、夫は猫アレルギーで抱っこすることもできないので、サバ美は私との関係しかないんです。だから、娘が寝た後にたっぷりスキンシップをとるようにしています。
娘が起きる前にサバ吸いタイム。
留守の時に世話をしてもらったり、情報交換をしあう仲間である
“猫親戚”や、
キャットシッターさんにも来てもらうことで、寂しさをフォローしてもらうこともあります。夫だけが家にいる時も、猫親戚に “なで要員” としてきてもらうこともあるんです。サバは寂しいと夫に甘えざるを得ないので、夫は困ったなと思っているみたいです。
膝の上、混みあってるね(笑)。