連載記事:お料理あるある相談室
コーンやきゅうり、子どもが嫌いな野菜はどうしたら食べてくれる?【お料理あるある相談室 Vol.4】
■野菜と仲良くなる3つの作戦
「先ほど分析していただいたように野菜嫌いにもいろいろな要因があるので、“これをすれば食べられるようになる”という魔法はありません。小さく刻んで混ぜるという解決方法も良いですが、時間に余裕があるときに
一緒に料理したり、
お手伝いしてもらう
参加型で、苦手な野菜に
関心を持ってもらいましょう。」(武田さん)
夏野菜の
とうもろこし、枝豆、きゅうりのお手伝いポイントを紹介します。黄色い色掛けが引いてある部分をお手伝いしてもらいましょう。
■苦手克服作戦その1
「とうもろこしは電子レンジ加熱で甘く」
とうもろこしは買ってきたらできるだけ新鮮なうちに加熱しましょう。皮をむかずに
皮ごとラップで巻いて電子レンジ(600W)で3分加熱します。
■苦手克服作戦その2
枝豆は「切る+塩もみ」をお手伝い
枝豆は「切る+塩もみ」をお手伝いさせてあげましょう。
<材料>
さやつき枝豆 1袋(200〜300g)
塩 40g
水 1リットル
<作り方>
1、ボウルに枝豆を入れて水でよく洗う。
ハサミで枝豆のさやの両端を切り落とす。
【POINT】ふだん子どもが工作で使用している使い慣れたものでOK。
2、
枝豆に塩の1/3量をふりかけてもむ。
3、鍋に湯をわかし、残りの塩を加えて枝豆をゆでる。弱めの中火で4〜5分ゆで、ざるにあげてあら熱をとる。
【POINT】ゆでた枝豆は水にさらすと風味も塩気も抜けてしまうのでざるに上げて冷まして。
■苦手克服作戦その3
「きゅうりは味つけまでさせる」
きゅうりは「塩もみ+味付け」を、お手伝いさせてあげましょう
<材料>
きゅうり 1本
ツナ缶(ノンオイル) 1缶
塩 小さじ1/2
マヨネーズ 大さじ1/2
<作り方>
1、スライサーできゅうりを切る。
2、ボウルにきゅうりを入れ、
塩をふって手でもみ、5分おいて
水気をしぼる。
3、
ツナとマヨネーズを加えてよく混ぜる。
次は、野菜の「緑色」に対する警戒心をとく、とっておきのレシピを教えてもらいました。子どもが好きなパスタで、「ほうれん草のジェノベーゼ」を作ります。ていねいな下ごしらえで、えぐみをとり、クリーミーで食べやすい緑のソース。「あれ、緑でもおいしいんだね」と思ってくれる子どもたちが多いそう。料理教室の人気レシピは次ページでご紹介!