結婚できないのは親のせいかも!? 娘の幸せを邪魔する「毒親」の本2選
幼少期から社会になるまでの、母親の数々のエピソードが書かれています。
個人的に強烈だったのは「ブラジャーを買ってくれない」(要は娘が年頃になることを認めない)というお話。「アルバイトや学校行事を邪魔され、参加できない」「娘の友達と仲良くなろうとする」などもびっくり。
でも田房さんは、母親を嫌うなんて自分がいけないんだ、と罪悪感を持ってしまい親から離れられないのです。「バカ」「ブタ」といった暴言を吐かれても自分を責め、自己肯定感が低くなった彼女……。
自己肯定感が低い人は「自分には人から愛される価値などない」と思い込む傾向があって、相手の好意を信じられなかったり、素直に愛情表現できなかったりしがち。だから恋愛下手な人が多いと言われています。
また、親から認められる異性と結婚しなければ、という強烈なプレッシャーにさらされるようです。
自分の親ももしかして?と思っている人にとってこの本は、何らかの気づきを与えてくれるかもしれません。
■母娘は女同士だからこそ難しい
『「毒親」の正体精神科医の診察室から』(新潮新書)
2冊目は、精神科医・水島広子さんの著書『「毒親」の正体精神科医の診察室から』(新潮新書)。