恋愛情報『「今日は何の日?」は「私いくつに見える?」に通じるクソクエスチョンだ【カレー沢薫 アクマの辞典 第32回】』

「今日は何の日?」は「私いくつに見える?」に通じるクソクエスチョンだ【カレー沢薫 アクマの辞典 第32回】

「今日は何の日?」は「私いくつに見える?」に通じるクソクエスチョンだ【カレー沢薫 アクマの辞典 第32回】

漫画家として活躍するカレー沢薫さんの連載コラム「アクマの辞典」
このコラムは、ア行からワ行まで、女や恋愛に関する様々なワードをカレー沢さん独自の視点で解釈していきます。女の本性をあぶりだす新しい言葉の定義をとくとご覧あれ!

■第32回アクマの辞典カ行

【キ】
➤「記念日」(きねんび)
…自分にとってだけの記念日を「二人の記念日」にして怒っている人がいる

今回のテーマは「記念日」である。
「相手に灰皿で殴られた傷を抜糸した日」とかでなければ記念日というのはカップルにとっておめでたい日のはずである。離婚日ですら状況によっては祝杯が上がるぐらいだ。

それにもかかわらず「ケンカの素」になりがちなのも、この「記念日」というやつである。

「結局、恋愛というのはマッチング」
それを言っちゃあ全てがエンドなのだが、この記念日を巡るカップルの諍いを見ると「エンドですね」と言わざるを得なくもなる。

「記念日にこだわり過ぎな彼女がウザい」「記念日を全く覚えない彼氏が信じられない」など、記念日に対するパートナーへの不満は世に溢れている。

だがこれは、記念日を気にし過ぎな奴は重いとか、気にしなさ過ぎな奴が無神経という話ではなく「記念日に対する価値観が違う相手とつきあってしまった」

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