よく「目が合う」から、俺に気がある…というのは勘違い? 【カレー沢薫 アクマの辞典】
ように見えるのだ。
よって「よく目が合う」というのも、既に相手に好意を持っているがゆえの錯覚である場合も多い。
そもそも、よく目が合うのは、自分も相手をよく見ているからなのだ。
もしくは、自分か相手が「後頭部に目がある系女子」の時だけである。
たかが「目が合う・合わない」で、恋愛にまで発展するものかと疑問が生じるかもしれない。しかし、何とも思ってなかった人が夢に出てきたり、好きなガンダムが自分と同じGだったりしただけで相手のことが気になりだすように、人間は割とちょっとしたことで相手に興味を持つものなのだ。
相手の気を引くために、頻繁に目を合わせる、というテクニックがないこともないだろう。
それに「目を合わせない」というのは、常にコミュ症あるあるランキングのトップに食い込んでくる条件である。
コミュ症あるある全部当てるまで帰れま10でも大体最初に出てくる。
ちなみに当てづらいのが「『フヒっ』ではなく、よく聞いたら『ンフっ』が多い」だ。つまり、コミュニケーションにおいて「目を合わせる」ことが重要であることは否定できない。
逆に言えば、コミュ症と目が合うようになったら相手はかなり自分に心を開いている、もしくは相手が「目を合わせたまま完全に心を手放す術」