※画像はイメージです「スマホを初めて持つ小学生と、スマホを持っていてもSNSを十分に使いこなせていない50代・60代には、“スマホ・SNS初心者”という意味で共通点があります」元・刑事が話す、SNSでのしくじりそう話すのは、元・埼玉県警捜査第一課刑事でデジタル犯罪に詳しい佐々木成三さん。佐々木さんが監修し、このたび出版された小学生向けのスマホやSNSの防犯ガイドを見ると、どうやら気をつけなければならないのは、子どもだけではないようだ。50代・60代がやりがちなスマホやSNSの失敗にはどのようなものがあるのだろうか。「まず挙げられるのが、SNSに何げなく投稿したことが炎上してしまうケースです。10代、20代に比べて社会経験があるため、ニュースになるほどの誹謗中傷にまで発展するケースは少ないかもしれませんが、気をつけなければいけないのは“ゆがんだ正義”です」(佐々木さん、以下同)例えば芸能人の不倫や政治問題について持論を展開してしまうケース。正義感を持って注意をしたつもりの言葉が誰かを傷つけたり、その人を守るつもりで自分の考えを主張し、頑固になってトラブルに発展するケースもあるという。「テレビの前で文句を言っているような感覚のままSNSで発信してしまうと、瞬く間に不特定多数に広まってしまいます。炎上が起こるケースのほとんどは、本人に悪意はまったくなく、何げなく投稿したものです。そのため説明をしようとしてさらに炎上が広がる場合もあります。インターネットの誹謗中傷行為は増える一方です。それを抑止するため、2022年のうちに法改正され侮辱罪が厳罰化される予定です。また、自分が発信していなくても、再投稿(リツイートなど)しただけで罪に問われることもあるため、注意しましょう」ウソを見抜けず……大人でもだまされる一歩間違えると大きな被害につながるのが、情報の取捨選択だという。どう見極めればいいのか。「当たり前のことですが、まずは情報の出どころを確かめることです。SNSの情報の4割はウソだともいわれています。信頼できる情報源かどうかを常にチェックする習慣をつけることと、自分の“思い込み”や“偏った見方”で判断しないことが大切です」最近、SNSに自動的に表示される広告を信じて購入し、しくじるケースが増えている。「広告を見て安いからと購入し、個人情報を盗まれるケースや、購入した商品が送られてこないケースなどがあります。情報のチェックポイントは、(1)価格が安すぎる(2)クレジットカードでしか購入できない(支払い方法が選べない)(3)会社名を調べても出てこないなどがあります。SNS広告から偽造されたショッピングサイトに誘導する被害も増えています。買い物をするときは、信頼できるサイトから購入するようにしましょう」宅配業者を装った不在通知の詐欺また、注意が必要なのがフィッシングメールだ。フィッシングメールとは、送信者を詐称して偽のメールを送信し、公式サイトに似せた偽サイトに誘導し、クレジットカード番号やID、パスワード、暗証番号などのアカウント情報を盗む行為のこと。「よくあるのがSMS(ショートメッセージ)を使い、宅配業者を装った不在通知の詐欺です。『お客様宛てにお荷物のお届けにあがりましたが不在でした』などの文面とURLがSMSで送られてきます。アクセスすると、不正なアプリがインストールされる、あるいは偽サイトにつながってIDやパスワードを入力してしまい、キャリア決済などで不正利用されてしまうのです。また、銀行を装ったSMSを送り、インターネットバンキング利用者を偽の銀行サイトに誘導し、IDやパスワードを盗み、預金の不正送金を行うという手口も増えています。偽サイトは、専門家の私でもまったく見分けがつかないほどよくできているため、アクセスした時点で多くの人がだまされてしまいます」このような手口に引っかからないためには、SMSでやりとりをしないことが第一。もしSMSが届いても、決して開かないこと。万が一開いてしまっても、個人情報を入力しなければ、被害は防げる可能性もある。「そもそも宅配業者や銀行には公式サイトや公式アプリがあります。やりとりは必ずそこから行いましょう」短いメッセージだからこそ注意を年代を問わずよく見られるのが、SNSによるミスコミュニケーションだ。「直接顔を合わせて話すのとは違い、SNSでの短い文字のやりとりだけでは、気持ちが伝わりにくいもの。私自身もかつて、SNSのやりとりで、“そっけない”とか“冷たい”と思われたり、言葉の意味を誤解されたりしたことがあります。そうかといってSNSで丁寧な言い回しをして長文になるのも避けたいところ。言葉の受け取り方は人それぞれなので、送る相手にどう受け取られるかまで考えてメッセージを送りましょう」若い世代とやりとりする機会も少なくない。プライベートだけでなく、仕事上のやりとりをSNSで行うこともあるだろう。世代間でSNSの認識が違うと、感情面でぎくしゃくすることもある。「SNSで職場に欠勤の連絡をしたり、重要な仕事上の伝達をしたりするのは、ひと昔前では考えられなかったこと。でもそれをひとくくりに非常識だととらえるのはどうかと思います。SNSはビジネスメールよりも速く、的確に要件を伝えられるメリットも多い。時代の変化とともに、常識も変わっているのです」とはいえ、SNSでメッセージを送っても相手からすぐに返事が来るとは限らない。送ったほうは、すぐ返事がほしいと思うかもしれないが、そこはSNSをどこまで使いこなしているか、“SNS慣れ”の違いが出るところだという。「SNS慣れしていないと、メッセージに気づかなかったり、文字入力に時間がかかり、返信が遅くなったりすることもあります。使いこなしている人は、すぐに返事が来て当たり前だと思っているかもしれませんが、若い人に比べて、使い慣れているかどうかの差が出やすいのが50代・60代の特徴ではないでしょうか」写真の投稿はSNSの楽しみのひとつだが、勝手に投稿してはいけないものもある。著名人の写真はもちろん、友人や仲間と一緒に撮った写真を無断でアップする際にも注意が必要だ。「自分が撮影した友人の写真を許可なくアップしてしまうと、肖像権の侵害になる可能性があります。本当に訴える人は少ないかもしれませんが、顔写真をアップすることは個人の特定につながります。またなかには、自分の行動を知られたくない人もいるでしょう。SNSに写真をアップしてたくさんの見知らぬ人にさらしてしまうと、悪用される可能性もあります。写真を投稿する際には、必ず本人の許可をとりましょう」最後に佐々木さんに50代・60代へアドバイスをもらった。「SNSは正しく使ってどんどん楽しんでほしいのですが、一方でサイバー犯罪は増えています。今、警視庁や住んでいる地域の警察はツイッターでサイバー犯罪の情報を日々発信しています。犯罪の手口を知り、情報をアップデートするためにも、定期的なチェックをおすすめします」お話しを伺ったのは……佐々木成三さん●元埼玉県警察本部刑事部捜査第一課警部補。デジタル捜査班長も務める。現在はテレビ番組のコメンテーターや学校、企業での講演など幅広い活動を行っている。(取材・文/樋口由夏)
2022年05月14日いまや私たちの日常生活から切り離せなくなったものと言えばソーシャルメディアですが、まもなく公開を迎えるオススメ作品は、その光と闇をサスペンスフルに映し出した注目のイラン映画『英雄の証明』。そこで、各国で高い評価を受けた話題作で主演を務めたこちらの方にお話をうかがいました。アミル・ジャディディさん【映画、ときどき私】 vol. 468イランの名匠アスガー・ファルハディ監督の最新作で、借金を返せなかった罪で投獄されている主人公ラヒムを演じているアミルさん。劇中では、ある出来事をきっかけに一躍“英雄”として注目されるいっぽうで、SNSによって広まった噂に翻弄されていく男の姿を見事に演じています。今回は、役作りの裏側や現場の様子、そして日本への思いについて語っていただきました。―まずは、本作への出演を決めた理由から教えてください。アミルさん一番は、やはりファルハディ監督の作品であったからですね。以前から彼とは一度仕事をしてみたいと思っていましたし、彼の演出からはいろいろなことを学べるだろうと感じたので、すぐに出演することを決めました。―とはいえ、ファルハディ監督といえば、イランが世界に誇る映画監督の一人なので、その作品で主演を務めることに対するプレッシャーもあったのではないでしょうか。アミルさんそれよりも、彼と一緒に仕事ができることがうれしかったですし、彼との現場を楽しみたいという気持ちのほうが大きかったので、特にプレッシャーのようなものはありませんでした。あとは、自分が演じるラヒムのキャラクターを気に入っていたというのも、大きかったですね。今回のように、監督も演じたキャラクターも好きな作品に参加できたのは、とても幸運なことだったと感じています。演じるのではなく、キャラクター自身を生きている―実際に現場を経験してみて、ほかの監督にはないような演出方法や印象に残っているアドバイスはありましたか?アミルさんイランにはとても偉大な映画監督が多いので、もちろん一人ずつ違いはありますが、ファルハディ監督の映画に出演して気がついたのは、演技に関して役者任せではないということ。自分で脚本を書いているからというのもありますが、役者にディテールまできちんと説明したうえで、僕たちの演技を非常に細かく見てくれる姿勢はほかの監督とは違うところかもしれませんね。僕自身、これまで細部まで気を配って役作りをしていると自分で思っていましたが、ファルハディ監督との現場を経て、より深いところまで考えるようになりました。―なるほど。今回はリハーサルに数か月もの時間をかけたそうですが、具体的にはどういったところに力を入れて役作りされていたのかお聞かせください。アミルさんカメラの前で行うリハ以外に、舞台となったシラーズの方言を覚えるため、僕はその土地で生活を送りました。実際にいろいろな話を自分で見聞きしたかったので、普通に暮らしている方々と友達になり、元看板職人であるラヒムと近い職業である大工やペンキ屋さんのところで数日間バイトをしたこともあったほど。とにかくラヒムというキャラクターを自分の体になかに入れたかったので、街のなかでさまざまな人からたくさんのヒントをもらうことを意識していました。―その過程で、苦労されたことや難しかったシーンはどのようなことでしょうか。アミルさんいま話したように、僕はキャラクターを自分の体のなかに入れて、その人自身を生きようとするタイプ。つまり、演じている意識はないので、「演じるうえでここが難しかった」というのは言えないんです。ただ、生きていればつらいときも楽しいときもあるものなので、そういう意味で大変だったのは、ラヒムの息子が父親をかばうためにある撮影に応じようとする場面。そこは、僕自身ではなくて、ラヒムとして一番つらい瞬間だったと思います。SNSで正義の意味が変わることは最悪のケース―心が引き裂かれるような非常に印象的なシーンでした。また、ラヒムという人物のとらえ方については観る人によって、英雄か、それともペテン師かにわかれると思いますが、アミルさんはどのように受け止めましたか?アミルさん僕はラヒム自身ですよ。ということは、自分で自分のことをペテン師とは言わないですよね(笑)。―確かにそうですね。劇中でも描かれているように、ラヒムという人物を判断するうえで大きく関わってくるのが、ソーシャルメディアの存在。ソーシャルメディアの登場によって、社会が求める正義や英雄像が変化しているのと感じることもあるのでは?アミルさんそうですね。ただ、ソーシャルメディアによって正義の意味が変わってしまうというのは、最悪なケースだと思っています。とはいえ、すでに僕たちの生活はSNSと深く関係していますから。正直言って、これはあまり喜ばしいことではないと感じています。―良くも悪くも、ソーシャルメディアには人生を変えてしまうほどの力があると思いますが、ご自身はソーシャルメディアとどのように付き合っていますか?アミルさん僕はもし自分が俳優ではなかったら、ソーシャルメディアとはまったく関わっていなかったかもしれません。でも、いまの人々がどういう考えを持っているのだろうかといったことを知ったうえで役作りをするので、いろいろな情報を手に入れるためにも必要とせざるを得ない状況ではありますね。そういう意味では、いまの僕にソーシャルメディアを非難するのは難しいと思います。日本はいつも心のなかにある好きな国―いよいよ日本で公開を迎えますが、日本に対しての印象を教えてください。アミルさん僕が出演している映画が東京国際映画祭で上映されたことはありますが、残念なことに僕はまだ日本には行ったことがありません。にもかかわらず、以前からなぜか日本のことは心のなかにあり、好きな国なので、日本に関するニュースなどはいつもチェックしているほど。日本のみなさんは、優しくて穏やかな方が多い印象なので、ぜひ日本を訪れたいと思っています。―ちなみに、日本でしてみたいことはありますか?アミルさん僕はもともと他国の文化を積極的に取り入れるようにしているので、日本に行ったら昔の文化が残っているところを訪ねてみたいです。あとは、偉大な黒澤明監督の国でもあるので、ぜひ日本の観客のみなさんの反応を見たり、いろいろな人と話したりしたいなと思っています。そして、最終的には、お寿司をたくさん食べたいですね(笑)。―ぜひ、お待ちしています!それでは最後に、日本の観客へ向けてメッセージをお願いします。アミルさんまずは僕たちが作った映画を観ていただき、みなさんがラヒムの目を見て、彼と関係を持っていただけることを願っています。そして、日本の方々の心にもこの作品が伝わってくれたらうれしいです。インタビューを終えてみて……。俳優だけでなく、テニスプレイヤーとしても活動しているため、忙しい合間を縫って取材に答えてくださったアミルさん。劇中の雰囲気とはがらりと変わっていたのも印象的でしたが、役に対する真摯な姿勢やファルハディ監督との充実した現場の様子が手に取るようにわかりました。いつか来日されたら、また日本での経験や印象などについておうかがいしたいです。緻密なストーリー展開に引き込まれる!諸刃の剣とも言えるソーシャルメディアが引き起こすリアルな現実と、それによって生まれる葛藤が観る者の心を震わせる傑作。イランならではの社会背景を見せつつ、現代を生きる私たちなら誰にでも起こりうる問題を突き付ける本作は、まさにいま観るべき1本です。取材、文・志村昌美ストーリー借金を返せなかった罪で投獄されている元看板職人で服役囚のラヒム。借金さえ返済すればすぐにでも出所できる状況のなか、彼の婚約者が偶然拾ったのは、17枚の金貨が入ったバッグだった。彼らにとって、それはまるで神からの贈り物のように思えたが、いつしか罪悪感を抱き始めたラヒムは、金貨の落とし主にバッグを返却することを決意する。すると、ささやかな善行がメディアで大反響となり、ラヒムは“正直者の囚人”という美談の英雄に祭り上げられていく。未来への希望に胸を膨らませているとき、SNSである噂が広まり、疑惑の眼差しを向けられたラヒムを取り囲む事態は一変しまうのだった……。胸がざわつく予告編はこちら!作品情報『英雄の証明』4月1日(金)よりBunkamuraル・シネマ、シネスイッチ銀座、新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー配給:シンカ©2021 Memento Production - Asghar Farhadi Production - ARTE France Cinema
2022年03月30日Instagramで恋愛をテーマに漫画を発信されているうりさん(@hmhmuriii)。そんな、うりさんの描いた漫画「SNSで出逢ったかぼくんと付き合うまで」を毎日19時に配信!◆Check!1話からまとめ読みはこちら<<前回のお話しはこちら<前回までのおはなし>初デートを終え、さらにはすぐに2回目のデートを取りつけ、順調に見える二人。友達が認めてくれるってなんだかんだ重要な判断基準ですよね。うりさんの漫画はInstagramでも更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね!◆Check!1話からまとめ読みはこちら■ご協力うりさん(@hmhmuriii)(漫画:うり、文:マイナビウーマン編集部)※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
2022年03月25日Instagramで恋愛をテーマに漫画を発信されているうりさん(@hmhmuriii)。そんな、うりさんの描いた漫画「SNSで出逢ったかぼくんと付き合うまで」を毎日19時に配信!◆Check!1話からまとめ読みはこちら<<前回のお話しはこちら<前回までのおはなし>初デートをまるでカップルのような雰囲気で終えた二人。また会おうと言って別れたものの……。さっそく翌日にデートの約束をするなんて順調すぎです!うりさんの漫画はInstagramでも更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね!◆Check!1話からまとめ読みはこちら■ご協力うりさん(@hmhmuriii)(漫画:うり、文:マイナビウーマン編集部)※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
2022年02月26日■前回のあらすじ先輩に夫の愚痴を聞いてもらったミユキは、もしかして自分に問題があるかもと気がついて…。 >>1話目を見る 先輩と別れた後、自宅まで歩いて帰る途中に考えたのは…。SNSにハマったキッカケは自分の努力に反応がもらえることでした。ですが…途中から現実の家族との生活よりSNSの中の世界に気を取られすぎてしまっていたのかもしれません…。夫との喧嘩の後「自分は悪くない」と思い続けていたのですが…夫に謝った方がいいと思い直しました。夫が帰ってきてすぐに謝ったところ…。夫婦で一緒に暮らすこと、子どもを育てていくことは簡単なことではない…。つい自分の理想ばかり追ってしまうという自分の癖もわかったので「夫にとって子どもにとって居心地の良い家庭とは」を忘れずにいたいと思います。 ※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ シナリオテクノロジーミカガミ /イラスト・ タキノユキ
2022年02月25日■前回のあらすじ夫の雑な家事が許せないミユキ。居心地の悪さを感じる夫ハルトとの溝は深まるばかりで…。 >>1話目を見る <夫ハルト side>女性同僚の話を聞いて「妻が何に怒っているか」ようやくわかった気がしたのです…!次回に続く(全9話)毎日18時更新! ※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ シナリオテクノロジーミカガミ /イラスト・ タキノユキ
2022年02月23日■前回のあらすじ妊娠してから体調不良に苦しむミユキ。憧れのママインフルエンサーのように頑張らなくては…と思うのですが…。 >>1話目を見る 妊娠してから無理をして倒れてしまった私でしたが、実家に帰ってからは体調が安定してきました。またSNSの投稿をはじめたのですが、コメントが気になって…。すっかり体調も戻った私は、かわいいベビーグッズの写真を投稿したり、マタニティフォトを投稿したり、SNSに再度のめりこんでいきました。そんなある日、私にとって大事件が起きたんです。憧れていたママインフルエンサー のリカママに認められたと思った私は、舞い上がってしまい、もっともっとSNSにハマっていくのです。次回に続く(全9話)毎日18時更新! ※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ シナリオテクノロジーミカガミ /イラスト・ タキノユキ
2022年02月19日■前回のあらすじママインフルエンサーに憧れ、子どもができてもキラキラしたライフスタイルを思い描いていたミユキでしたが、妊娠するとつわりが酷くて…。 >>1話目を見る 想像以上に妊娠生活はつらく、思うように動けない私は、ソファで横になりながら、ぼんやりとSNSを眺める時間が多くなりました。やっぱり、なまけてる場合じゃないと、家事に料理に力を入れ始めました。でも、やっぱり無理は続かなくて…。予定外でしたが、私は出産まで実家でお世話になることにしました。次回に続く(全9話)毎日18時更新! ※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ シナリオテクノロジーミカガミ /イラスト・ タキノユキ
2022年02月18日私はミユキ。みなさんはSNSってお好きですか?私は大好き!最近、特に憧れてるのは、ママインフルエンサー!彼女たちみたいに、子どもがいてもキラキラしたライフスタイルのママになるのが、私の夢なんです。もともと家事があまり得意なほうではなかった私は、結婚してから、ものすごく努力したんです! 最初は褒めてくれた夫も、最近はそれが当たり前になってしまって…。 一方、SNSではみんなが私の投稿を見て、いいねしたりリプライをくれたり…。反応があったり褒められたりするのが嬉しくて、私はどんどんのめり込んでいきました。このままフォロワー数もいいねの数も増えていけば、私もインフルエンサーの仲間入り!?…なんて調子に乗っていた、ある日のことです。妊娠がわかってテンションが爆上がり!この頃の私は、自分も憧れのママインフルエンサーのようになれると、信じきっていました。妊娠中だって、子どものためのスタイや靴下を手作りしたり、マタニティヨガをしたいなって思ってたんです。でも、現実はそんなに甘くはなく…。私はつわりがひどいうえに、体力がないのも災いし、妊娠中はほとんど動けませんでした。ママインフルエンサーたちは、妊娠中でも楽しいステキな写真を投稿していたのに、どうして私は…。私の中で、焦る気持ちと自己嫌悪がむくむくと大きくなるのを感じました。次回に続く(全9話)毎日18時更新! ※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ シナリオテクノロジーミカガミ /イラスト・ タキノユキ
2022年02月17日《#使用済みマスク売ります》のタグを使い、マスクを販売する女性「ネットで売っている“売り子”さんを見て、そのアカウントを参考にして、販売するようになりました」そう話すのは、都内在住のAさん。女子大生。彼女が売っている物は─。日本で初めて新型コロナウイルスの感染者が確認された2020年1月ごろには“マスク不足”が騒動になった。ネット上などで高値で売買されたこともあったが、それは一時的なもので、程なく適正価格で販売されるに至っている。しかし、現在ツイッター上で、商品としての“適正価格以上”でのマスクの売買が始まっている。《#使用済みマスク売ります》このようなハッシュタグ(SNS上で“#○○”の形にした文章を投稿することで、キーワードの投稿を瞬時に検索、また同じ関心を持ったユーザー同士で話題を共有できる機能)が現在、ツイッターで散見される。検索すると、以下のようなツイートが多数ヒットする。《お金に困っているので使用済みのマスク売ります1000円(送料込み)》冒頭のAさんもその1人だ。■ブルセラと変わらない需要と共有「このような時代、そりゃこうなるよなというのがひとまずの印象ですね」そう話すのは、貧困などの社会問題に詳しいノンフィクションライターの中村淳彦氏。「地方の高卒女性ですと手取り月収が11万円など、今、女性の賃金がすごく低い。そういう人たちはこういうことをやらざるをえない。1990年代にブルセラブームで“下着を買う”という人たちが急激に増えました。買っていたのは現在60代前半くらいの人たち。その層がブルセラ市場を切り開き、現在に至っています。2010年代にも、男性向け成年雑誌が“下着の付録つき”が人気企画でした。いつの時代も“物”が欲しい人は一定層いて需要があります。その一方でお金がない女性がいる。需要があり、そこに供給が生まれる、という話かと思います」(中村氏)また、若者の生きづらさを長年取材してきたジャーナリストの渋井哲也氏は、「コロナ前もマスクを売っている人はいました。しかし、コロナ禍になって増えましたね。基本的に“マスク単品”だけ売る人はほとんどいません。おそらくマスクは“ほかの商品”の窓口的な意味合いの物になっていると思います。“自分が身に着けていた物”を売る商売は昔からありました。その時代から見てきていますが、マスクだけが欲しいというのは考えられませんね。売る側も数百円のマスクだけを売っていても利益的には薄いですし」■マスクの他に使用済み下着も確かにマスク売りの女性はみな、下着や靴下、使用済みの口紅なども売っている。「このような売買をする人たちにとって、“商材”が1つ増えたという状況。それまで下着などを売っていた女性たちがマスクを売るようになった。マスクが“よい”のは、元値が安く、使い捨てする物であること。それが拍車をかけているのではないでしょうか」(中村氏)ブルセラブーム時代からこういった女性たちへの取材経験の多い渋井氏。販売する女性の人間像とは。「まずは本当に貧困になっているパターン。あとは“寂しさ”。要するに、こういったやりとりでもいいから相手をしてほしいという人もいます。ツイッターだけでもたくさん同じ商売をしている人がいるなかで、“私を見つけてくれた”という確認になる。“女として見てくれた”“人として見てくれた”という自分の存在確認になっているケースです」(渋井氏)実際にツイッターでマスクを販売するAさんに、“その他”の商品についても聞いた。「マスク以外には、使用済みの衣類や下着が中心です。売り子を始めたきっかけは、コロナでアルバイトが削られ、お金に困ったためです」(Aさん、以下同)月の売り上げはいかほどか。「マスクは売り始めたばかりですが、今月はマスクだけですと6500円ほどです。ほかの物と合わせると平均して月に1万円から1万5000円くらい。多い月だと2万円ほどになります。それぞれの値段は、使用感や買い手の求める条件にもよりますが、下着セットで4000円、ショーツ単品の場合は3000円です。マスクは1枚1000円、靴下は1500円くらいでお取引しています」■気持ち悪いけどお金になる別の女性にも話を聞いた。「パート先の同僚とお金がないという話になり、同僚にこういった物をネットで売っていると聞き、すすめられるような形で始めました」そう話すのは東海地方に住むBさん。30代の主婦だ。「自分が女子高生時代にも制服が売れるという話は聞いたことがありましたが、やり始めたころは抵抗が多少ありました。売っている立場で言うのも悪いですが、こんなのを欲しがる人はどうしても気持ち悪いと思ったので。ただ、毎月少なくとも数万円になるのであれば……」(Bさん)ある種の“性”の売買といえる商売だ。「購入者の男性は、女性が要求している金額よりもさらに高く払ってくる場合もあります。それによって距離を近づけて、最終的にそれ以上の関係性を……という目論見を持っているわけです」(渋井氏)Aさんも、「冷やかしや音信不通はよくあります。最近は着用している写真だけ何枚も求められ、その後に音信不通になるパターンが多いです」需要と供給─。凄惨な事件などが起こることのなきよう……。
2022年02月10日Instagramで恋愛をテーマに漫画を発信されているうりさん(@hmhmuriii)。そんな、うりさんの描いた漫画「SNSで出逢ったかぼくんと付き合うまで」を毎日19時に配信!◆Check!1話からまとめ読みはこちら<<前回のお話しはこちら<前回までのおはなし>初対面なのに自然な感じで初デートは進み、デートは終盤に……。すべてが順調に進みすぎて、初めてじゃないくらい楽しんだふたり。何から何まで完璧すぎる初デート。初めてでこんなうまくいくなんて、かなりレアなケースのような……。うりさんの漫画はInstagramでも更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね!◆Check!1話からまとめ読みはこちら■ご協力うりさん(@hmhmuriii)(漫画:うり、文:マイナビウーマン編集部)※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
2022年02月10日Instagramで恋愛をテーマに漫画を発信されているうりさん(@hmhmuriii)。そんな、うりさんの描いた漫画「SNSで出逢ったかぼくんと付き合うまで」を毎日19時に配信!◆Check!1話からまとめ読みはこちら<<前回のお話しはこちら<前回までのおはなし>初対面なのに自然な感じで初デートは進み、デートは終盤に……。初デートでこんな順調に進む……?というほど順調な二人。しかもプリクラまで……。うりさんの漫画はInstagramでも更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね!◆Check!1話からまとめ読みはこちら■ご協力うりさん(@hmhmuriii)(漫画:うり、文:マイナビウーマン編集部)※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
2022年01月25日Instagramで恋愛をテーマに漫画を発信されているうりさん(@hmhmuriii)。そんな、うりさんの描いた漫画「SNSで出逢ったかぼくんと付き合うまで」を毎日19時に配信!◆Check!1話からまとめ読みはこちら<<前回のお話しはこちら<前回までのおはなし>初対面なのに、すごくウマが合ったふたり。行く先々でリードしてくれるかぼくんに惹かれるばかり。カラオケデートでさらに距離を深めたふたり。しかもコートを交換し合うなんてカップルみたいです。うりさんの漫画はInstagramでも更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね!◆Check!1話からまとめ読みはこちら■ご協力うりさん(@hmhmuriii)(漫画:うり、文:マイナビウーマン編集部)※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
2022年01月13日Instagramで恋愛をテーマに漫画を発信されているうりさん(@hmhmuriii)。そんな、うりさんの描いた漫画「SNSで出逢ったかぼくんと付き合うまで」を毎日19時に配信!◆Check!1話からまとめ読みはこちら<<前回のお話しはこちら<前回までのおはなし>初対面なのに、すごくウマが合ったふたり。初デートで行った行きつけの服屋で「彼女」発言……!そしてそのあと行ったカフェでは間接キスまで……ふたりの関係って?デートの段取りも完璧な彼にますます惹かれるうりさん。うりさんの漫画はInstagramでも更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね!◆Check!1話からまとめ読みはこちら■ご協力うりさん(@hmhmuriii)(漫画:うり、文:マイナビウーマン編集部)※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
2022年01月12日口を開けば、旦那と高級品の自慢ばかりのボスママ。もちろん、SNSでも自慢は繰り広げられて…。今回は、SNSに振り回されたママたちのお話です。■ママ友に認めてもらわないと…焦るママ咲は一人娘を子育て中の主婦。旦那の転勤で引っ越した先で、娘を憧れのインタースクールへに入園させることに。声をかけてきたのは順子。まるで雑誌の読モのようなおしゃれなママに、咲は「こんな華やかな人が本当にいるなんて!」と驚きます。そして、ランチに誘われ…。順子のおかげで、新天地でおしゃれなママ友ができたと浮かれる咲。この時はまだ、順子の本性に気がついていないのでした…。順子に笑われ、動揺する咲。そして、このおしゃれママグループに認めてもらわないと…そう思うようになるのです。ママ友たちにように自分も輝きたい…! そう思い始めた咲は、SNSで順子のレベルに少しでも近づこうと、流行りものに飛びつくように。人がうらやむような素敵な旦那をもつ順子。「それに引き換え、うちの旦那は…」くらべるものではないと思いつつも、「うちの旦那がもっと高収入だったらいいのに…」そんな気持ちが芽生えてきてしまいます。そして、引っ越してきてから妻の様子がおかしいことに気づいた旦那が、ついに!キラキラ輝くママ友たちについていこうと必死だった咲。しかし、旦那に咎められてしまい、ますます落ち込むはめに…。■ひどい! ママ友たちが陰で私のことを…そんなある日のこと――。追い詰められる咲。投稿に「いいね」がつかないことで、順子たちに認めてもらえないような気持ちになってしまっていました。そして、このパッチワーク投稿をきっかけに、ママ友との関係が急変するのですが…。読者からは、ママ友との距離感についてやSNSに振り回される問題について、多くの意見が寄せられました。■ママ友との適切な距離感とは?順子のセレブ自慢に振り回されてしまった咲。読者からは、価値観の違いに対して、また、ママ友との距離感についてなどの意見が寄せられました。見栄で武装する人たちは可哀相だな~と思います。その人が魅力的であれば持ち物などは関係ありません。価値観はそれぞれだから自分の世界を楽しめればそれで幸せだと思います。ママ友ってそんなに大事ですか? マウントとって取り巻きして楽しいですか? と思う。価値観の合わない人と付き合うのはしんどいので、表面上の挨拶程度のお付き合いしかしません。ママ友のことをどうこうと自分と比べて落ち込むのも、いいねが欲しいために行う行動も本当に無駄。羨ましがるぐらいならいいけど、比べて云々はホントにナンセンス。(/--)/自分の身の丈に合わないところで無理して背伸びしなければいけない環境は自分の居場所ではない。本来、大事なのは、家族であり、家庭であるのに、身の丈に合わないところでストレスためて、家族に当たるのは、間違ってるし、本末転倒だと思う!! 家庭は、本来安らげる場所なんじゃないの???価値観なんて人それぞれなんだから誰かに合わせる必要なんてない。 馬鹿にされるのは不愉快かもしれないけど、他人を卑下して悦に入るしかないママさん達も惨めだと思います。人に何と言われても自分の趣味なら気にせず続ける! 人の目は気にしない! 恥ずかしいことじゃないから。ママ友の中にも子どもの手が離れても付き合える友達もいますが、その他大勢のママ友は情報収集のツールみたいなものですw 礼節さえ守り、失礼のないように付き合っていけば、心強い時もある…くらいの距離感でいいと思う。自分の中に何か一つ揺るがないものがあればSNSに振り回されなくて済むのに、けっきょく、満たされてない人って虚構の自分を描いて、そこに執着しがちなんだよなぁ。「自分の中に一つ揺るがないものがあればSNSに振り回されなくて済む」…確かに! 他人との比較ではなく、人と比べなくても自信を持てるようになりたいですよね。…ですが、それが難しい人も多いのでは。さまざまな人間関係の中で、自分がすり減ってしまうことってありますよね…。ウーマンエキサイトには咲とボスママとの関係のその後や、ママ友や夫婦関係のエピソードが他にも多数掲載されていますので、ご参考になれば幸いです!▼漫画「ママのSNSと現実」
2021年12月29日引き続きコロナ禍にあった2021年。2022年はいったいどうなるの?読者を代表してイラストレーター・五月女ケイ子さんが堀潤さんに“世界の課題”について聞きました!テーマは「バランスが変化する世界情勢。いまこそ国際協調を!」です。コロナ禍で加速した飢餓問題。SNSを使い私たちにもできる支援を!堀潤(以下、堀):世界情勢は、2022年も深刻になるでしょう。世界的に飢餓が進んで歯止めがかからなくなっています。国連WFPによると2019年には約2700万人だった餓死寸前の飢饉に陥っている人が、直近で4500万人まで跳ね上がってしまいました。五月女ケイ子(以下、五月女):そんなに急激に!?新型コロナの影響ですか?堀:コロナと紛争ですね。コロナ禍によって生産活動が続けられなくなったり、紛争やテロにより、その土地に安心して暮らせないことも重なって、すごい勢いで増えています。飢餓が増えれば、不満はあふれます。スーダンでは再び軍事クーデターが起こり、アフガニスタンではタリバンが息を吹き返し、エチオピア、ナイジェリア、イエメン、イスラエル、パレスチナ、ミャンマーなどで混乱が起きています。さらに多くの国々で拡大すれば世界が分断しかねない状態です。五月女:どうしたらいいんでしょう?堀:先進国が経済的支援や、国と利害が対立してしまった勢力との橋渡しをするなど積極的に関わることだと思います。いまこそ国際協調。余力のある国々が世界の飢饉に目を向けて、手当てすることをやっていかないといけないと思います。五月女:2021年はアメリカがアフガニスタンから撤退して、また混乱しちゃいましたよね?堀:支援の仕方を考えなければいけないんですよね。いままでの資本主義の支援は、開発した国や企業から利益を吸い上げて、その土地には申し訳程度に分配していました。持続可能な経済にするために、その土地で業を起こして、地域の人たちにちゃんと利益が分配できるようにしないといけないんです。アフガニスタンでは医師の故・中村哲さんがそういう活動をされていました。タリバン政権も、NGOなどソーシャルセクターの活動は大事だと認識し始めています。五月女:でも、日本で生活をしていると、NGOの方々の活躍ってあまり耳に入ってきません。私たちにできることはありますか?その土地のものを買うとか?堀:それもいいですが、やはりSNSで発信することだと思います。タリバンが好き放題できないのはSNSの時代だから。タリバンに女性教育を止めさせないよう、アフガニスタンの女性たちが抗議する姿をSNSで世界中に拡散することで、権力を監視し、抑制することができます。NGOの活動を知り、それを広く知らしめることも支援の一つ。私たちはその一役を担うことができるんですね。ほり・じゅんジャーナリスト。「8bitNews」代表。「GARDEN Journalism」主宰。『モーニングFLAG』(TOKYO MX)、「ABEMA Prime」(ABEMA)ほか、レギュラー多数。そおとめ・けいこイラストレーター。オンラインストア「五月女百貨店」では、新年の商品も取り揃えている。LINEスタンプも展開。『乙女のサバイバル手帖』(平凡社)が発売中。※『anan』2021年12月29日‐2022年1月5日合併号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子取材、文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2021年12月28日■前回のあらすじ順子は自己承認欲求モンスターだった。順子から笑いものにされ自信をなくしていた咲は、真美子さんに励まされて登園すると…。 >>1話目を見る なんと順子さんは1年以上前に離婚していたそうなのです。それから順子さんは、そそくさと足早に子どもをつれて帰っていくようになりました。今回のことで私は、無理してミンスタを投稿していた自分の行動を見直すきっかけにもなりました。もしかしたら私も一歩間違えれば、ママ友たちに認めてもらいたくて順子さんのように嘘をついたり、自分からかけ離れた投稿をし続けてしまっていたかもしれません。そうなる前に気づけて良かったなと思います。※この漫画は実話を元に編集していますイラスト・ 武田めんま
2021年12月14日■前回のあらすじSNSで認めてもらえず行き詰っていた咲。そこで初心を思い出し、母にならったパッチワークに打ち込むと気持ちも上がってくる。上手にできたタペストリーをSNSにアップしてみるのだが…。 >>1話目を見る 裏でパッチワーク投稿を順子さんたちに嘲笑われていたことに、私はショックを隠せませんでした。そして私はとうとう順子さんの本性を知ることとなったのです。次回に続く(全7話)毎日8時更新!※この漫画は実話を元に編集していますイラスト・ 武田めんま
2021年12月12日■前回のあらすじママ友たちとSNSを交換してから、いいね数が気になるようになった咲。順子たちのように輝きたいと努力するもいいね数は増えず…。夫にもイライラするようになってしまう。 >>1話目を見る 何をやってもミンスタで認められず、私はすっかり自信を喪失していました。旦那に言われた自分らしさってなんだろう…そう考えるうちに、ある投稿を思い出しました。ミンスタに「いいね」がつかないことで、順子さんたちに認めてもらえないような気持ちになってしまった私。これで今後うまくやっていけるのかな…と、悶々とした気持ちを抱え、その夜一睡もできませんでした。まさかこのパッチワーク投稿を順子さんたちが見ているなんて思わず…。次回に続く(全7話)毎日8時更新!※この漫画は実話を元に編集していますイラスト・ 武田めんま
2021年12月11日■前回のあらすじママ友との華やかなランチ会での話題は、順子の夫自慢やブランド品の話ばかり…。順子を持ちあげるようなみんなの態度に少し違和感を感じる咲だが、みんなとSNSを交換してしまう。 >>1話目を見る ランチ会の後、私はとりつかれたようにママ友達のミンスタを追い続ける日々になっていました。みんなのように、順子さんのように自分も輝きたい。SNSで順子さんのレベルに少しでも近づけることを目当てに、私は流行り物に飛びつきました。みんなのキラキラ輝いたSNSでの投稿を見て、私はついていこうと必死でした。しかし、その行動は結果にならないどころか旦那に咎められてしまい、ますます落ち込むはめに…。次回に続く(全7話)毎日8時更新!※この漫画は実話を元に編集していますイラスト・ 武田めんま
2021年12月10日■前回のあらすじ夫の転勤を機に、娘・彩をインタースクールへ入園させることにした咲。登園日、きれいなママに声をかけられられてランチ会に参加し、華やかな世界に浮かれる咲だったが…。 >>1話目を見る おしゃれママ友とのランチ会で浮かれていた私。けれどすぐに現実を突きつけられることになったのです。私は順子さんに笑われたことでこのグループにふさわしくないと言われた気がして、動揺を隠せませんでした。そして、だんだんとこのおしゃれママグループに認めてもらわなきゃ…、そう思うようになったのです。次回に続く(全7話)毎日8時更新!※この漫画は実話を元に編集していますイラスト・ 武田めんま
2021年12月09日■前回のあらすじSNSの写真が元で息子が号泣。ようやく反省した夫は、周囲には写真は事実と異なると訂正。しかしまだ夫にはやってもらうことがあって…。 >>1話目を見る 本当は、私たち家族の写真はすべて削除してもらいたかったのですが、夫には本当の意味で反省してもらいたくて…。私の写真にコメントを入れるという周囲にはバレバレの罰ゲームを実行してもらったのです。悪気はないとは言え、夫はあまり深く考えず行動してしまうタイプ。SNSで大事件を起こす前で本当によかった…。夫には息子の写真はすべて削除してもらいました。これから友だち関係が増えていく息子のために、どういった誤解を与えるかわかりかねない写真の掲載はよくないと思ったからです。特に子ども自身が成長したときに、迷惑をかけるような内容は投稿することは避けたいと思いました。そしてこれからは私たちが子どもたちにSNSの使い方を教える立場になっていきます。SNSにはメリットもたくさんありますが、反面デメリットも存在します。親としてSNSとどう向き合っていくのか、これからまだまだ話し合いが必要だと思っています。そして子どもたちが適切なSNSとの付き合いができるようにまずは親である私たちの使い道が問われていると気づかされる出来事でした。※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・ 青春脚本 /イラスト・ 深白(アトリエPP)
2021年11月08日■前回のあらすじ夫が家族の家での様子をSNSにあげ続けたことろ、それが原因で息子は大泣きしてしまい…。 >>1話目を見る 私からの忠告を聞かず、勝手に家族を巻き込んでいた夫。こんなものじゃ反省しないのは分かりきっていたので、私はどうせならSNS上で反省してもらおうと考えたのです…!次回に続く(全4話)毎日19時更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・ 青春脚本 /イラスト・ 深白(アトリエPP)
2021年11月07日■前回のあらすじ夫が家族の写真を勝手にSNSで公開していたことが発覚。もうアップしないと約束したが…。 >>1話目を見る SNSに勝手に写真を投稿する夫に、「家族写真アップは禁止」と言い渡したのですが、それがまったく守れていなかったのです。それは、休日に、家族で出かけたときのこと…。夫の顧客であるご夫婦にSNSにアップされた写真について、感想を寄せられてしまったのです…。一度約束したのにまたしても同じことを繰り返す夫には、約束だけでは足りないと確信し、私は次なる手段に出ることにしました。次回に続く(全4話)毎日19時更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・ 青春脚本 /イラスト・ 深白(アトリエPP)
2021年11月06日※写真はイメージです年々増加している、ネット上での「誹謗中傷」トラブル。最近では事態を重く見て訴訟問題に発展するケースも少なくない。NPO法人World Open Heartの理事長・阿部恭子さんの元には、誹謗中傷で「加害者の家族」となった人からの相談が増えているという。加害者本人の口から語られた驚くべき“言い訳”とはーー。阿部さんによる解説。■眞子さまも心を痛めた誹謗中傷2020年5月、プロレスラーの木村花さんがSNSの誹謗中傷により自ら命を絶つに至った事件を受け、国会でも法規制の必要性が議論されてきた。その後も、SNSの誹謗中傷を巡る問題はあとを絶たず、被害は芸能界や皇室にまで及んでいる。眞子さまの婚約者である小室圭氏は、母親の金銭トラブルが発覚するなど、皇族の婚約者にふさわしくないとして苛烈なバッシングを浴びてきた。一方的に報道され続けている数々のスキャンダルについて、小室さんとしても言い分はあるだろうし、すべてが真実とは限らない。しかし、小室さんを「成り上がり者」として軽蔑し、地位を剥奪したい人々にとって、もはや真実などどうでもよく、評価を下げる情報しか求めていないのではないだろうか。こうした世間の反応に、反論できない眞子さまは心を痛め、精神のバランスを崩されたとしても無理はない。インターネット上に自分に対する心ない言葉が溢れている事実は、この世に存在してはならないような感覚を引き起こし、人を追いつめる。集団による言葉の暴力によって生活を脅かされ、命を絶つ人が減らない状況に鑑み、誹謗中傷をした投稿者の特定を容易にする法改正が行われる等、被害者救済も進められている。こうした追い風を受けて、泣き寝入りせずに法的手段を講じて戦う人々も増えており、誹謗中傷の書き込みをした「加害者」の家族から相談を受けるケースも増えている。被害者からの訴えを受け、家族でありながらこれまで見たことのない姿に「まるで別人格」と驚愕する加害者家族もいて、匿名世界の闇も炙り出されている。ここでは、誹謗中傷の書き込みを特定され「加害者」となった人々の心理に迫りたい。■夫が「加害者」になったショックで流産恵(仮名・30代)の夫は、好きなアイドルのSNSに、性的な書き込みや、容姿を侮辱する書き込みを頻繁に行っており、相手からブロックされると拒否されたことに逆上し、別のアカウントから「家まで行く」「犯す」などと書き込み、脅迫と侮辱の疑いで書類送検された。恵には二人の子どもがおり、三人目の子どもを妊娠中だったが、事件のショックで流産してしまった。「もう十年以上一緒にいますが、夫が命令形で話すのさえ聞いたことがなかったんです。ネット上での表現は、とても夫とは信じられませんでした。子どもになんて説明すればいいのか…」妻として何も気づけなかった罪悪感と夫への失望は計り知れないが、当の本人にはまったく反省の色が見えない。「批判されたくないなら写真なんて載せなきゃいいんですよ。どうせ刑事事件にして話題を集めたいんでしょ。“犯す”なんて冗談ですよ、みんな書いてたし」と、被害者に責任転嫁するばかりだった。ところが、妻が流産した事実に触れた途端、表情が一転。「本当に申し訳ない……。馬鹿なことをしました」「二度とこんなことは絶対にしません」と涙ぐみ、ようやく改悛の情を見せていた。匿名ゆえにネット上では人格が豹変し、攻撃的になる人々も少なくないようだ。刑事告訴もあり得ることから、家族が犯罪者になる恐怖を訴える相談はあとを絶たない。■匿名で剥き出しになる憎悪相手が刑事事件の被告人や事件の加害者であったとしても、誹謗中傷が許されるわけではない。「スマホを取り上げるわけにもいかないし。せっかく頑張って希望の大学に合格したのに。こんなことで退学になったらと思うと不安で仕方ありません」正子(仮名・40代)の大学生の息子は、インターネットの掲示板で知人がある事件に関与しているといった書き込みをした。被害者から民事裁判を起こされ、親として損害賠償の支払いを済ませたばかりだ。息子は、これまでも主義主張の異なる政治家に執拗に電話をかけ警察から注意されたり、SNSでトラブルを起こしていた。本人に話を聞くと、「僕たちは不正を追及してるんです。そもそもマスコミがだらしないから悪いんですよ」と挑発的な反論をするものの、抗議活動は実名ではなくなぜ匿名なのかを問うと、「大学や家族に迷惑がかかるから」と、加害性を認識していないわけではないようだ。匿名ならば、普段、他人には見せない「怒り」をストレートに解放できるという。しかし、結局、事件化すれば尻拭いをさせられるのは親なのだ。親としての不安は尽きない。■歪んだ自己実現のリスク正義を声高に叫ぶ人ほど自らの加害性に鈍感である。「相手にもっとよくなってほしいと思って」「世の中から不正をなくしたくて」など理由はどうあれ、手段が行き過ぎれば犯罪になることもある。被害者と一対一ではなく個人対集団の中で、同様の書き込みをする人との連帯感によって行為がエスカレートしやすい。表現が過激になればなるほど目立ち、加勢する書き込みも増えることによって、オピニオンリーダーになった気分になり承認欲求が満たされるという。しかし、事件化して「加害者」になった途端、周囲は一気に冷ややかになり味方してくれる人はいなくなる。今度は自分や家族が攻撃の対象になることもあるのだ。「人を呪わば穴二つ」肝に銘じる必要がある。阿部恭子(あべ・きょうこ)NPO法人World Open Heart理事長。日本で初めて犯罪加害者家族を対象とした支援組織を設立。全国の加害者家族からの相談に対応しながら講演や執筆活動を展開。著書『家族という呪い―加害者と暮らし続けるということ』(幻冬舎新書、2019)、『息子が人を殺しました―加害者家族の真実』(幻冬舎新書、2017)、『家族間殺人』(幻冬舎新書、2021)など。
2021年10月23日Instagramで恋愛をテーマに漫画を発信されているうりさん(@hmhmuriii)。そんな、うりさんの描いた漫画「SNSで出逢ったかぼくんと付き合うまで」を毎日19時に配信!◆Check!1話からまとめ読みはこちら<<前回のお話しはこちら<前回までのおはなし>初対面なのに、すごくウマが合ったふたり。初デートで行った行きつけの服屋で「彼女」発言……!私たち付き合っているの!?気になる「彼女発言」には言及できず、そのままカフェへ……。そして、「一口飲む?」って、そういうことだよね?うりさんの漫画はInstagramでも更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね!◆Check!1話からまとめ読みはこちら■ご協力うりさん(@hmhmuriii)(漫画:うり、文:マイナビウーマン編集部)※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
2021年10月20日いまや私たちの生活と切っても切れないSNSですが、手軽に楽しめるいっぽうで、計り知れない怖さを感じている人もいるのでは?そんななか、オススメ映画としてご紹介するのは、SNSを使って社会に立ち向かおうとした女子高生たちを描いた注目作『プリテンダーズ』。今回はこちらの方々に、お話をうかがってきました。小野花梨さん & 見上愛さん【映画、ときどき私】 vol. 419SNSとアイディアだけで世界を変えようと抗う女子高生を描いた本作で、引きこもりでひねくれ者の花田花梨を演じた小野さん(写真・左)と、花梨の唯一の理解者で親友の風子を演じた見上さん(右)。今後さらなる活躍が期待されている若手女優として注目されているおふたりに、撮影秘話やお互いの意外な一面、SNSとの付き合い方などについて語っていただきました。―小野さんにとっては本作が長編映画初主演となりますが、これまでの現場と違いはありましたか?小野さんいままでは「監督のやりたいことを形にするのが俳優」と考えていたので、監督から聞いたイメージを自分のなかに落とし込んで提示するという方法でずっとやってきました。ただ、今回は自分と役が近かったということもあり、監督に対して自分の意見をはっきりと伝える場面が多かったですね。性格的に普段はあまりこういう主張はしないほうなので、私にとってはこれも初めての経験だったなと。生意気にも言いたいことを言わせていただきましたが、それは熊坂出監督が撮影の前に信頼関係を築いてくださったからこそ。いままで知らなかった新しいコミュニケーションの取り方を教えていただきました。―見上さんは今回の撮影を通して、得たものはありましたか?見上さんこの仕事を始めてから1年も経っていないくらいの頃に撮影したので、右も左もわからない状態。しかも、これだけ長い時間同じ役を演じるのも初めてのことだったので、私にとってはすべてが発見でした。現場では「こんなにも私の意見を取り入れてくれるのか」と驚きましたが、ほかの現場を経験してから、それが当たり前ではないことを知りました。未熟な私とあそこまで対等に話し合っていただいたこと、役について掘り下げる時間をきちんと取ってくださったことは、本当にありがたかったです。つらすぎて、二度とやりたくないと思うこともあった―劇中では、渋谷のスクランブル交差点で自分の思いを叫ぶシーンが非常に印象的でした。とはいえ、ゲリラ撮影でかなり大変だったと思いますが、舞台裏はどのような感じだったのでしょうか?小野さんあれは、本当に大変だったよね……。見上さん絶対に1回で撮らなきゃいけないというプレッシャーと緊張感が撮影前にあって、それもすごかったよね。でも、結局は2日間に渡って3回も撮りました。小野さん正直言って、もう二度とやりたくないですね(笑)。それくらい本当に苦しくて、とにかくしんどかったです。―それは役としてか、それとも撮影環境の厳しさか、どこからくるしんどさでしたか?小野さんいままでの現場ではスタッフさんをはじめ、絶対的な味方のなかで撮影していたんだということに改めて気づかされました。なので、今回のように私たちに見向きもしない人たちに囲まれてお芝居することが、こんなにも苦しいものだとは知らなかったので、それがつらかったです。見上さんでも、だからこそ、あのシーンにはうそがないんじゃないかなと。もちろん、街中で大きな声を出すのは嫌でしたけど、役としてただそこにいればいいという状況だったので、しんどそうにしていた花梨ちゃんとは逆で私はすごくやりやすいと感じていました。とはいえ、それは経験が少なく、いろいろなことがわからないからこその強さだったのかなといまは思います。小野さんなるほど。愛ちゃんにとってはリアリティでしかなかったってことだよね。それはすごい。見上さんそれよりも、私は人のほうが怖かったかも。渋谷でのゲリラ撮影は、貴重な経験になった―その場にいた一般の方の反応は、どんな感じでしたか?小野さん私たちがセリフを言い始めたら、「気持ち悪っ」とか「邪魔」といった声が聞こえてきましたし、その場を離れる人もけっこういましたね。でも、発見だったのは、意外と誰もこっちを見ないんですよ。見上さんそうそう。背中で感じてはいるけど実際には見ないよね。今回はカメラマンさんが遠くにいたこともあり、おそらく撮影だということに気づいてもらえていなかったから余計にそうなったのかなとは思いますが……。小野さんおかしな2人が意味のわからないことしだしたから、“見ちゃいけないもの”みたいな扱いになってたのかもしれないですね(笑)。見上さんそうかもね。ただ、貴重な経験にはなりました。小野さんそれは間違いないね。―直接は目も向けないけど、ネットだったら遠慮なく叩くというのがいまの社会なんでしょうね。おふたりは物心ついたときからネット社会とともに育っていると思いますが、SNSとの付き合い方など、気をつけていることはありますか?小野さん実は、私はプライベートでも仕事でも、SNSを一切やっていません。それはSNSに便利であるがゆえの大きなリスクを感じているからです。匿名で相手を叩く人に対しては疑問を覚えていることもあり、たとえポジティブな内容であったとしても自分の言葉や情報を提示することへの恐怖があるんだと思います。人の気持ちや心の傷のように目には見えないものを伝えるのは、すごく難しいことですから。ただ、プラスの感情を届けられる方もいるので、人それぞれだとは思いますが、いまの私にはまだその勇気がないので、「距離を置く」という選択をしました。ですが、見る側として情報を得ているところもあるので、矛盾していると感じる部分はありますね。何年か先に自信がついたら挑戦するかもしれないですが、いまの段階では「SNSは怖いもの」と思ってしまっているほうが大きいです。自分のSNSで元気になる人が1人でもいればいい―見上さんはSNSを活用されていますが、意識していることはありますか?見上さん私はお仕事を始めてからすぐにInstagramを開設して、最近はTwitterも始めました。そのなかでいいコメントもあれば、ときには傷つくようなものもありますが、私はあまり気にしていません。ただ、私のSNSが何かプラスのことに使われていればいいなとは思っています。ただ、自分が発信する言葉で誰かが嫌な思いをしていないかなとか、言葉選びには気をつけています。とはいえ、伝えたいことや載せたいものは、わりと自由にしているほうかなと。SNSでは芸能活動している自分と普段の自分に距離はない状態なので、そういう意味では私は向いているのかもしれないです。―本作でいうところの「Pretend」、つまり何かのフリをしたり、違う自分を演じたりするようなこともないと?見上さんまったくないですね。なので、あまり気負うことなく、楽しく使えているんじゃないかなと。もちろん、私のSNSを見て自分とは合わないと思う人もいるかもしれませんが、元気になってくれる人が1人でもいれば、それでいいと考えています。愛ちゃんとの出会いは、私にとって奇跡的だった―今回の撮影を通じて感じたお互いの印象について、教えてください。見上さんそもそも私たちって、違いすぎるくらい正反対だよね?小野さんうん、そうだね。見上さんでも、だからこそ一緒にいて、すべてがおもしろいというか、何を話していても興味深いんです。全部が発見でもあるので、花梨ちゃんとの出会いは、私にとってはすごく大きいものになりました。正反対なのに、つながれる不思議があった気がします。小野さんそれは私も同じで、本当に奇跡的な出会いだったなと。愛ちゃんみたいな人はなかなかいないですからね。ちなみに、雰囲気的に私のほうが強く見られがちなんですけど、実は愛ちゃんのほうが強いんですよ。私がもう無理となっていても、愛ちゃんはケロっとしていて、飄々とやってのけてしまうくらい。「世間のみなさんが思っているよりも、見上愛はめちゃくちゃ強いんだぞ」というのは言いたいですね(笑)。見上さんあはは!でも、確かに私のほうが強いかもね。私はメンタルが強いおかげか、自分から出る言葉自体はあまり強くないと感じています。何とも戦っていないので、強い言葉を使う必要がないというか……。小野さんそれ、すごくよくわかる。言葉が強い人って本当に強いんじゃなくて、自分を守ろうとする意識が働くから強い言葉を使っているだけだと思うので。たとえば、私は傷つきやすいほうなので、自分を守るために言葉のなかに“刃物”をちらつかせてしまうところがあるんですけど、愛ちゃんはそれがないんですよ。そういう意味でも、私たちって正反対なんだろうね。見上さんでも、花梨ちゃんは自分だけじゃなくて、周りの人も守ってくれて、その人たちのために一緒に戦ってくれる人。それは私にはできないことなので、本当に素敵だなと今回すごく感じました。私もそういう優しさを身に着けたいと思っています。小野さん私は痛みを感じやすいほうなので、「もし誰かがその痛みを伴っているならなんとかしたい」というそれだけです。私も花梨ちゃんのような優しい人間になりたい―本作の主人公たちは、「社会や自分を変えたい」という思いに突き動かされていますが、おふたりもご自身のなかで変えたいことはありますか?見上さんいまの話につながりますが、もっと優しい人間になりたいですね。私はあまり生きづらさみたいなものを感じたことがないので、ちゃんと人に寄り添えていないんじゃないかと考えることがあるからです。痛みを知っている人は、上辺だけでなくきちんと人の痛みを理解できると思うのですが、私の場合はまだ「感覚的にわかる」くらいのレベルなんじゃないかなと。なので、本当の意味で優しい人になりたいと思っています。小野さん正直に言うと、私はいま変えたいと思うことはないかもしれません。といっても、「いまの自分最高だぜー!」という意味ではないですよ(笑)。そうではなくて、何かを変えたいとわざわざ考えなくても、自分がよりよくなるように変わりゆくものだと思っているからです。実際、1年前の自分も2年前の自分も、いまとは全然違いますから。そんなふうに、状況に応じて日々よくなっていくように心がけているので、あえてこれを変えたいと思っていることがないというのが正しい答えです。ただ、そのためにはすべてに対して真摯に向き合う必要がありますし、毎日を一生懸命生きていかなきゃいけないな、というのはあります。―それでは最後に、観客へのメッセージをお願いします。小野さん私が演じた花田花梨に対しては賛否両論あるかもしれませんが、私自身はこの作品にすごく救われました。「こんなにがんばってるのに誰もわかってくれない」みたいな絶望や生きづらさを抱えていたのは自分だけじゃなかったんだなと。ただ、受け止め方については観る方の自由なので、それぞれの“正解”を見つけながら観ていただけたらと思います。見上さんこの作品では、いままで向き合わなくてよかったことにも向き合わされる嫌悪感を抱く人もいるかもしれません。でも、そこに少しでも向き合えた瞬間、世界がすごく広がると私は思っています。自分が見ている世界だけが世界じゃないし、違う視点から見る世界もあると知れるのは大きなことですから。そうすれば、みんながお互いにもう少し寄り添い合えるんじゃないかなという期待もあります。人によって感想が全然違うので、そういったおもしろさも感じていただきたいです。インタビューを終えてみて……。性格やタイプは正反対ではあるものの、だからこそお互いを補い合ってステキな関係を築けている小野さんと見上さん。劇中の花梨と風子の関係性は、この組み合わせでしか体現できないものだったというのもうなずけます。全力で挑んだゲリラ撮影のシーンを含め、おふたりが見せる体当たりの演技は必見です。ブラックなのに、ハートフルな異色作!誰もが“Pretend”しながら過ごす現代で抱えている葛藤や違和感に迫り、あらゆる感情を呼び起こさせる本作。日々変化し続けるネット社会に加え、日常も常識も一変させたコロナ禍で生きるいまだからこそ観るべき1本です。写真・北尾渉(小野花梨・見上愛)取材、文・志村昌美ストーリー「前にならえ」「空気を読め」を美徳とするニッポン社会に反抗する17歳の花田花梨。父と妹と暮らしながら、半ば引きこもりの生活をしていた。そんななか、父との言い争いをきっかけに家を飛び出した花梨は、海外赴任の両親と離れて一人暮らしをする親友・風子のアパートへ転がり込むことに。ある日、電車内で病人に席を譲った花梨は、得も言われぬ感覚を味わったことをきっかけに、型破りなドッキリで“世直し”することを思いつく。そこで、「プリテンダーズ」を結成し、動画を次々とアップするのだが、ふたりを待ち受けていたのは社会からの“しっぺ返し”だった……。胸がざわつく予告編はこちら!作品情報『プリテンダーズ』10 月 16 日(土)ユーロスペースほか全国順次公開配給:gaie©2021「プリテンダーズ」製作委員会写真・北尾渉(小野花梨・見上愛)
2021年10月15日Instagramで恋愛をテーマに漫画を発信されているこぴまこさん(@copimaco)。そんな、こぴまこさんの描いた漫画「はじまりはSNSでした」を毎日13時に配信!◆Check!1話からまとめ読みはこちら<<前回のお話しはこちら<前回までのおはなし>いよいよ初対面……!!!そこにやってきたのは……。な、なんと、ドストライクにタイプな人がやってきた!!!この後のデートが楽しみで仕方ない!こぴまこさんの漫画はInstagramのほかブログでも更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね!◆Check!1話からまとめ読みはこちら■ご協力こぴまこさん(@copimaco)(漫画:こぴまこ、文:マイナビウーマン編集部)※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
2021年10月08日2013年に亡くなった桜塚やっくん<やっくん、おはよう><今日もお空から見守っててね><大好きだよ>10月5日、2013年に交通事故で亡くなったお笑いタレント・桜塚やっくんの命日を迎えた。上記の書き込みは、今も残されたやっくんのブログ『桜塚やっくんの見ないとがっかりだよ!!』の最後の投稿「ここ最近の事など。」に最近、書き込まれた読者からのコメント。やっくんが亡くなって今年で8年――。ブログのコメント欄には、今もファンによるコメントが続いている。その数、9万4000件以上。■思い出される飯島愛さんのブログ「やっくんといえば、セーラー服に竹刀を持った“スケバン恐子”の『がっかりだよ!』という決めフレーズで一世を風靡。『エンタの神様』を中心に数多くのバラエティー番組に出演していました」(テレビ局関係者)やっくんはお笑いタレントとしての活動に加え、全員男性のガールズバンド・美女♂men Zのボーカルとしても活動しており、亡くなったのは、バンドでライブ会場の熊本に向かっている最中だった。「やっくんらが乗ったワンボックスカーは山口県美祢市の中国自動車道で単独事故を起こし、車外に出たところを後継車にはねられてしまいました。死因は心臓破裂。当時やっくんは37歳で、突然の訃報に芸能界内外から悲しみの声が広がりました」(芸能関係者)そんな中、ひっそりと残されたやっくんのブログ。前述どおり、本人不在でありながら、毎日のように新しいコメントが増え続けている。「先月9月24日のやっくんの誕生日には、祝福コメントも相次ぎました。こういった現象で思い出されるのは、2008年に亡くなった元タレントの飯島愛さんのブログ(現在は閉鎖)。飯島さんが亡くなってからもブログにはコメントが相次ぎ、閉鎖されるまでの7年間、書き込みが続きました。飯島さんのブログは多くのファンにとって心の拠り所となっていたようです」(同・芸能関係者)ブログだけではない。例えば、昨年、新型コロナウイルスで亡くなった志村けんさんのインスタには、5万件を超えるコメントが。最近では、<園長!相葉くんが結婚したよ〜!>と、先日結婚を発表した嵐・相葉雅紀について報告する書き込みも多く見られた。同じく昨年亡くなった三浦春馬さんのインスタを見てみても同様で、最後の更新記事についたコメントはなんと40万件にも迫る勢いだ。ほか、竹内結子さん、小林麻央さん、元KARAのク・ハラさんの残されたSNSにも、今なお新たなコメントが書き込まれ続けている。亡くなった人(以下、故人)のSNSに、なぜコメントを続けるのかーー。■故人との対話の“窓口”「一般的に、大切な人と死別した事実との向き合い方には正解もなく、人によってさまざまな形があります。故人のことを、今の自分にとってどのような人と捉えるかも人それぞれ。ただ、故人に対して、かなり遠くに行ってしまった、心の交流ができない異次元にいる存在だと思う人は少ない。どちらかといえば、亡くなってからも、どこか近くで“自分のことを見てくれている”という距離感を持っている人の方が多いと思います」そう話すのは、精神科医であり産業医でもある井上智介先生。その距離感の中で、日本では故人との対話の“窓口”として、仏壇やお墓がその役割も果たしているという。「しかし、芸能人などの有名人は、それらの場所が一般的に公開されていません。そこで、ブログやインスタなどが、故人との対話の窓口となって活用されているのでしょう」(以下、カギカッコは井上先生)さらに、SNSに“書き込む”という行為は、心にこんな影響を与えるという。「仏壇に手を合わせ、故人と心の交流をすることで、自分の気持ちを落ち着かせることができる。故人のブログなどに書き込むことも、同じことが考えられます。さらには、モヤモヤとした気持ちをそのまま放置するのではなく、しっかり言葉に表すことで、自分の気持ちと向き合えるんです」これを繰り返すことで、少しずつ楽しい記憶を思い出し、過去のつらい気持ちをほぐしていくこともできるという。井上先生曰く、死別によって起こる悲しみをコントロールする方法として、“故人に向けて手紙を書く”という方法があるそうで、「手紙を書くことで、ゆっくりと自分のペースで、気持ちを整理することができます。さらに、相手が読んでくれるという期待が対話を成立させる。頭で思っているだけであれば、相手とつながっているという感覚を持ちづらく、対話が成立しにくい。SNSに書き込むという行為には、手紙を書く行為に通じるものがあると思います」また、書き込みにはファン同士の“絆”も。これには同じ体験をした者同士だからこそ、深くわかりあえることがあるという。「悲しいのは自分だけではないことが実感できたり、勇気をもらえたり、気持ちの整理の仕方を学ぶこともできる。孤独感を和らげ、ここなら大丈夫という自分の中の悲しい気持ちを安心して吐き出す場所にもなっていると思います」しかし、なぜ「生きてる人」ではなく「亡くなった人」のSNSなのだろう。「これは生きているか亡くなっているかの問題ではありません。大前提として、亡くなっている人のファンであり、その人とのつながりを感じる行為です。大切な人が命を落としたからといって、それで終わりではありません。だからこそ、生きているころと変わらぬ形で、そのままSNSに書き込みをするのでしょう」“目に見える形としては失われても、故人との関係がすべて失われたわけではない”と井上先生。生前、たくさんのものを届けてくれた芸能人たち。彼らは亡くなったあとも形を変え、私たちの中で生き続けているのかもしれない。
2021年10月05日■前回のあらすじ義姉の結婚式が大成功に終わったと聞き、ようやくホッとできた菜摘。と思った矢先に、突然の訪問者が…! 後期つわりで体調が思わしくない中、菜摘はアポなし訪問してきた義姉の相手をすることに。 >>1話目を見る 義姉のアポなし訪問後も、しばらくは調子が悪かった私。心配した夫が「こっちの都合もあるから、急に来るのはやめて」と義姉に伝えてくれたのですが…。結局その後も義姉のアポなし訪問は続きました。この頃ようやく産休に入った私は、入院前に出産準備や保活などを進めておきたかったのですが、義姉との今後の付き合いを考えると無下にもできず…ついつい受け入れてしまうのでした。義姉のツブッターには悪口ばかりがつづられていて…。私は義姉の中の黒い感情に、じかに触れてしまったような気持ちになりました。中には「産んだら子ども自慢ですか?キモいんだよ」など、おそらく私以外の身近な誰かに宛てた書き込みも...。義姉がSNSで撒き散らす負の感情を目の当たりにし、「これは思っていた以上に厄介な人かもしれない」と、ますます警戒心を強めた私。「今は出産前で何かと不安定な時期だし、できれば義姉とは距離をおきたい…でも下手なことをして機嫌を損ねてしまうと、さらにこじれそう…」この時はそんな行ったり来たりの考えで、頭の中がいっぱいになってしまいました。次回に続く!(全13話)毎日21時更新!※この漫画は実話を元に編集していますイラスト・ のばら
2021年10月04日