結婚できなかったらヤバい? わかっていても焦ってしまう…「適齢期」という呪い
しかし、自分だけ「年相応の服装ではない」ことに落ち込む必要があるのかという点に関しては意見が割れている。
そもそも「年相応の格好」とはなんだ、という話だ。
「この年ならこうである」と断言できることなどほとんどない、ウンコですらいくつになっても漏らすのだ。
「いい年して」などという言葉を他人に投げつけるのは、将来ウンコを漏らした自分に石を投げるのと変わらないのである。
しかし、日本人は「この年齢までにこうするべき、こうあるべき」などと「適齢期」にこだわる傾向がある。
適齢期という言葉が使われるのはまず「結婚」だ。「女は○○才までに結婚したほうがいい」といった考えは未だに根強い。
このように結婚適齢期を定めるのは本当に良くない慣習だ。
それを決めてしまうことで、その年までに結婚しないといけないと思い込んだ女が、したくもない、もしくは「向いてない」結婚を焦ってしてしまったり、適齢期を過ぎた女が「適齢期を過ぎても結婚できなかった俺は何やってもダメ」と自分に呪いをかけてしまったりする。つまり適齢期を定めることで「不安」になる人間がたくさん生まれてしまうのである。
不安や孤独というのは恐ろしいもので、それに取り憑かれると人間のIQはもれなく「2」