恋愛情報『結婚に興味を持てない人が、自分を責めてしまう理由【石井ゆかりの幸福論】』

結婚に興味を持てない人が、自分を責めてしまう理由【石井ゆかりの幸福論】

だったのです。
一昔前の「夫婦」は、恋愛感情ではないもので結びつくことが前提でした。それは、信頼や尊敬、そして、生活を営む上での役割分担の了承、さらに「家業」や「家」を運営し継承していくという責任感、現代で言えばビジネスパートナー的な感覚も強かったはずです。

自分とぴったり合った人間、一緒にいて限りなく楽しい人間、自分を全面的に肯定し、味方になってくれる人間。決して自分の邪魔をせず、迷惑もかけず、いつでも受け入れてくれる人間。その人の周りの人間関係が自分を傷つけず、経済的にも負担をかけてこない人間、そしてなにより、自分も好意を持てる人間。
もしそんな完全な相手がいたなら、ほとんどの人が「一緒に暮らしてみたい」「一人でいるよりずっといい」と思うのではないかと思います。
もちろん、現実問題、そううまくはいきません。
「好き」と思う気持ちさえ、時間が経てば変わってしまうのが人間です。好きで結婚したはずなのに、いつのまにか長いことパートナーを毛嫌いして生きている人もいるほどです。
「恋愛感情」はたいてい、4年程度で消えてしまうものだ、と言われています。

「パートナー」という言葉自体が何を表しているのか、それは人によって、千差万別です。

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