そもそも「合コン」とは何かというと「合同コンパ」の略だ。コンパとは飲み会という意味で、「二つのグループ」が出会いを求めて一緒に飲み会をするから「合同コンパ」と言われている。
その「二つのグループ」を用意するのが、どれだけ大変か、という話である。
まず「一つのグループ」に所属するのすら難しく、体育の時間に「三人組を作れ」というミッションを「先生」というカードを使わずにクリアできたことがない人間に「二つのグループ」など無茶がすぎる。
ただ、合コンとは「二つのグループ」を一人で用意するものではないと思う。
おそらく異性の友人などに「こっちは女の子集めるから、そっちは男集めてよ」とやるのが、スタンダードな合コンのセッティング方法だと思われる。
しかし、この「異性の友人」という存在がまずイマジナリ―なのである。仮にいたとしても「メンツを集められる友人」である可能性は低い。
学生時代、自分と同じタイプ同士で固まることにより、教師の家庭訪問を回避する人間で構成されたグループというのは、全員コミュ症で交友関係が狭いため、合コンをセッティングできる人材などほぼ皆無なのである。
つまり「合コン」