2016年8月11日 10:15
セクシーな亡霊・悪魔にハマる?猛暑に知りたい世界の“官能的”怪談【恋占ニュース】
いよいよ夏本番。暑くて眠れずバテ気味…という人も多いのでは?
もちろんエアコンに扇風機、涼感寝具など、寝苦しい熱帯夜を快適に過ごすためのアイテムはいろいろあります。
が、忘れちゃいけないのは夏の風物詩とも言える先人の知恵。打ち水や風鈴、そして怖い話で、手軽に気分もひんやり涼しくなりたいところです。
といってもガチな心霊話は苦手な筆者…ここは男女のあれこれを絡めたお話をご紹介したいと思います。
死者とまぐわう…『牡丹燈籠』
日本の怪談と言えば『四谷怪談』『番町皿屋敷』『牡丹燈籠』が有名どころ。とりわけ『牡丹燈籠』は悲恋物語だし、ビジュアルイメージの美しさもあって、どこか切なさを感じさせますよね。
あらすじをざっくり説明しますと。
身分違いの恋を反対され病んで亡くなった娘と、その死を悲嘆して後追いした乳母。死してなお想いを遂げるべく、美しい娘は亡霊となって牡丹燈籠を持った乳母を従え、下駄をカランコロンと鳴らしながら夜な夜な恋人のもとに現われ、まぐわいを重ねます。
男が日に日にやつれていくのを不審に思った従者が男の床を覗くと、男が抱いていたのはなんと骸骨。
慌てて下男は悪霊除けのお札を家中に貼るも、結局は乳母の亡霊に買収され、お札を剥がしてしまいます。