“人見知り”が恋人を作るには〜『思い出のマーニー』〔伊藤さとりの映画で恋愛心理学 第7回〕【恋占ニュース】
そんな杏奈が心を開いた相手、マーニーは、ミステリアスでお屋敷から出られない孤独な少女。
杏奈は、自分よりも不幸に見えるマーニーに同情し、救い出してあげたいと思うのだけど、この感覚こそ実は恋愛心理と同じ。
人はどこか自分に似ている境遇や感情を持つ人に安心感を覚え、心を開きやすいんです。
だから友達や恋人になりやすいのですが、特に自分に弱みを見せた相手には「私に心を開いてくれた」と思い込む傾向が強いので、親密度が増します。
でも大切なのは、あなたが心を開こうとしなければ、特別なことがない限り、相手もあなたに心を開きはしないということ。
言うまでもなく、じっと黙って動かずにいたら、友達はできないし、恋人もできない。
「ありのまま」の自分を受け入れてくれる人と恋に落ちたいなら、マーニーに出会った杏奈のように、まずはあなたが無理のない程度に行動範囲を広げてみること。
そして、初対面の人と話す機会があったら、素直に自分の性格について伝えるだけで会話は続くはず。
「話し下手で人見知りだから、緊張して上手く話せないんです。ひとりで途方にくれていたので、話しかけてくれて安心しました」
そんな正直な気持ちが、心を開くきっかけとなって、映画の後半に判明するある出来事のような、唯一無二の友人(恋愛の場合には恋人)