10月8日は皆既月食!満月を見ながら『飲月』がオススメ~恋する乙女の暦のたしなみ【恋占ニュース】
Point3・器の角度を調整して、水面に月を映します。
Point4・うまく映らないときは、器をテーブルなどに置いて水面の揺れを防ぎます。
Point5・水面に映る月から目を離さないようにしながら、そっと口に持っていきます。
月が低空にいると水面にうまく映せませんから、南の空高く昇ったところをねらうのがコツ。今夜の月の南中時刻は23時36分頃なので、目安にしてみてください。
飲月に効果があるのかどうか、科学的に実証することは難しいでしょう。けれど、風習として伝わっているということは、理屈を抜きにして効果を実感した人が多くいたからに違いありません。月光が全身にしみわたるような感覚、内側から浄化されるような清々しい気分、体の芯から発光するような若々しい美しさ。
それは飲月を試した人だけが実感できる、月からの贈り物です。
景山えりか(かげやまえりか)星とお茶のコンシェルジュ、文筆家。
旧暦や月の文化に造詣が深く、星や月と親しむ生活を自ら実践。その経験から、自然のリズムに合わせてお茶を楽しむことで、養生やストレスマネジメントにつなげる「星のティーセラピー(R)」を考案。執筆活動やワークショップを通じて、星空とお茶を楽しむ暮らしを提案している。