都合の良い女から本命になる方法〜『海を感じる時』〔伊藤さとりの映画で恋愛心理学 第11回〕【恋占ニュース】
“重い女”になりたくないから、「好きでもわざと冷たくしてしまう」「キツいことを言われても、ついつい平気なフリをしてしまう」――。みなさんは恵美子みたいに「追いかけたり、しつこくしたりしたら嫌われる」と、思ったことはありませんか?
だけど、劇中の恵美子と洋を見ていると、2人の関係は時間が経つにつれ、逆転していくのですよ!
恵美子の「好きです」「愛してます」攻撃をウザがりつつも、拒むことをしなかった洋。
そのうち彼女の存在や「好き」と言われ続けることに慣れ、日常化し、そしてそれに甘んじるように。完全に自分のものとして認識するようになったところで、恵美子の裏切り行為によって、立場が逆転!独占欲に火が着いた洋は逆上し、やがて恵美子に執着するように……。
今、恵美子のような付きまとい方をしたら、“ストーカー”っぽいと思われちゃうかも。でも、この「好きです」連呼、ワンワン子犬アピールも、やりようによっては実は効果的。
簡単に身体を許すのはおすすめしないけれど、フラれたって「好きです」を何度でも明るく言い続けること。断られても態度を変えず、ラブビームな笑顔で接する勇気。
相手が拒否らなければ、続ける価値あり!
時間をかけて恵美子のようにラブアピールをし続け、じっくりと距離を縮めて行き、相手に「コイツは何があっても自分からは離れて行かない」