そこで、実際にあった格差恋愛のサクセスストーリーを一つ。
ある企業に勤めていた既婚女性と、アルバイトで入ってきた就職難民の貧乏男子が恋に落ちました。不倫というだけでもセンセーショナルだったのですが、年齢・収入・立場すべてにおいて格差がありすぎだよね、と、ふたりはもっぱら周囲のうわさのネタ。
そんな周囲の心配(野次馬心)をよそに、ふたりは静かに愛を育み、やがて女性は離婚。待婚期間を経てすぐにふたりは結婚しました。その後、彼女は昇進、アルバイトだった彼は正社員に登用され、ふたりで稼ぎまくってマンションを購入。現在は高そうな室内犬数匹と共に幸せにくらしているとか。
よく見ていると現実にはこんな話、意外とゴロゴロしているもんです。
女優と芸人、プロデューサーとアイドルの卵にはじまり、社長と契約社員、一流企業社員とフリーター、旧家の令嬢と庭木職人、東大院卒と高卒たたき上げ…自分に経験はなくても、周りの人から玉の輿に乗った友人の話を聞いたりすることくらいはあるのでは。
もし、周囲が「ありえない、絶対ムリムリ!」と言うような高嶺の花に恋してしまったら、あなたはどうしますか?「私なんて…」と最初からあきらめてしまうのが、普通の感覚でしょうか。