月好き必見!今年最後のお月見は3バージョンで楽しめる?【恋占ニュース】
未完の月に自分を重ねて
十日夜とは、旧暦10月10日に行われた収穫祭。おもに東日本で盛んでした。地域によって内容は異なりますが、十日夜の日には稲の刈り入れが終わり、田んぼの神様が山に帰るとされ、神様の化身である案山子を家へ持ち帰ってお祭りしたといいます。
また、十日夜の月を、中秋の名月(十五夜)、後の月(十三夜)と並んでお月見の対象としました。十五夜、十三夜、十日夜を合わせて「三月見」といって、三夜ともお月見ができると大変縁起がいいと伝えられています。
今年の十日夜(旧暦10月10日)は、12月1日です。月は昼過ぎに東の空に昇ってきて、日付が変わる頃に西へ沈みます。そのため、
・青空をバックにした白い月
・夕焼けと月のコラボレーション
・夜空に輝く月
といった、3バージョンを楽しめるのが特徴。
月好きならば、今年最後のお月見を、どのバージョンで楽しもうかと想像するだけでワクワクしますよね。十日夜の月の姿は半月(上弦の月)を過ぎたばかり。満月のような迫力こそありませんが、まん丸ではない「未完の美しさ」もいいものです。月が満ちたり欠けたりするように、私たちの心と体にも波があります。仕事や恋愛にがんばりすぎて疲れてしまった、落ち込んでいる、壁にぶつかってしまった……そんなときは、十日夜の月に自分を重ねて眺めましょう。