本音は「ぶつけるもの」ではなく「伝えるもの」【心屋仁之助 塾】
メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。 今回は、「我慢したり愚痴ったりばかり…うまく心の関係が築けません」という、かずしさん(33歳 保健師)のお悩みに心屋塾上級認定講師のいかり屋圭子さんがアドバ イスしてくれました。
■かずしさん(33歳 保健師)のお悩み過去にお付き合いしてきたパターンとして、ふられるのが怖いために思ったことをストレートに言えない、というのがありました。不満を言ったり怒ったりしようとするけど、それで相手が逆に怒ったりしてしまうとすぐに自分の意見を撤回してみたり。
こういう関係性は嫌だなーと思っていたこともあり、今までと違うタイプの方と付き合い始めてみました。すると今までならあり得ないほど、思ったことを何でも言えるようになったのですが…彼が言い返さないのをいいことに逆に失礼なことまで言い過ぎているような気がします。
しょっちゅうダメ出ししています。これはこれで、立場が逆転しただけで関係性としては同じで不健康だなと思うのですが、どうしていつもこうなってしまうのか悩んでいます。
依存心が隠れてそうだなと思ったり、自分の我慢が映し出されてるのかなと思ったりしますが、まだ解決策が見つかりません。と、いうか行動に移せずにいます。
■心屋塾上級認定講師のいかり屋圭子さんよりふられるのが怖いために、言いたいことがストレートに言えなかった以前の彼達と、言いたいことは何でも、失礼なことまで言えてしまう今の彼と。自分がどうしてそういう態度になってしまうのか不思議ですよね。そんな関係ですと、なかなか心からのコミュニケーションはとれませんね。
まず、相手が怒ったりしてしまうと自分の意見を撤回してしまうのは何故でしょう。かずしさんは、怒っている人を見るのが嫌という気持ちがありますか。人と揉めるのが嫌という気持ちがありますか。
もしそうだとしたら、過去に「よく怒っていた人」を思い出してみてください。その人が怒るたびに、どんな気持ちがしていましたか。もしかして自分が悪いと責めていなかったでしょうか。それはたぶん勘違いです。相手は相手の事情で怒っていたかもしれません。