男性が快適に感じる「尽くす」と「尽くしすぎる」の境界線 【女30からのシアワセ道 vol.8】
「これだけのことをしたのに、どうして彼に振られてしまったのでしょうか。愛情表現をすることは悪いことなのでしょうか。これからどうやって人を愛せばいいのかわかりません」
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寄せられる恋愛相談では、こういった女性の悲痛な叫びが寄せられることが珍しくありません。「君といると自分がダメになる」という理由で、恋人に去られてしまうのです。いわゆる「尽くしすぎ」です。
では、「尽くす」ことと「尽くしすぎる」ことの違いとは何でしょうか。
■「尽くしすぎ」でモラハラになるケースも
「尽くす」とは、「精を出す」「夢中になる」「ある限り出す」という意味です。この字面を見ただけで、惜しみなく相手に愛情を注いでいることがわかります。
それなのに「すぎる」まで尽くしてしまうと、相手にとっては負担になるだけ。尽くしすぎるほど尽くされるほど、自分は同じ分量だけ返せないと感じてしまうからです。
また、されることに慣れて甘えが日常化し、ダメ男に成り下がってしまうケースもあります。
ですが、じつはこの手の相談、とても多いのも事実。別れを切り出されるケースもあれば、彼に従うことが2人のルールとして固定し、それがモラハラにつながっているカップルもいます。
「尽くしすぎる」ことは、どちらも幸せにはなれないのです。
ですから、「尽くしすぎてしまう」ことに心当たりがある女性は、以下を参考に自分の中で上手にバランスを取ってみてはいかがでしょうか。
■1:永続的にできることしかしない
彼が自宅へ泊まりに来た夜は、自腹で食材を購入して手料理を振るまい、翌朝、彼を起こしてあげて朝食の準備をする。
これが「尽くしすぎる」女性の一例です。
しかし、このような生活を、結婚しても毎日続けられるかというと、不可能ではないでしょうか。
朝食作りはいいとしても、自腹で食材を購入している時点で彼からお返しがない、もしくは経済的に厳しさを覚えているのであればアウト。毎日起こすことも、相手は子供ではないのですから、「尽くしすぎ」です。