自立した男性と結婚したいなら、母親と決別すべき 【女30からのシアワセ道 vol.9】
家族仲が良好で、とくに母親とは仲がよく、なんでも話せる間柄。
職業を問わず女性にインタビューをすると、こういった回答が増えている印象があります。なかには反抗期の経験すらなく、母親とはいわゆる“友だち親子”の関係です。
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わたし自身は反抗期が長かったため、最初は彼女たちのエピソードを聞くたびうらやましさを感じました。
しかし、この“友だち親子”の関係に甘んじたまま、娘が結婚適齢期を迎えると、適度な距離を保つ難しさを目の当たりにしたのです。
■母娘の共依存関係が続いた結果…
“友だち親子”の場合、自活できる経済力を持つ娘が、いつまで経っても実家暮らしをしていることが少なくありません。
料理、洗濯、掃除など、家事全般を母親がしてくれているうえに、関係が良好ですから、居心地のよさを手放せない娘が実家を出ないのは、当然とも言えます。
また、娘が30歳をすぎても親が一人暮らしを禁止しているケースもあります。
そして、この生活が長く続けば続くほど、「親離れできない娘」と「子離れできない母」という、共依存母娘の関係が固定しやすくなるのです。
共依存関係に陥ると、関係を解消するのは困難です。実家暮らしをしているある30代女性は、母親からこういわれて愕然としたそうです。
「もう結婚しなくていいから、老後の面倒を見て」
これが、老いを自覚した母親に家事全般を任せて頼りきった結果なのです。
経済力があるのに実家暮らしを続けている人は、本来かかる家賃や光熱費、食費などをカバーできるほど、家にお金を入れていないケースが大半です。その不足分は親が補ってきたということ。
親は全力でバックアップし続けてきたのですから、弱ってきたら上記のような本音を吐露するのは自然なことと言えるでしょう。
ちなみに、わたしが知る限りでは、母親からはこのようにいわれた例があっても、父親からいわれた例はありませんでした。
40代で実家暮らしをしている女性もいますが、こういわれる日も近いはずです。