「オレも協力するから、仕事は続けなよ」「キミの仕事も応援するから」と、結婚前に口にする男性は多いもの。
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しかし、実際に共働き結婚生活をはじめてみると、その言葉の裏には「オレのできる範囲で」という意味が隠されていることに気づきます。
そして、「旦那が手伝ってくれない!」「思っていた結婚生活と違う!」と愚痴をこぼすハメに…。
そうなる前に、ちょっと工夫してみましょう。筆者流、共働き妻の負担を軽減するコツを紹介します。
■まずは「夫のできる範囲」をしっかり把握
「妻が夫にしてほしいこと」と「夫ができること」は違います。まずはそこに気づくことが重要。
「夫ができること」を把握して、それを任せることで妻の負担を軽減しましょう。
男性は「できること」なら意外とアッサリ引き受けてくれるものです。
もちろん、やってもらったら、きちんと褒める・感謝することも忘れずに。共働きなら家事だって協力して当たり前。
「やってもらう」というのも本来はおかしな話ですが、そこは割り切って、「ありがとう、助かったよ」の言葉で夫の機嫌を取っておきます。
■「わからないから、できない」という言い訳をさせない!
新婚時代、まったく家事を手伝わない夫に「なぜ手伝わないのか?」とたずねたことがあります。
夫の返答は、「やり方や物の置き場所がわからないから、できない」というものでした。
たしかに、夫は一人暮らし経験がなく、家事をほとんどしたことがない男。しかも、買ってきたものを収納するのは筆者。
これでは、手伝ってもらえなくて当然です。
そこで、できるだけ家事のやり方や収納場所をしっかり伝えておくようにしたところ、少しずつですが家事に協力してくれるようになりました。
「アレどこ?」と聞かれることも減って、一石二鳥です。
■家事・用事がたくさんあることを知ってもらう
それなりに快適な生活を維持していくためには、どれだけたくさんのこまごまとした家事・用事をこなす必要があるのか?
これがわかっていない男性は意外と多いです。まずは、それを知ってもらいましょう。
たとえば「やらなくてはならない家のこと」をメモに書いて、目につきやすい場所に貼っています。
この工夫をはじめてから、夫が手伝ってくれることが確実に増えました。自分がこなした家事のメモをはがし、「やっといたから!」と自慢げに私に見せてからゴミ箱へ…。
どうやら夫も、メモが減るとうれしいようです。