連載記事:リアル・モンスターワイフ、再び
自分より“上”のママ友は敵! あなたの「マウンティング系モンスター 見下しママ」度チェック【リアル・モンスターワイフ、再び 第16回】

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前回のリアルエピソードでご紹介した、「子どものために」と、憧れの街の理想のマンションに引っ越してきた香織さんのケース。彼女が背伸びをして手に入れた幸せの向こうには、さらなる背伸びを強いる環境が待ち受けていたのです。
「すてきな街の、すてきなマンションの、すてきな私」を演出し続けるにはお金がかかります。住宅ローン返済の足しになるようにとアルバイトを始めた香織さんですが、そのお給料は「カッコいいキャリアママ」を演じるためのスーツと靴に消えていきます。
それに加え、ママ友の子どもが新しい習いごとを始めれば、自分の子にも習わせたい。ママ友が子どもにブランド物の服を着せていれば、自分の子にも着せたい。ママ友の旦那さんが外車に乗っていれば、自分の夫も外車でなければダメ。
香織さんが目指す
「すてきな私」は、常にママ友との比較に基づいて定義されています。
ほかのママ友よりも“上”になれたら「すてきな私」になれる、という考え方。これこそ、
際限のないマウンティングの根底にあるものです。
この“無益な争い”を続けるための資金を
「子どものため」という名目で夫に出してもらおうとしますが、
妻の醜い部分が夫には透けて見え始めます。
「ほかのママに負けたくない」「自分のほうが上だと感じたい」…。こうした感情にとらわれている妻は、他人との比較によってしか幸せを感じられなくなっています。もっと言えば、他人を自分より“下”に見ることで感じる
優越感を「幸せ」と勘違いしています。そうして終わりのない無意味な競争に、自ら身を投じてゆくのです。
思い当たる節がないか、次のチェックテストで確認してみてください。
■「マウンティング系モンスター 見下しママ」度チェック
ここでは、あなたの「マウンティング系モンスター 見下しママ」度をチェックしてみましょう。以下の質問で、〇はいくつありますか?
1. 昔からクラスやグループ内ではボス的存在を目指してきた。
2. 自分のことを「みんなと同レベル」だと思われたくない。
3. 家庭に経済的余裕がないことは、恥ずかしいことだと思う。
4. 結婚相手、恋人を会社の格や収入で選んでしまう。
5. はやりものには人一倍敏感だ。
6. 「みんなに憧れられる自分」「みんなに一目置かれる自分」でいたい。
7. ママ友の住む地域や家が気になる。
8. ママ友の夫の職業や年収、車などが気になる。
9. 「自分より上」に見える人がいると、自分がその人より優れている点を即座に探し始める。
10. 自慢に聞こえないように、自分の優れた点をアピールするテクニックがバッチリ身についている。