ふつうは、漠然とした理想の彼氏像というものがあって、しかも理想がいくつもあって、どこから手をつけたらいいのか、漠然とわかっているようでわかっていない、ゆえに目的に応じた合理的な行動ができない、といったところでは?
■■ありのままの相手って、案外おもしろい生き物
ときどき「わたしは今の彼と出会ったとき『この人とは絶対につきあわないと思っていました』という人がいます。出会ったとき、彼は全然わたしのタイプではなかった、だから「この人とは絶対につきあわないと思っていた」ということです。
そういう人も、おそらくもれなく理想の彼氏像を掲げており、でもそれが、彼と話をしたり会ったりしているうちに崩れてきて「理想の彼氏像とはちがうけど、この彼とつきあってみたい」と思うようになった、ということでしょう。最初から「この彼は、わたしの理想の彼氏像に合致するかしないか」という視点でのみ相手を見ていたら、相手のいいところが見えてこないでしょう。相手のいいところを見ているようで、実際には見ていない。こういうことになりますよね。
こういうのって、食わず嫌いみたいなもので、非常にもったいない。たとえば「しいたけが嫌い」